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公開番号
2025074067
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2024188580
出願日
2024-10-25
発明の名称
電気機械式ブレーキおよびそのための係止装置
出願人
ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
,
ROBERT BOSCH GMBH
代理人
アインゼル・フェリックス=ラインハルト
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16D
63/00 20060101AFI20250502BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】電気機械式ブレーキおよびそのための係止装置を提供する。
【解決手段】係止装置は、ブラケットと、回転レバー81であって、回転レバーは、電気機械式ブレーキのラチェット33と連動するための動作端811を備え、回転レバーは、回転シャフトを通してブラケットに接続され、その結果、回転レバーは、回転シャフトを回転軸として、アイドル位置と作業位置との間で回転することができる、回転レバーと、電磁石82であって、電磁石が回転レバーの作用端に作用し、それによって、回転レバーをアイドル位置から作業位置に回転させる。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
電気機械式ブレーキ用の係止装置であって、前記係止装置が、
ブラケットと、
回転レバー(81)であって、前記回転レバー(81)は、前記電気機械式ブレーキのラチェット(33)と連動するための動作端(811)を備え、前記回転レバー(81)は、回転シャフト(83)を通して前記ブラケットに接続され、その結果、前記回転レバー(81)は、回転軸として前記回転シャフト(83)を有するアイドル位置と作業位置との間で回転することができる、回転レバー(81)と、
電磁石(82)であって、前記電磁石(82)が前記回転レバー(81)の作用端(819)に作用し、それによって前記回転レバー(81)を前記アイドル位置から前記作業位置に回転させる、電磁石と、
リセット部材であって、前記リセット部材は、前記回転レバー(81)を前記作業位置から前記アイドル位置に戻す、リセット部材とを備え、
前記係止装置は、前記回転レバー(81)の前記動作端(811)の移動距離cが、前記アイドル位置から前記作業位置への前記回転レバー(81)の前記移動中に、前記回転レバー(81)の前記作用端(819)の移動距離dの3倍超であり、任意選択的に、前記回転レバー(81)の前記動作端(811)の前記移動距離cが、前記回転レバー(81)の前記作用端(819)の前記移動距離dの5倍超であるように構成される、係止装置。
続きを表示(約 3,500 文字)
【請求項2】
前記動作端(811)は、前記回転シャフト(83)と一致するシャフト穴(810)の第1の側面上に位置し、前記回転レバー(81)は、前記第1の側面とは反対側の前記シャフト穴(810)の第2の側面上に位置するカウンターウェイト部分(818)をさらに備え、前記回転レバー(81)の重心が前記シャフト穴(810)の近くにあるように、任意選択的に、前記回転レバー(81)の前記重心から前記シャフト穴(810)までの距離は、1cm未満である、請求項1に記載の係止装置。
【請求項3】
前記カウンターウェイト部分(818)は、前記作用端(819)上に配置され、または前記回転レバー(81)は、前記シャフト穴(810)から三つの方向に沿って延在する第1のアーム(812)、第2のアーム(813)および第3のアーム(814)とを備え、前記第1のアーム(812)、前記第2のアーム(813)および前記第3のアーム(814)の端部が、それぞれ、前記動作端(811)、前記作用端(819)および前記カウンターウェイト部分(818)として構成され、前記動作端(811)、前記動作端(819)および/または前記カウンターウェイト部分(818)は、軸方向に沿って延在する軸方向延長部を有する、請求項2に記載の係止装置。
【請求項4】
前記動作端(811)から前記回転シャフト(83)までの最大距離が、前記カウンターウェイト部分(818)から前記回転シャフト(83)までの最大距離の3倍超であり、任意選択的に、前記動作端(811)から前記回転シャフト(83)までの最大距離が、前記カウンターウェイト部分(818)から前記回転シャフト(83)までの前記最大距離の5倍超である、請求項1に記載の係止装置。
【請求項5】
前記ブラケットが別個の係止装置ハウジング(89)であり、前記回転レバー(81)が前記回転シャフト(83)を通して前記係止装置ハウジング(89)に接続され、前記係止装置ハウジング(89)は、前記電磁石(82)を収容するための第1の空洞(891)と、前記回転シャフト(83)、前記回転レバー(81)および前記リセット部材を収容するための第2の空洞(890)とを備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の係止装置。
