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公開番号2025073613
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184543
出願日2023-10-27
発明の名称液体吐出装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類B41J 2/165 20060101AFI20250502BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】液体吐出装置において、ユーザによる信号の入力に基づいて、検査用信号出力部が故障していることを検出する。
【解決手段】記録処理(S101)の後に、記録結果入力画面表示処理を実行して、記録結果が良好か不良かを選択させるための記録結果入力画面を表示させる(S102)。記録処理の後第1時間が経過するまでの間に記録結果信号を受信したときに(S103:YES)、記録結果が良好であり、且つ、ノズル検査での異常ノズルの数Nが所定数Na以上の場合、および、記録結果が不良であり、且つ、ノズル検査での異常ノズルの数Nが所定数Na未満の場合(S104:NO、且つ、S105:NO)、検査故障画面表示処理を実行して、ノズル検査部の交換を促す検査故障画面を表示させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数のノズルを有するヘッドと、
前記ヘッドにおいて前記ノズルから液体を吐出させるための検査用駆動が行われたときに、前記ノズルにおいて液体の吐出に異常があるか否かに応じた検査用信号を出力する検査用信号出力部と、
ユーザに操作された際に所定信号を送信可能な操作部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記複数のノズルの各々について、前記ヘッドに前記検査用駆動を行わせ、検査用信号出力部から出力された前記検査用信号に基づいて前記ノズルにおいて液体の吐出に異常があるか否かについての検査情報を取得する検査処理を実行し、
前記所定信号を受信したという条件を含む所定条件を満たしたときに、前記検査用信号出力部が故障していることを示す故障信号を出力することを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
表示部、を備え、
前記故障信号は、前記検査用信号出力部の交換を促す画面を前記表示部に表示させるための信号であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
記憶部、を備え、
前記所定信号は、ユーザが前記操作部を操作して送信した前記ヘッドが前記複数のノズルから被吐出媒体に液体を吐出する吐出動作の結果についての信号であり、
前記制御部は、
前記検査処理において、取得した前記検査情報を前記記憶部に記憶させ、
前記ヘッドに前記吐出動作を行わせ、
前記吐出動作の後第1時間が経過するまでに前記所定信号を受信したという条件と、前記記憶部に記憶された前記検査情報についての条件とを含む前記所定条件を満たすときに、前記故障信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
表示部、を備え、
前記所定信号は、ユーザが前記操作部を操作して送信した前記ヘッドが前記複数のノズルから被吐出媒体に液体を吐出する吐出動作の結果についての信号であり、
前記制御部は、
前記ヘッドに前記吐出動作を行わせ、
前記吐出動作後に、前記所定信号の送信が可能であることを示す画面を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記検査処理の後第2時間が経過するまでに前記所定信号を受信したという条件を含む前記所定条件を満たしたときに前記故障信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
記憶部、を備え、
前記制御部は、
前記検査処理において、取得した前記検査情報を前記記憶部に記憶させ、
前記検査処理の後、前記第2時間が経過するまでに前記所定信号を受信したという条件と、前記記憶部に記憶された前記検査情報についての第1条件とを含む前記所定条件を満たすときに、前記故障信号を出力することを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記所定信号は、前記ノズルを回復させるための回復動作を行うことを指示する信号であり、
前記制御部は、
前記検査処理の後、前記第2時間が経過するまでに前記所定信号を受信したという条件と、前記記憶部に記憶された前記検査情報についての前記第1条件とは異なる第2条件とを満たすときに、前記回復動作を行わせることを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
表示部、を備え、
前記制御部は、
前記検査処理の後に、前記所定信号の送信が可能であることを示す画面を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
表示部と、
記憶部と、を備え、
前記所定信号は、ユーザが前記操作部を操作して送信した前記ヘッドが前記複数のノズルから被吐出媒体に液体を吐出する吐出動作の結果についての信号であり、
前記制御部は、
前記検査処理において、取得した前記検査情報を前記記憶部に記憶させ、
前記ヘッドに前記吐出動作を行わせ、
前記吐出動作の後に、前記所定信号の送信が可能であることを示す画面を前記表示部に表示させ、
前記記憶部に記憶されている前記検査情報が、前記所定信号を受信することに対応しないことを示している状態で前記所定信号を受信したという条件を含む前記所定条件を満たしたときに、前記故障信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
表示部と、
記憶部と、を備え、
前記所定信号は、ユーザが前記操作部を操作して送信した前記ヘッドが前記複数のノズルから被吐出媒体に液体を吐出する吐出動作の結果についての信号であり、
前記制御部は、
前記検査処理において、取得した前記検査情報を前記記憶部に記憶させ、
前記ヘッドに前記吐出動作を行わせ、
前記吐出動作の後に、前記検査情報の内容と、前記所定信号の送信が可能であることと、を示す画面を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
