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公開番号2025071632
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023181963
出願日2023-10-23
発明の名称発電システムの制御方法、及び、発電システムの制御装置
出願人日産自動車株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類B60W 10/06 20060101AFI20250428BHJP(車両一般)
要約【課題】音振や、エンジンの過回転または逆回転を抑制できる発電システムの制御方法及び制御装置を提供する。
【解決手段】エンジン17と発電機18がダンパ19を介して接続され、発電機18の回転速度検出値ωGを回転速度指令値ωG *に追従させ、かつ、ダンパ19の振動が抑制されるように、発電機18のトルクTGを決定する回転速度制御器31を備える発電システムにおいて、エンジン17の作動状態を判定し、エンジン17の作動状態に応じて、回転速度制御器31の応答性を調整する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと発電機がダンパを介して接続され、前記発電機の回転速度検出値を回転速度指令値に追従させ、かつ、前記ダンパの振動が抑制されるように、前記発電機のトルクを決定する回転速度制御器を備える発電システムの制御方法であって、
前記エンジンの作動状態を判定し、
前記エンジンの作動状態に応じて、前記回転速度制御器の応答性を調整する、
発電システムの制御方法。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の発電システムの制御方法であって、
前記回転速度制御器は、
前記回転速度指令値に基づいて基本トルク指令値を演算し、かつ、
前記基本トルク指令値に基づいて、前記ダンパの振動を抑制する制振トルク指令値を演算し、
前記エンジンの作動状態に応じて、前記回転速度指令値の変動または前記回転速度検出値の変動に対する前記基本トルク指令値の応答性を調整する、
発電システムの制御方法。
【請求項3】
請求項2に記載の発電システムの制御方法であって、
前記回転速度制御器は、前記回転速度指令値に対する前記回転速度検出値の応答が1次遅れ応答となるように、前記基本トルク指令値である第1トルク指令値を演算し、
前記エンジンの作動状態に応じて、前記第1トルク指令値を演算するときに前記回転速度指令値及び前記回転速度検出値に乗じるゲインを変更することにより、前記第1トルク指令値の応答性を調整する、
発電システムの制御方法。
【請求項4】
請求項2に記載の発電システムの制御方法であって、
前記回転速度制御器は、
前記回転速度指令値に対する前記回転速度検出値の応答が1次遅れ応答となるように、前記基本トルク指令値である第1トルク指令値を演算し、
前記回転速度検出値に基づいて、前記発電機のトルクに重畳される外乱トルクを推定し、かつ、
前記第1トルク指令値から前記外乱トルクを低減した前記基本トルク指令値である第2トルク指令値を演算し、
前記エンジンの作動状態に応じて、前記外乱トルクの推定に用いるフィルタの時定数を変更することにより、前記第2トルク指令値の応答性を調整する、
発電システムの制御方法。
【請求項5】
請求項4に記載の発電システムの制御方法であって、
前記第2トルク指令値の応答性を調整するときに、前記フィルタを初期化する、
発電システムの制御方法。
【請求項6】
請求項2に記載の発電システムの制御方法であって、
前記回転速度制御器は、
前記回転速度指令値に対する前記回転速度検出値の応答が1次遅れ応答となるように、前記基本トルク指令値である第1トルク指令値を演算し、
前記回転速度検出値に基づいて、前記発電機のトルクに重畳される外乱トルクを推定し、かつ、
前記第1トルク指令値から前記外乱トルクを低減した前記基本トルク指令値である第2トルク指令値を演算し、
前記エンジンの作動状態に応じて、前記第1トルク指令値を演算するときに前記回転速度指令値及び前記回転速度検出値に乗じるゲインを変更することにより、前記第1トルク指令値の応答性を調整し、かつ、
前記エンジンの作動状態に応じて、前記外乱トルクを推定するフィルタの時定数を変更することにより、前記第2トルク指令値の応答性を調整する、
発電システムの制御方法。
【請求項7】
請求項1に記載の発電システムの制御方法であって、
前記発電機の前記回転速度指令値に基づいて、前記エンジンの作動状態を判定する、
発電システムの制御方法。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の発電システムの制御方法であって、
前記エンジンの作動状態として、前記エンジンを前記発電機によってクランキングする始動過渡状態、前記エンジンを燃焼させることが可能な燃焼可能状態、及び、前記エンジンの回転速度をゼロに向けて収束させる停止過渡状態を判定し、
前記エンジンの作動状態が、前記始動過渡状態、前記燃焼可能状態、または、前記停止過渡状態のいずれであるかに応じて、前記回転速度制御器の応答性を調整する、
発電システムの制御方法。
【請求項9】
請求項8に記載の発電システムの制御方法であって、
前記エンジンの作動状態が前記始動過渡状態であるときに、前記回転速度制御器の応答性を低下させる、
発電システムの制御方法。
【請求項10】
請求項8に記載の発電システムの制御方法であって、
前記エンジンの作動状態が前記燃焼可能状態であるときに、前記回転速度制御器の応答性を高める、
発電システムの制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンと発電機がダンパを介して接続された発電システムの制御方法及び制御装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、エンジンと発電機を実質的に直結した発電システムを搭載した車両において、制振制御を行う技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-74308号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年の車両が搭載する発電システムにおいては、弾性力が大きいダンパを介して、エンジンと発電機を接続する場合がある。このように、エンジンと発電機がダンパを介して接続された発電システムにおいて、従来と同様の制振制御を行うと問題が生じる。
【0005】
例えば、制振制御の応答性を高く設定していると、エンジン、発電機、及び、ダンパ等を接続するギヤの歯打ち(ガタ打ち)によって、騒音や振動(以下、音振という)が発生してしまう場合がある。
【0006】
一方、制振制御の応答性を低く設定すると、エンジンを燃焼させたときに、エンジンが過回転となってしまう場合がある。また、制振制御の応答性を低く設定しているときには、エンジンを停止させるときに、発電機がエンジンを逆回転させてしまう場合がある。
【0007】
そして、これらの問題点を一挙に解決するように、制振制御の応答性を予め設定しておくことは困難である。
【0008】
本発明は、エンジンと発電機がダンパを介して接続された発電システムにおいて、ダンパの振動を抑制する制振制御を行うときに、従来よりも、音振や、エンジンの過回転または逆回転を抑制できる発電システムの制御方法及び制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のある態様は、エンジンと発電機がダンパを介して接続され、発電機の回転速度検出値を回転速度指令値に追従させ、かつ、ダンパの振動が抑制されるように、発電機のトルクを決定する回転速度制御器を備える発電システムの制御方法である。この発電システムの制御方法では、エンジンの作動状態を判定し、エンジンの作動状態に応じて、回転速度制御器の応答性を調整する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、エンジンと発電機がダンパを介して接続された発電システムにおいて、ダンパの振動を抑制する制振制御を行うときに、従来よりも、音振や、エンジン17の過回転または逆回転を抑制できる発電システムの制御方法及び制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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