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公開番号2025075481
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186679
出願日2023-10-31
発明の名称車両のドア制御システム
出願人スズキ株式会社,株式会社東海理化電機製作所,BOLDLY株式会社,順風路株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 50/40 20240101AFI20250508BHJP(計算;計数)
要約【課題】車両に対し簡易な情報のやり取りで車両のドアの開閉を制御する車両のドア制御システムを提供する。
【解決手段】複数の停留地点を有する運行経路に沿って自律走行可能な車両のドア制御システムにおいて、デジタルキーは、情報端末と車両制御装置との通信が可能であり、かつ、現在時刻が出発時刻に基づく第1時刻と到着時刻に基づく第2時刻の間であるアクティブ条件が成立する場合にアクティブ状態となり、アクティブ条件が不成立の場合にノンアクティブ状態となる。車両制御装置は、車両が乗車停留地点に到着しかつ情報端末からデジタルキーがアクティブ状態であることを示す情報を受信すると、ドアを開制御し、乗車停留地点において所定の乗車完了条件が成立するとドアを閉制御し、車両が降車停留地点に到着するとドアを開制御し、降車停留地点においてデジタルキーがアクティブ状態からノンアクティブ状態に切り替わるとドアを閉制御する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の停留地点を有する運行経路に沿って自律走行可能な車両のドア制御システムであって、
前記車両のドアを開閉するためのデジタルキーとして動作可能な情報端末と、
前記車両に搭載された車両制御装置であって、前記複数の停留地点のうちユーザが前記車両に乗車する乗車停留地点と前記乗車停留地点の出発時刻、および前記複数の停留地点のうち前記ユーザが前記車両から降車する降車停留地点と前記降車停留地点の到着時刻を含む予約情報と、前記情報端末から送信される前記デジタルキーの情報とに基づいて、前記車両のドアを自動で開閉するように構成された車両制御装置と
を備え、
前記デジタルキーは、(i)前記情報端末と前記車両制御装置との通信が可能であり、かつ(ii)現在時刻が前記出発時刻に基づく第1時刻と前記到着時刻に基づく第2時刻の間である、アクティブ条件が成立する場合に、アクティブ状態となり、前記アクティブ条件が不成立の場合に、ノンアクティブ状態となるように構成され、
前記車両制御装置は、前記車両が前記乗車停留地点に到着し、かつ前記情報端末から前記デジタルキーがアクティブ状態であることを示す情報を受信すると、前記ドアを開制御し、前記乗車停留地点において所定の乗車完了条件が成立すると前記ドアを閉制御するように構成され、
前記車両制御装置は、前記車両が前記降車停留地点に到着すると前記ドアを開制御し、前記降車停留地点において前記デジタルキーがアクティブ状態からノンアクティブ状態に切り替わると前記ドアを閉制御するように構成されている、車両のドア制御システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記車両制御装置は、前記降車停留地点において前記ドアを開制御した後、アクティブ状態であった前記デジタルキーがノンアクティブ状態に切り替わった状態で、当該降車停留地点を乗車停留地点とするデジタルキーがアクティブ状態であることを示す情報を受信すると、前記ドアを開いた状態に保持し、その後、前記所定の乗車完了条件が成立すると前記ドアを閉制御するように構成されている、請求項1に記載の車両のドア制御システム。
【請求項3】
前記運行経路は、前記複数の停留地点を含む始発停留地点から終着停留地点までの第1サービス区間と、前記第1サービス区間の前記終着停留地点を始発停留地点とする第2サービス区間とを含み、
前記車両制御装置は、前記降車停留地点において前記ドアを開制御した後、当該降車停留地点が前記第1サービス区間の終着停留地点である場合、前記運行経路を前記第1サービス区間から前記第2サービス区間に更新し、前記第2サービス区間の始発停留地点を乗車停留地点とするデジタルキーがアクティブ状態であることを示す情報を受信すると、前記ドアを開いた状態に保持し、その後、前記所定の乗車完了条件が成立すると前記ドアを閉制御するように構成されている、請求項2に記載の車両のドア制御システム。
【請求項4】
前記第1時刻は、前記出発時刻よりも所定時間だけ早い時刻に設定され、前記第2時刻は、前記到着時刻よりも所定時間だけ遅い時刻に設定されている、請求項1に記載の車両のドア制御システム。
【請求項5】
前記情報端末および前記車両制御装置と通信可能なサーバをさらに備え、
前記サーバは、前記情報端末から前記予約情報を受信する受信部と、前記予約情報に基づいて前記デジタルキーを生成するデジタルキー生成部と、前記予約情報を前記車両制御装置へ送信するとともに、前記デジタルキーを前記情報端末へ送信する送信部とを有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の車両のドア制御システム。