【請求項6】
前記第1の空洞(891)は、前記電磁石(82)の形状と一致するように構成され、前記第1の空洞(891)および前記第2の空洞(890)は、中間壁(8970)によって離間しており、前記中間壁(8970)は、前記電磁石(82)の実行端(821)が通過することを可能にする穴(897)を有し、前記第2の空洞(890)は、対向する壁(893、894)を備え、前記回転シャフト(83)は、前記対向する壁(893、894)の取り付け穴(892)に接続され、前記回転レバー(81)は、篩い分けモードで前記回転シャフト(83)上に配設され、およびワッシャー(931、932)は、前記回転レバー(81)と前記対向する壁(893、894)との間に配設され、前記回転レバー(81)を軸方向に制限する、請求項5に記載の係止装置。
【請求項7】
前記リセット部材は、折り畳みばね(843)であり、前記対向する壁(893、894)から延在するピン(899)上に取り付けられ、前記折り畳みばね(843)は、第1のピンに接続された第1の端(844)を備え、前記第2のピンをバイパスする屈曲部(845)と、前記回転レバーに接続された第2の端(846)と、前記係止装置(8)は、前記対向する壁(893、894)から延在するバンキングピン(85)をさらに備え、前記バンキングピン(85)は、前記回転レバー(81)が前記作業位置から前記アイドル位置に戻るときに、前記回転レバー(81)を制限するように構成され、前記バンキングピン(85)は、クッションカラー(851)で巻かれている、請求項5に記載の係止装置。
【請求項8】
前記ブラケットは、前記電気機械式ブレーキの前記メインモジュール(3)の端部キャップ(39)を形成し、前記端部キャップ(39)は、電磁石(82)を含む追加的な収容空洞(391)を有し、前記電磁石(82)が前記追加的な収容空洞(391)内に配置され、前記回転レバー(81)の前記回転シャフト(83)の一端が、前記端部キャップの前記穴(392)内に配置され、前記回転レバー(81)は、前記回転シャフト(83)に回転方向に固定され、前記リセット部材は、前記回転シャフト(83)上に配置されたねじりばね(84)であり、前記ねじりばね(84)の第1の端(841)が、前記回転レバーのフック部分(817)に当接し、前記ねじりばねの第2の端(842)が固定されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の係止装置。
【請求項9】
電気機械式ブレーキであって、前記電気機械式ブレーキは、
ブレーキモータ(1)と、
前記ブレーキモータと連結されたスピンドル(301)であって、前記スピンドル(301)は、前記ブレーキモータによって駆動されて第1の方向に沿って回転し、ブレーキモジュール(5)を駆動してブレーキ動作を実施し、ラチェット(33)が前記スピンドル(301)上に固定して配置される、スピンドル(301)と、
請求項1~5のいずれか一項に記載の係止装置(8)であって、前記動作端(811)は、前記係止装置(8)の前記回転レバーが前記アイドル位置にあるときに前記ラチェット(33)から分離され、前記動作端(811)は、前記係止装置(8)の前記回転レバーが前記作業位置にあるときに前記ラチェット(33)と連動する、係止装置(8)と、
前記回転レバーの前記ラチェット(33)および前記動作端(811)は、前記作業位置にあるときに、前記動作端(811)が前記ラチェット(33)と相互作用して、前記ラチェット(33)が前記第1の方向と反対の第2の方向に沿って回転することを防止し、前記回転レバー(81)が前記アイドル位置に向かって回転することを防止するように配置される、電気機械式ブレーキ。
【請求項10】
前記スピンドル(301)は、前端(302)および反対側の後端(303)を備え、前記スピンドルの前記前端(302)は、ボールねじナット機構(304)を通して前記ブレーキモジュール(5)に連結され、前記ラチェット(33)は、前記スピンドル(301)の前記後端(303)に固定して取り付けられ、ウォームギア(32)が、前記スピンドル(301)の前記前端(302)と前記後端(303)との間の中間セクションに固定して配置され、前記ブレーキモータ(1)の出力シャフト(11)が、前記スピンドル(301)上の前記ウォームギア(32)と噛み合ったウォームとして構成され、
