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公開番号2025072069
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182576
出願日2023-10-24
発明の名称車両用制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60W 20/50 20160101AFI20250430BHJP(車両一般)
要約【課題】システムメインリレーが溶着しているか否かをより適正に判定する。
【解決手段】車両のシステム停止指示がなされてモータが駆動停止するようにインバータを制御すると共にオフとなるようにシステムメインリレーを制御している場合において、DC/DCコンバータを駆動できない異常が発生していないときには、DC/DCコンバータを駆動して第2電力ラインの電圧に基づいてシステムメインリレーに溶着が発生しているか否かを判定し、DC/DCコンバータを駆動できない異常が発生しているときには、システム停止指示がなされた後の所定タイミングから所定時間を経過した後の第2電力ラインの電圧に基づいてシステムメインリレーに溶着が発生しているか否かを判定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンの出力軸に接続されるモータと、
前記モータを駆動するインバータと、
前記インバータを介して前記モータと電力をやりとりするバッテリと、
前記バッテリと前記インバータとを接続する第1電力ラインに取り付けられたシステムメインリレーと、
第2電力ラインを介して前記第1電力ラインの前記インバータと前記システムメインリレーとの間に接続され、前記第2電力ラインの電圧を変換して補機類に供給するDC/DCコンバータと、
を備える車両に用いられ、前記インバータと前記システムメインリレーと前記DC/DCコンバータとを制御する車両用制御装置であって、
前記車両のシステム停止指示がなされて前記モータが駆動停止するように前記インバータを制御すると共にオフとなるように前記システムメインリレーを制御している場合において、前記DC/DCコンバータを駆動できない異常が発生していないときには、前記DC/DCコンバータを駆動して前記第2電力ラインの電圧に基づいて前記システムメインリレーに溶着が発生しているか否かを判定し、前記DC/DCコンバータを駆動できない異常が発生しているときには、前記システム停止指示がなされた後の所定タイミングから所定時間を経過した後の前記第2電力ラインの電圧に基づいて前記システムメインリレーに溶着が発生しているか否かを判定する
車両用制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の車両用制御装置としては、エンジンにて駆動可能なモータ(交流モータ)と、モータを駆動するインバータと、インバータの電力ラインである第1電力ラインに接続されたバッテリ(直流電源)と、第1電力ラインに取り付けられたシステムメインリレーと、第1電力ラインに取り付けられたコンデンサと、を備える車両(ハイブリッド自動車)に用いられ、インバータとシステムメインリレーとを制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、システム停止指示がなされたときに、モータを駆動してコンデンサのディスチャージを実行する。そして、このディスチャージの期間において、システムメインリレーが溶着しているか否かを判定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-250335号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の車両用制御装置では、ディスチャージを実行できない異常が発生したときには、システムメインリレーが溶着しているか否かを判定することができない。そのため、ディスチャージを実行できない異常の発生時に、システムメインリレーが溶着しているか否かをより適正に判定することが重要な課題として認識されている。
【0005】
本開示の車両用制御装置は、システムメインリレーが溶着しているか否かをより適正に判定することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両用制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の車両用制御装置は、
エンジンの出力軸に接続されるモータと、
前記モータを駆動するインバータと、
前記インバータを介して前記モータと電力をやりとりするバッテリと、
前記バッテリと前記インバータとを接続する第1電力ラインに取り付けられたシステムメインリレーと、
第2電力ラインを介して前記第1電力ラインの前記インバータと前記システムメインリレーとの間に接続され、前記第2電力ラインの電圧を変換して補機類に供給するDC/DCコンバータと、
を備える車両に用いられ、前記インバータと前記システムメインリレーと前記DC/DCコンバータとを制御する車両用制御装置であって、
前記車両のシステム停止指示がなされて前記モータが駆動停止するように前記インバータを制御すると共にオフとなるように前記システムメインリレーを制御している場合において、前記DC/DCコンバータを駆動できない異常が発生していないときには、前記DC/DCコンバータを駆動して前記第2電力ラインの電圧に基づいて前記システムメインリレーに溶着が発生しているか否かを判定し、前記DC/DCコンバータを駆動できない異常が発生しているときには、前記システム停止指示がなされた後の所定タイミングから所定時間を経過した後の前記第2電力ラインの電圧に基づいて前記システムメインリレーに溶着が発生しているか否かを判定する
ことを要旨とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の車両用制御装置を搭載する車両が備える電気駆動系20の構成の概略を示す構成図である。
ECU60により実行される判定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の車両用制御装置を搭載する車両が備える電気駆動系20の構成の概略を示す構成図である。本実施形態の電気駆動系(回路)20は、車軸に連結された駆動軸に動力を出力するエンジンを備える車両に搭載され、図示するように、モータ32と、インバータ34と、高電圧バッテリ36と、DC/DCコンバータ50と、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)60とを備える。
【0010】
モータ32は、同期発電電動機として構成されており、回転子コアに永久磁石が埋め込まれた回転子と、固定子コアに三相コイルが巻回された固定子とを有する。このモータ32の回転子は、エンジンの出力軸に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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