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公開番号2025071569
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023181848
出願日2023-10-23
発明の名称遠心クラッチ装置
出願人株式会社エクセディ
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類F16D 43/10 20060101AFI20250428BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】振動の発生を抑制することができる遠心クラッチ装置を提供する。
【解決手段】遠心クラッチ装置は、第1回転部材、遠心子、第2回転部材、プレッシャプレート、受圧プレート、及びクラッチ部を備える。遠心子は、第1回転部材と一体的に回転する。第2回転部材は、第1回転部材と相対回転可能に配置される。プレッシャプレートは、第1回転部材と相対回転可能であり且つ軸方向に移動可能となるように配置される。プレッシャプレートは、軸方向において遠心子と第2回転部材との間に配置される。受圧プレートは、軸方向において第2回転部材とプレッシャプレートとの間に配置される。受圧プレートは、第1回転部材に固定される。クラッチ部は、プレッシャプレートと受圧プレートとの間に配置される。第1回転部材は、受圧プレートと径方向において当接する当接面を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1回転部材と、
前記第1回転部材と一体的に回転するように構成される遠心子と、
前記第1回転部材と相対回転可能に配置される第2回転部材と、
前記第1回転部材と相対回転可能であり且つ軸方向に移動可能となるように、軸方向において前記遠心子と前記第2回転部材との間に配置されるプレッシャプレートと、
軸方向において前記第2回転部材と前記プレッシャプレートとの間に配置され、前記第1回転部材に固定される受圧プレートと、
前記プレッシャプレートと前記受圧プレートとの間に配置されるクラッチ部と、
を備え、
前記第1回転部材は、前記受圧プレートと径方向において当接する当接面を有する、
遠心クラッチ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1回転部材と前記受圧プレートとを締結するボルトをさらに備え、
前記受圧プレートは、前記第1回転部材に向かって軸方向に延びる柱部を有し、
前記柱部は、軸方向に延びるネジ穴を有し、
前記ボルトは、前記ネジ穴に螺合し、
前記当接面は、前記柱部と当接する、
請求項1に記載の遠心クラッチ装置。
【請求項3】
前記当接面は、径方向内側を向いた状態で前記柱部と当接する、
請求項2に記載の遠心クラッチ装置。
【請求項4】
前記第1回転部材は、前記受圧プレートに向かって突出する突出部を有し、
前記柱部は、前記突出部を収容する凹部を有し、
前記突出部は、前記当接面を有する、
請求項2に記載の遠心クラッチ装置。
【請求項5】
前記プレッシャプレートと前記受圧プレートとの間に配置され、前記プレッシャプレートを前記受圧プレートから離れるように付勢する付勢部材をさらに備え、
前記第1回転部材は、複数の前記当接面を有し、
前記複数の当接面は、周方向において互いに間隔をあけて配置され、
前記付勢部材は、周方向において、隣り合う一対の当接面の間に配置される、
請求項1に記載の遠心クラッチ装置。
【請求項6】
前記当接面は、径方向視において、前記プレッシャプレートと重複する、
請求項1に記載の遠心クラッチ装置。
【請求項7】
前記遠心子は、遠心力を受けて前記プレッシャプレートを前記クラッチ部に向けて押圧するように構成される、
請求項1に記載の遠心クラッチ装置。
【請求項8】
前記プレッシャプレートが前記第1回転部材に対して前進回転方向に相対回転したとき、前記プレッシャプレートを前記クラッチ部に向けて移動させるように構成されるカム機構をさらに備える、
請求項1に記載のクラッチ装置。
【請求項9】
ワンウェイクラッチをさらに備え、
前記第2回転部材は、軸方向に延びるボス部を有し、
前記ワンウェイクラッチは、前記ボス部に対して径方向内側に配置され、
前記当接面は、前記ボス部に対して径方向外側に配置され、
前記当接面は、径方向視において前記ワンウェイクラッチと重複する、
請求項1に記載の遠心クラッチ装置。
【請求項10】
前記第1回転部材は、カム面を有し、
前記遠心子は、前記カム面上を移動するローラである、
請求項1に記載の遠心クラッチ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遠心クラッチ装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
遠心クラッチ装置は、駆動源の回転数が所定値以上になると、駆動源からのトルクを伝達するように構成されている。このような遠心クラッチ装置は、自動二輪車などに用いられる。例えば、特許文献1に記載の遠心クラッチ装置は、ドリブン軸と一体的に回転するスリーブハブを有している。スリーブハブが回転することによって、遠心ローラがドライブプレート及びドリブンプレートを押圧してトルクが伝達される状態となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-241804号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような遠心クラッチ装置において、第1回転部材に受圧プレートを固定する構成が考えられる。この構成において、遠心クラッチ装置が作動すると振動が発生するという問題があった。そこで、本発明の課題は、振動の発生を抑制することができる遠心クラッチ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様に係る遠心クラッチ装置は、第1回転部材、遠心子、第2回転部材、プレッシャプレート、受圧プレート、及びクラッチ部を備える。遠心子は、第1回転部材と一体的に回転するように構成される。第2回転部材は、第1回転部材と相対回転可能に配置される。プレッシャプレートは、第1回転部材と相対回転可能であり且つ軸方向に移動可能となるように配置される。プレッシャプレートは、軸方向において遠心子と第2回転部材との間に配置される。受圧プレートは、軸方向において第2回転部材とプレッシャプレートとの間に配置される。受圧プレートは、第1回転部材に固定される。クラッチ部は、プレッシャプレートと受圧プレートとの間に配置される。第1回転部材は、受圧プレートと径方向において当接する当接面を有する。
【0006】
本発明者らは、鋭意研究した結果、受圧プレートを第1回転部材に固定する際に、受圧プレートが第1回転部材に対して偏心した状態で固定され、その結果、遠心クラッチ装置の作動時に振動が発生することを見出した。そこで、第1態様に係る遠心クラッチ装置は、第1回転部材は、当接面を有している。この当接面が受圧プレートと径方向において当接するため、受圧プレートを第1回転部材に対して偏心することなく固定することができる。この結果、振動の発生を抑制することができる。
【0007】
第2態様に係る遠心クラッチ装置は、第1態様に係る遠心クラッチ装置において、ボルトをさらに備える。ボルトは、第1回転部材と受圧プレートとを締結する。受圧プレートは、第1回転部材に向かって軸方向に延びる柱部を有する。柱部は、軸方向に延びるネジ穴を有する。ボルトは、ネジ穴に螺合する。当接面は、柱部と当接する。
【0008】
第3態様に係る遠心クラッチ装置は、第2態様に係る遠心クラッチ装置において、次のように構成される。当接面は、径方向内側を向いた状態で柱部と当接する。
【0009】
第4態様に係る遠心クラッチ装置は、第2又は第3態様に係る遠心クラッチ装置において、次のように構成される。第1回転部材は、受圧プレートに向かって突出する突出部を有する。柱部は、突出部を収容する凹部を有する。突出部は、当接面を有する。
【0010】
第5態様に係る遠心クラッチ装置は、第1から第4態様のいずれかに係る遠心クラッチ装置において、付勢部材をさらに備える。付勢部材は、プレッシャプレートと受圧プレートとの間に配置される。付勢部材は、プレッシャプレートを受圧プレートから離れるように付勢する。第1回転部材は、複数の当接面を有する。複数の当接面は、周方向において互いに間隔をあけて配置される。付勢部材は、周方向において、隣り合う一対の当接面の間に配置される。
(【0011】以降は省略されています)

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