前記電気機械式ブレーキは、ブレーキモータ(1)と、メインモジュール(3)と、ブレーキモジュール(5)と、電子制御ユニット(4)とを備え、前記メインモジュール(3)は、メインハウジング(31)および端部キャップ(39)を備え、前記スピンドル(301)と、前記ボールねじナット機構(304)と、前記ラチェット(33)と、前記ウォームギア(32)と、前記係止装置(8)は、前記メインハウジング(31)と前記端部キャップ(39)との間に収容され、前記メインハウジング(31)の第1の端が、前記ブレーキモジュール(5)に接続され、前記第1の端に対向する前記メインハウジング(31)の第2の端が、前記端部キャップ(39)によって閉じられ、前記ブレーキモータ(1)および前記電子制御ユニット(4)は、前記メインハウジング(31)の二つの対向する側面から前記メインハウジング(31)に接続され、
前記係止装置(8)は、あらかじめ組み立てられ、次いで前記メインハウジング(31)に取り付けられ、前記係止装置(8)の係止装置ハウジング(89)は、前記メインハウジング(31)と合致する制限的特徴を備え、前記係止装置ハウジング(89)は、前記メインハウジング(31)の壁を通過するボルト(91)と接続されるボルト穴(896)をさらに備える、請求項9に記載の電気機械式ブレーキ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両ブレーキ装置の分野に関し、より具体的には、電気機械式ブレーキおよびそのための係止装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電気機械式ブレーキは、ブレーキングのためにブレーキキャリパを作動させる電気モータを利用するデバイスである。従来の液圧ブレーキシステムと比較して、電気機械式ブレーキは、迅速な応答、単純な構造、およびメンテナンスの容易さなどの利点を提供する。車両電動化および車両インテリジェンスの発展に伴い、電気制御システムとの統合性により電気機械式ブレーキは、ブレーキングシステムの開発のトレンドとなってきた。電気機械式ブレーキは車両ハブ内に配置されるため、電気機械式ブレーキの設計において、コンパクトさと機能性のバランスをとることは課題である。
【0003】
従来の油圧ブレーキシステムでは、ブレーキシリンダ内の油圧はハンドブレーキまたはフットブレーキによって維持され、それによって駐車ブレーキを実現している。電気機械式ブレーキについては、駐車ブレーキ機能を達成するために、駐車係止装置が一般的に構成され、例えば、電磁アクチュエータによって駆動されるピンは、ブレーキをロックするための伝達機構に干渉するが、こうしたシステムは、車両が駐車されている時に電磁アクチュエータの電源を入れたままにする必要があり、これは電磁アクチュエータが故障した時にブレーキパーキングの不具合につながる場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願は、先行技術に存在する課題を解決するか、または少なくとも軽減することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一つの態様では、電気機械式ブレーキのための係止装置が提供され、係止装置は、
ブラケットと、
回転レバーであって、回転レバーが、電気機械式ブレーキのラチェットと連動するための動作端を備え、回転レバーが、回転シャフトを通してブラケットに接続され、その結果、回転レバーが、回転軸として回転シャフトを有するアイドル位置と作業位置との間で回転することができる、回転レバーと、
電磁石であって、電磁石が回転レバーの作用端に作用し、それによって回転レバーをアイドル位置から作業位置に回転させる、電磁石と、
リセット部材であって、リセット部材が、回転レバーを作業位置からアイドル位置に戻す、リセット部材とを備え、
係止装置は、回転レバーの動作端の移動距離cが、アイドル位置から作業位置への回転レバーの移動中に、作用端の移動距離dの3倍超であり、任意選択的に、回転レバーの動作端の移動距離cが、作用端の移動距離dの5倍超であるように構成される。
【0006】
任意選択的に、係止装置の一実施例では、動作端は、回転シャフトの第1の側面上に位置し、回転レバーは、回転レバーの重心が回転シャフトの近くにあるように、第1の側面とは反対側の回転シャフトの第2の側面上に位置するカウンターウェイト部分をさらに含む。
【0007】
任意選択的に、係止装置の一実施例では、回転レバーの重心から回転シャフトまでの距離は、1cm未満である。
【0008】
任意選択的に、係止装置の一実施例では、カウンターウェイト部分は、作用端上に配置されるか、または回転レバーは、シャフト穴から三つの方向に沿って延在する第1のアーム、第2のアーム、および第3のアームを備え、第1のアーム、第2のアーム、および第3のアームの端部は、それぞれ、動作端、作用端、およびカウンターウェイト部分として構成される。
【0009】
任意選択的に、係止装置の一実施例では、動作端、作用端、および/またはカウンターウェイト部分は、軸方向に延在する延長部を有する。
【0010】
任意選択的に、係止装置の一実施例では、回転シャフトへの動作端の最大距離は、カウンターウェイト部分から回転シャフトへの最大距離の3倍超である。
(【0011】以降は省略されています)
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