ノズルから液体を吐出する液体吐出装置の一例として、特許文献1には、ノズルからインクを吐出して記録を行うプリンタが記載されている。特許文献1に記載のプリンタは、ノズルにおいてインクの吐出に異常があるか否かに応じた信号を出力する検査用信号出力部を備えている。この検査用信号出力部は、キャップ内に配置された電極、電極に高電圧を印加する高電圧電源、電極の電圧変化に応じた信号を出力する信号処理回路などを有する。そして、特許文献1に記載のプリンタでは、インクジェットヘッドにノズルから電極に向けてインクを吐出させるための検査用駆動を行わせ、このときに検査用信号出力部から出力される信号の値に基づいて、ノズルにおいてインクの吐出に異常があるか否かを検査する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-131463号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1では、上記検査用信号出力部が故障している場合、検査用信号出力部から出力される信号が、ノズルにおいてインクの吐出に異常があるか否かを正確に示さないことがある。そのため、特許文献1に記載の記録装置では、検査用信号出力部が故障していることを検出することが求められる。
【0005】
本発明の目的は、ユーザによる信号の入力に基づいて、検査用信号出力部が故障していることを検出することが可能な液体吐出装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の液体吐出装置は、複数のノズルを有するヘッドと、前記ヘッドにおいて前記ノズルから液体を吐出させるための検査用駆動が行われたときに、前記ノズルにおいて液体の吐出に異常があるか否かに応じた検査用信号を出力する検査用信号出力部と、ユーザに操作された際に所定信号を送信可能な操作部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記複数のノズルの各々について、前記ヘッドに前記検査用駆動を行わせ、検査用信号出力部から出力された前記検査用信号に基づいて前記ノズルにおいて液体の吐出に異常があるか否かについての検査情報を取得する検査処理を実行し、前記所定信号を受信したという条件を含む所定条件を満たしたときに、前記検査用信号出力部が故障していることを示す故障信号を出力する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、ユーザの操作によって操作部から送信された所定信号を受信したことを含む所定条件を満たしたときに、故障信号を出力する。これにより、ユーザが入力した信号に基づいて、検査用信号出力部が故障していることを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態のプリンタの概略構成図である。
キャップ内に配置された電極およびこの電極に電圧を印加するための構成を説明するための図である。
(a)はノズルが正常である場合に信号処理回路から出力される信号を説明するための図であり、(b)はノズルに吐出量異常がある場合に信号処理回路から出力される信号を説明するための図である。
プリンタの電気的構成を示すブロック図である。
記録指示信号を受信したときの処理の流れを示すフローチャートである。
(a)は記録結果入力画面を説明するための図であり、(b)は検査部故障画面を説明するための図である。
(a)は記録不良入力画面を表示させる例において、記録指示信号を受信したときの処理の流れを示すフローチャートであり、(b)は記録不良入力画面を説明するための図である。
(a)は記録処理後第1時間が経過するまでにクリーニング指示信号を受信したときに故障信号を出力する例において、記録指示信号を受信したときの処理の流れを示すフローチャートであり、(b)はヘッド故障画面を説明するための図である。
検査処理後第2時間が経過する前に記録結果信号を受信したことを含む所定条件を満たしたときに故障信号を出力する例において、記録指示信号を受信したときの処理の流れを示すフローチャートである。
検査処理後第2時間が経過する前に記録不良信号を受信したことを含む所定条件を満たしたときに故障信号を出力する例において、記録指示信号を受信したときの処理の流れを示すフローチャートである。
検査処理での異常ノズルの数が少なく、検査処理後第2時間が経過する前にクリーニング指示信号を受信したときに故障信号を出力する例において、検査指示信号を受信したときの処理の流れを示すフローチャートである。
検査処理後第2時間が経過するまでにクリーニング指示信号を受信し、且つ、検査処理での異常ノズルの数が多い場合に故障信号を出力する例において、検査指示信号を受信したときの処理の流れを示すフローチャートである。
入力された記録結果信号が検査情報と矛盾する場合に故障信号を出力する例において、記録指示信号を受信したときの処理の流れを示すフローチャートである。
(a)は検査情報が記録結果と矛盾することを示す信号が入力されたときに故障信号を出力する例において、記録指示信号を受信したときの処理の流れを示すフローチャートである。(b)は検査情報における異常ノズルの数が少ないときの検査判断入力画面を説明するための図であり、(c)は検査情報における異常ノズルの数が多いときの検査判断入力画面を説明するための図である。
(a)は検査情報とチェックパターンの記録結果とが合致しない場合に故障信号を出力する例における、チェックパターンの記録指示信号を受信したときの処理の流れを示すフローチャートであり、(b)は検査判断入力画面を説明するための図である。
ユーザが吐出検査部の故障自体を判断する例における、故障入力画面を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。
【0010】
<プリンタの全体構成>
図1に示すように、本実施形態に係るプリンタ1は、キャリッジ2、インクジェットヘッド4、プラテン5、搬送ローラ6,7、メンテナンスユニット8などを備えている。なお、本実施形態では、プリンタ1が、本発明の「液体吐出装置」に相当する。また、インクジェットヘッド4が本発明の「ヘッド」に相当する。
(【0011】以降は省略されています)

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