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公開番号
2025073194
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023183739
出願日
2023-10-26
発明の名称
エンジン
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F01N
3/00 20060101AFI20250502BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】シリンダの側方を排気管が通る機種において、排気ガスセンサの破損リスクを低減する。
【解決手段】エンジン(40)は、ヘッドパイプ(11)からダウンフレーム(14)が下方に延びた車体フレーム(10)に搭載されている。エンジンには、排気口(47)が形成されたシリンダヘッドと、シリンダヘッドの排気口に接続された排気管(70)と、排気管に取り付けられた排気ガスセンサ(84)と、が設けられている。排気管はダウンフレームの一側方を通って下方に延び、ダウンフレームの前方を横切った後に、ダウンフレームの他側方を通って上方に延びている。ダウンフレームを横切る排気管の一部がストレート部(73)になっている。排気ガスセンサがストレート部に取り付けられてダウンフレームに対して前方から重なっている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ヘッドパイプからダウンフレームが下方に延びた車体フレームに搭載された鞍乗型車両のエンジンであって、
排気口が形成されたシリンダヘッドと、
前記シリンダヘッドの排気口に接続された排気管と、
前記排気管に取り付けられた排気ガスセンサと、を備え、
前記排気管は前記ダウンフレームの一側方を通って下方に延び、前記ダウンフレームの前方を横切った後に、前記ダウンフレームの他側方を通って上方に延びており、
前記ダウンフレームを横切る前記排気管の一部がストレート部になっており、
前記排気ガスセンサが前記ストレート部に取り付けられて前記ダウンフレームに対して前方から重なっていることを特徴とするエンジン。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前面視にて、前記排気ガスセンサが前記ダウンフレームと平行となるように上下に延び、前記排気ガスセンサが前記ダウンフレームのエンジン幅方向の両側面よりも内側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
【請求項3】
側面視にて、前記排気ガスセンサの軸線が上方に向かって前記ダウンフレームの軸線に近づくように傾けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン。
【請求項4】
側面視にて、前記排気ガスセンサが前記ストレート部の前後方向の両端位置よりも内側に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン。
【請求項5】
側面視にて、前記排気ガスセンサが前記ダウンフレームの両側方を通る前記排気管に重なっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン。
【請求項6】
前記ダウンフレームの他側方で前記排気管に触媒が収容され、
側面視にて、前記触媒が前記排気ガスセンサに重なっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン。
【請求項7】
前記ストレート部からガード部材が突き出しており、
前記ガード部材によって前記排気ガスセンサが前方から覆われていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン。
【請求項8】
側面視にて、前記ガード部材は前記ストレート部から鉛直に突き出しており、前記排気ガスセンサが上方に向かって前記ガード部材から離れるように傾けられていることを特徴とする請求項7に記載のエンジン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
鞍乗型車両のエンジンとして、ダウンチューブの前方で排気管がU字状に湾曲したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のエンジンは、クランクケース上にシリンダが設置され、シリンダ上にシリンダヘッドが設置されている。シリンダヘッドの前面には排気ポートが形成され、排気ポートからクランクケースに向けて下方に排気管が延出している。クランクケースの前方では排気管が上向きになるようにU字状に湾曲してシリンダまで延び、排気管がシリンダ側方を通って車両後方まで延びてマフラに接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3489242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、排気管には排気ガスセンサが取り付けられるが、排気管に曲げが多くなると排気ガスの流れが偏って排気ガスセンサの検出精度が悪化する。排気ガスセンサの設置箇所によっては排気ガスセンサやリード線の破損リスクが高くなる。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、シリンダの側方を排気管が通る機種において、排気ガスセンサの破損リスクを低減することができるエンジンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様のエンジンは、ヘッドパイプからダウンフレームが下方に延びた車体フレームに搭載された鞍乗型車両のエンジンであって、排気口が形成されたシリンダヘッドと、前記シリンダヘッドの排気口に接続された排気管と、前記排気管に取り付けられた排気ガスセンサと、を備え、前記排気管は前記ダウンフレームの一側方を通って下方に延び、前記ダウンフレームの前方を横切った後に、前記ダウンフレームの他側方を通って上方に延びており、前記ダウンフレームを横切る前記排気管の一部がストレート部になっており、前記排気ガスセンサが前記ストレート部に取り付けられて前記ダウンフレームに対して前方から重なっていることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様のエンジンによれば、排気ガスの流れの偏りの少ないストレート部に排気ガスセンサが取り付けられ、排気ガスセンサがダウンフレームに前方から重なってストレート部に対して略垂直になっている。排気ガスの流れに対して排気ガスセンサの検出端が略垂直に向けられることで検出精度が向上されている。また、排気管のストレート部は曲げ部分と比べて揺れが少なく排気ガスセンサが安定して支持されると共に、排気ガスセンサが車幅方向内側に位置することで車両転倒時の排気ガスセンサの破損リスクを低減することができる。また、排気ガスセンサのリード線をダウンフレームに沿わせて配策することで、リード線の揺れを抑えてリード線の破損リスクを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の右側面図である。
本実施例のエンジン周辺の右側面図である。
本実施例のエンジン周辺の前面図である。
本実施例のエンジン周辺を右斜め後方から見た斜視図である。
図3のエンジンをA-A線に沿って切断した断面図である。
図3のエンジンをB-B線に沿って切断した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様のエンジンは、鞍乗型車両の車体フレームに搭載されている。エンジンのシリンダヘッドに排気口が形成され、シリンダヘッドの排気口に排気管が接続され、排気管には排気ガスセンサが取り付けられている。車体フレームのヘッドパイプからダウンフレームが下方に延びており、排気管はダウンフレームの一側方を通って下方に延びている。また、排気管はダウンフレームの前方を横切った後に、ダウンフレームの他側方を通って上方に延びている。ダウンフレームを横切る排気管の一部がストレート部になっており、排気ガスセンサがストレート部に取り付けられてダウンフレームに対して前方から重なっている。排気ガスの流れの偏りの少ないストレート部に排気ガスセンサが取り付けられ、排気ガスセンサがダウンフレームに前方から重なってストレート部に対して略垂直になっている。排気ガスの流れに対して排気ガスセンサの検出端が略垂直に向けられることで検出精度が向上されている。また、排気管のストレート部は曲げ部分と比べて揺れが少なく排気ガスセンサが安定して支持されると共に、排気ガスセンサが車幅方向内側に位置することで車両転倒時の排気ガスセンサの破損リスクを低減することができる。また、排気ガスセンサのリード線をダウンフレームに沿わせて配策することで、リード線の揺れを抑えてリード線の破損リスクを低減することができる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例の鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の右側面図である。また、以下の図では、矢印FRは車両前方、矢印REは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)
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