TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025071264
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2025026472,2024099415
出願日2025-02-21,2014-09-11
発明の名称半導体装置
出願人株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類H10D 30/67 20250101AFI20250424BHJP()
要約【課題】欠陥準位密度の少ない酸化物半導体膜を成膜する。または、発明の一態様は、不
純物の濃度の少ない酸化物半導体膜を成膜する。酸化物半導体膜を用いた半導体装置など
において、電気特性を向上させる。
【解決手段】透過電子回折測定装置を用いて、一次元的に300nmの範囲で観察箇所を
変化させたとき、配向性を示す輝点を有する回折パターンが観察される割合が70%以上
100%未満である領域を含む金属酸化物膜を有する容量素子、抵抗素子、またはトラン
ジスタを備えた半導体装置である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の窒化物絶縁膜と、
前記第1の窒化物絶縁膜の上の第1の酸化物絶縁膜と、
前記第1の酸化物絶縁膜の上の金属酸化物膜と、
前記金属酸化物膜と電気的に接続された第1の導電膜と、
前記金属酸化物膜と電気的に接続された第2の導電膜と、
前記第1の導電膜の上、および前記第2の導電膜の上の第2の酸化物絶縁膜と、
前記第2の酸化物絶縁膜の上の第2の窒化物絶縁膜と、を有し、
前記金属酸化物膜は、透過電子回折測定装置を用いて、一次元的に300nmの範囲で観察箇所を変化させたとき、配向性を示す輝点を有する回折パターンが観察される割合が70%以上100%未満である領域を含む抵抗素子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物、方法、または、製造方法に関する。または、本発明は、プロセス、マシ
ン、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マター)に関する。特
に、本発明の一態様は、半導体装置、表示装置、発光装置、蓄電装置、記憶装置、それら
の駆動方法、または、それらの製造方法に関する。特に、酸化物半導体膜を有する容量素
子、抵抗素子、またはトランジスタを備えた半導体装置およびその作製方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置や発光表示装置に代表されるフラットパネルディスプレイの多くに用いら
れているトランジスタは、ガラス基板上に形成されたアモルファスシリコン、単結晶シリ
コンまたは多結晶シリコンなどのシリコン半導体によって構成されている。また、該シリ
コン半導体を用いたトランジスタは、集積回路(IC)などにも利用されている。
【0003】
近年、シリコン半導体に代わって、半導体特性を示す金属酸化物をトランジスタに用い
る技術が注目されている。なお、本明細書中では、半導体特性を示す金属酸化物を酸化物
半導体とよぶことにする。
【0004】
例えば、酸化物半導体として、ホモロガス相を有するInGaO

(ZnO)

(m:
自然数)が知られている(非特許文献1および非特許文献2参照。)。
【0005】
また、特許文献1には、ホモロガス化合物InMO

(ZnO)

(M=In、Fe、
Ga、またはAl、m=1以上50未満の整数)を用いた透明薄膜電界効果型トランジス
タが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2004-103957号公報
【非特許文献】
【0007】
M. Nakamura, N. Kimizuka, and T. Mohri、”The Phase Relations in the In2O3-Ga2ZnO4-ZnO System at 1350℃”、J. Solid State Chem.、1991、Vol.93, p.298-315
中村真佐樹、君塚昇、毛利尚彦、磯部光正、「ホモロガス相、InFeO3(ZnO)m(m:自然数)とその同型化合物の合成および結晶構造」、固体物理、1993年、Vol.28、No.5、p.317-327
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、酸化物半導体膜の結晶性が低いと、酸化物半導体膜に酸素欠損やダング
リングボンド等の欠陥が生じやすい。
【0009】
また、異なる組成のスパッタリングターゲットを用いて酸化物半導体膜を積層する場合
、それぞれの酸化物半導体膜において結晶性が異なると、積層された酸化物半導体膜の界
面において欠陥が生じてしまう。
【0010】
酸化物半導体膜に含まれる欠陥により、または欠陥と水素等と結合により、膜中にキャ
リアが生じてしまい、酸化物半導体膜の電気的特性が変化する恐れがある。また、酸化物
半導体膜に含まれる不純物は、キャリアトラップやキャリア発生源となる場合がある。こ
れらの結果、トランジスタの電気特性の不良に繋がると共に、経時変化やストレス試験(
例えば、BT(Bias-Temperature)ストレス試験、光BTストレス試験
等)において、トランジスタの電気特性、代表的にはしきい値電圧の変動量が増大するこ
との原因となり、信頼性が低減してしまう。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
集積回路の製造方法
21日前
個人
高性能逆導通半導体装置
14日前
学校法人東北学院
半導体装置
6日前
日亜化学工業株式会社
発光装置
21日前
サンケン電気株式会社
半導体装置
14日前
富士電機株式会社
半導体装置
15日前
富士電機株式会社
半導体装置
14日前
三菱電機株式会社
半導体装置
21日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
14日前
日亜化学工業株式会社
発光装置の製造方法
6日前
ローム株式会社
半導体装置
14日前
ローム株式会社
半導体装置
16日前
古河電気工業株式会社
熱電変換モジュール
17日前
ローム株式会社
半導体装置
6日前
豊田合成株式会社
発光装置
21日前
豊田合成株式会社
発光装置
21日前
豊田合成株式会社
発光装置
6日前
日本放送協会
磁性細線メモリ
7日前
株式会社カネカ
太陽電池の製造方法、および、太陽電池
今日
ウシオ電機株式会社
赤外LED素子
14日前
ローム株式会社
半導体装置、電子機器、車両
6日前
株式会社ジャパンディスプレイ
表示装置
7日前
個人
誘電エラストマデバイスの製造方法
8日前
株式会社ジャパンディスプレイ
表示装置
7日前
TOPPANホールディングス株式会社
発光素子
今日
豊田合成株式会社
発光素子および発光装置
10日前
artience株式会社
電界発光素子、表示装置および照明装置
14日前
豊田合成株式会社
縦型半導体装置の製造方法
8日前
富士電機株式会社
窒化物半導体装置の製造方法及び窒化物半導体装置
16日前
キヤノン株式会社
光電変換装置、移動体および機器
21日前
豊田合成株式会社
光デバイスおよびその製造方法
8日前
信越ポリマー株式会社
発光型電子部品およびその製造方法
14日前
国立大学法人神戸大学
中間バンドを用いた熱放射発電素子
21日前
株式会社東芝
半導体装置及び製造方法
21日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光素子
21日前
株式会社半導体エネルギー研究所
表示装置
8日前
続きを見る