【請求項6】
前記車両制御装置は、前記車両に乗車している全てのユーザが着座している場合、または前記車両に乗車している全てのユーザがシートベルトを装着している場合に、前記所定の乗車完了条件が成立したと判定する、請求項1に記載の車両のドア制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自律走行可能な車両のドア制御システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ユーザ端末からの配車リクエストに基づいて自動運転車両などの配車を行う配車サービスにおいて、予約者識別情報と乗員識別情報とを比較した結果に基づいて、車両のドアを開く制御を行う技術が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-18762号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の装置においては、予約者を一意に識別するための予約者識別情報と、配車車両に乗車する乗員を一意に識別する乗員識別情報とを、配車車両に搭載された車両用認証装置において比較するように構成されており、ユーザ端末と車両用認証装置との間で個人情報の送受信が必要となる。したがって、個人情報保護の観点からセキュリティを担保するための対策が必要となり、ドア制御システムの開発コストが増加してしまう可能性がある。
【0005】
本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両に対する簡易な情報の送受信で車両のドアの開閉を制御することができる車両のドア制御システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、複数の停留地点を有する運行経路に沿って自律走行可能な車両のドア制御システムは、前記車両のドアを開閉するためのデジタルキーとして動作可能な情報端末と、前記車両に搭載された車両制御装置であって、前記複数の停留地点のうちユーザが前記車両に乗車する乗車停留地点と前記乗車停留地点の出発時刻、および前記複数の停留地点のうち前記ユーザが前記車両から降車する降車停留地点と前記降車停留地点の到着時刻を含む予約情報と、前記情報端末から送信される前記デジタルキーの情報とに基づいて、前記車両のドアを自動で開閉するように構成された車両制御装置とを備え、前記デジタルキーは、(i)前記情報端末と前記車両制御装置との通信が可能であり、かつ(ii)現在時刻が前記出発時刻に基づく第1時刻と前記到着時刻に基づく第2時刻の間である、アクティブ条件が成立する場合に、アクティブ状態となり、前記アクティブ条件が不成立の場合に、ノンアクティブ状態となるように構成され、前記車両制御装置は、前記車両が前記乗車停留地点に到着し、かつ前記情報端末から前記デジタルキーがアクティブ状態であることを示す情報を受信すると、前記ドアを開制御し、前記乗車停留地点において所定の乗車完了条件が成立すると前記ドアを閉制御するように構成され、前記車両制御装置は、前記車両が前記降車停留地点に到着すると前記ドアを開制御し、前記降車停留地点において前記デジタルキーがアクティブ状態からノンアクティブ状態に切り替わると前記ドアを閉制御するように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る車両の走行制御装置は、簡易な情報の送受信で車両のドアの開閉を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の第1の実施の形態における車両のドア制御システムの概略構成を示すブロック図である。
図2は、乗車停留地点でのドア開閉制御の流れを説明するフローチャートである。
図3は、降車停留地点でのドア開閉制御の流れを説明するフローチャートである。
図4は、第2の実施の形態における終着停留地点でのドア開閉制御の流れを説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の第1の実施の形態に係る車両のドア制御システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態による車両のドア制御システムは、複数の停留地点を有する運行経路に沿って自律走行可能な車両のドアを自動で開閉制御するように構成されている。本システムが適用される車両は、例えば、予め設定された運行スケジュールに従って予め設定された運行経路を無人で運行する路線バス、ユーザのリクエストに応じて配車される自動運転のオンデマンドバスまたはタクシーなどを含む。
【0010】
図1は、本実施の形態における車両のドア制御システム1の概略構成を示すブロック図である。ドア制御システム1は、車両のドアを開閉するためのデジタルキーとして作動可能な情報端末2と、車両に搭載されて車両のドアを自動で開閉するように構成された車両制御装置3と、サーバ4とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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