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公開番号
2025073361
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184079
出願日
2023-10-26
発明の名称
吸音構造体、音響システム、および車両
出願人
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
代理人
IPTech弁理士法人
主分類
G10K
11/172 20060101AFI20250502BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】車両を構成する部材の機能や意匠への悪影響を抑えながら、車室内の音環境を改善する技術を提供する。
【解決手段】光透過性を有する透光板を備えた車両に設けられる吸音構造体10であって、開口部に相当する開口領域と、開口部に相当しない非開口領域とに区分され、かつ、光透過性を有する第1面部材20と、第1面部材に間隙を隔てて対向し、かつ光透過性を有する第2面部材30と、第1面部材と第2面部材との間に介在する側壁部材40と、を具備し、第1面部材と、第2面部材と、側壁部材とによって区画される空間が共振器11~14として機能する。共振器は、第1面部材のうち開口領域に対応する部分と非開口領域に対応する部分とによって区画され、当該開口領域は、当該非開口領域の中心に位置せず、吸音構造体は、第1面部材が車両の内部空間を向くように車両に設けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
光透過性を有する透光板を備えた車両に設けられる吸音構造体であって、
開口部に相当する開口領域と、前記開口部に相当しない非開口領域とに区分され、かつ光透過性を有する第1面部材と、
前記第1面部材に間隙を隔てて対向し、かつ光透過性を有する第2面部材と、
前記第1面部材と前記第2面部材との間に介在する側壁部材と
を具備し、
前記第1面部材と、前記第2面部材と、前記側壁部材とによって区画される空間が共振器として機能し、
前記共振器は、前記第1面部材のうち前記開口領域に対応する部分と前記非開口領域に対応する部分とによって区画され、当該開口領域は、当該非開口領域の中心に位置せず、
前記吸音構造体は、前記第1面部材が前記車両の内部空間を向き、かつ、前記透光板を透過する光の少なくとも一部が前記第1面部材を透過するように前記車両に設けられる、
吸音構造体。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記透光板は、前記車両の内部空間と前記車両の外部とを隔てる透明または半透明の部材である、
請求項1に記載の吸音構造体。
【請求項3】
前記開口領域の各々には、複数の穿孔が密集して形成されている、
請求項1に記載の吸音構造体。
【請求項4】
前記吸音構造体の吸音率が極大となる周波数をfとし、前記車両の室内長、室内幅、および室内高をそれぞれl、w、およびhとし、nを1以上の整数とした場合に、
前記周波数fが、
(n×340)/(l×5/2) < f < (n×340)/(l×3/2)、
(n×340)/(w×5/2) < f < (n×340)/(w×3/2)、および
(n×340)/(h×5/2) < f < (n×340)/(h×3/2)
の少なくともいずれかを満たす、
請求項1に記載の吸音構造体。
【請求項5】
前記側壁部材は光透過性を有する、請求項1に記載の吸音構造体。
【請求項6】
前記吸音構造体は、前記第2面部材が前記透光板に接するように前記車両に設けられる、請求項1に記載の吸音構造体。
【請求項7】
前記第2面部材が前記透光板を構成する、請求項1に記載の吸音構造体。
【請求項8】
前記第1面部材と、前記第2面部材と、前記側壁部材とが、複数の前記空間を区画し、当該複数の空間は、吸音特性の異なる複数の共振器として機能する、
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の吸音構造体。
【請求項9】
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の吸音構造体と、
前記車両の内部空間に伝播する音を放射するスピーカと
を具備する、音響システム。
【請求項10】
光透過性を有する透光板を備える車体と、
前記車体に設けられる吸音構造体と
を具備する車両であって、
前記吸音構造体は、
開口部に相当する開口領域と、前記開口部に相当しない非開口領域とに区分され、かつ光透過性を有する第1面部材と、
前記第1面部材に間隙を隔てて対向し、かつ光透過性を有する第2面部材と、
前記第1面部材と前記第2面部材との間に介在する側壁部材と
を具備し、
前記第1面部材と、前記第2面部材と、前記側壁部材とによって区画される空間が共振器として機能し、
前記共振器は、前記第1面部材のうち前記開口領域に対応する部分と前記非開口領域に対応する部分とによって区画され、当該開口領域は、当該非開口領域の中心に位置せず、
前記吸音構造体は、前記第1面部材が前記車両の内部空間を向き、かつ、前記透光板を透過する光の少なくとも一部が前記第1面部材を透過するように前記車両に設けられる、
車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、吸音構造体、音響システム、および車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
車室内の騒音を低減することで、車両の乗員の乗車体験の改善が期待できる。
特許文献1には、定在波を抑制し、音環境を改善することことを企図し、車室内に吸音構造体を設置する技術的思想について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-015207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車体のうち、音の吸収率が低い(換言すれば、音の反射率が高い)部材で構成された部位(例えば、窓ガラス)に吸音構造体を設けることで、車室内の騒音を効果的に低減することが期待される。しかしながら、吸音構造体を設けることで、設置部位を構成する部材の機能(例えば、光透過機能)や意匠が損われるおそれがある。
【0005】
本開示の目的は、車両を構成する部材の機能や意匠への悪影響を抑えながら、車室内の音環境を改善する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様の吸音構造体は、光透過性を有する透光板を備えた車両に設けられる吸音構造体である。吸音構造体は、開口部に相当する開口領域と、開口部に相当しない非開口領域とに区分され、かつ光透過性を有する第1面部材と、第1面部材に間隙を隔てて対向し、かつ光透過性を有する第2面部材と、第1面部材と第2面部材との間に介在する側壁部材とを具備し、第1面部材と、第2面部材と、側壁部材とによって区画される空間が共振器として機能し、共振器は、第1面部材のうち開口領域に対応する部分と非開口領域に対応する部分とによって区画され、当該開口領域は、当該非開口領域の中心に位置せず、吸音構造体は、第1面部材が車両の内部空間を向き、かつ、前記透光板を透過する光の少なくとも一部が前記第1面部材を透過するように車両に設けられる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態の吸音構造体の正面図である。
本実施形態の吸音構造体の斜視図である。
本実施形態の吸音構造体を構成する共振器の斜視図である。
本実施形態の吸音構造体を構成する共振器の斜視図である。
本実施形態の吸音構造体を構成する共振器の斜視図である。
本実施形態の吸音構造体を構成する共振器の斜視図である。
本実施形態の吸音構造体の設置例を示す図である。
本実施形態の吸音構造体が設置される車室をSL方向およびU方向から見た図である。
本実施形態の吸音構造体が設置されない場合に、車室に生じる定在波を概念的に示す図である。
本実施形態の吸音構造体が設置されている場合に、車室に生じる定在波を概念的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0009】
(1)吸音構造体の構成
(1-1)吸音構造体の基本構成
本実施形態の吸音構造体の基本構成について説明する。図1は、本実施形態の吸音構造体の正面図である。図2は、本実施形態の吸音構造体の斜視図である。図3は、本実施形態の吸音構造体を構成する共振器の斜視図である。図4は、本実施形態の吸音構造体を構成する共振器の斜視図である。図5は、本実施形態の吸音構造体を構成する共振器の斜視図である。図6は、本実施形態の吸音構造体を構成する共振器の斜視図である。
【0010】
本実施形態の吸音構造体は、当該吸音構造体の正面に向かって進む音波のエネルギーを他のエネルギーに変換したり打ち消したりすることで反射音及び透過音の音圧を低減する吸音効果を有する、特定の吸音構造を備える吸音部材である。
(【0011】以降は省略されています)
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