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公開番号
2025077296
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189378
出願日
2023-11-06
発明の名称
シーリング材、自動車用シーリング材
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09K
3/10 20060101AFI20250512BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】ポリ塩化ビニルの分子鎖間の空隙に対する可塑剤の吸収速度の向上を図るとともに、ポリ塩化ビニルの分子鎖間の空隙に対する可塑剤の吸収開始温度の低温化を図る。
【解決手段】プラスチゾル組成物を含むシーリング材であって、前記プラスチゾル組成物は、樹脂組成物と、可塑剤Aと、を含み、前記樹脂組成物は、ポリ塩化ビニルと、改質樹脂と、可塑剤Bとを含むポリマーアロイであり、前記可塑剤Bは、前記可塑剤Aと同種の可塑剤、または前記可塑剤Aと異種の可塑剤である、シーリング材。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
プラスチゾル組成物を含むシーリング材であって、
前記プラスチゾル組成物は、樹脂組成物と、可塑剤Aと、を含み、
前記樹脂組成物は、ポリ塩化ビニルと、改質樹脂と、可塑剤Bとを含むポリマーアロイであり、
前記可塑剤Bは、前記可塑剤Aと同種の可塑剤、または前記可塑剤Aと異種の可塑剤である、シーリング材。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記改質樹脂は、ポリオレフィン骨格を有する樹脂である、請求項1に記載のシーリング材。
【請求項3】
前記ポリ塩化ビニルと前記改質樹脂との合計100質量部に対する前記改質樹脂の含有量は、5質量部以上80質量部以下である、請求項1に記載のシーリング材。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載のシーリング材からなる、自動車用シーリング材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シーリング材、自動車用シーリング材に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、自動車用のシーリング材は、安価なポリ塩化ビニル(PVC)と油状の可塑剤とから構成されるペースト状の素材(プラスチゾル組成物)を、乾燥炉で高温に加熱し、PVCの分子鎖の距離を拡張することにより、PVCと可塑剤を相溶化したものである。しかしながら、環境保護の観点から、乾燥炉の温度を低く(シーリング材がゲル化される温度を低く)して、エネルギー消費量を減らすことにより、二酸化炭素の排出量を削減できるシーリング材の開発が求められている。
【0003】
低温でゲル化されるシーリング材としては、極性基を有するアクリル重合体に可塑剤を加えて生成されるプラスチゾル組成物が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2013/077293号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のプラスチゾル組成物は、特殊な多層構造を設けていることから、乾燥工程の低温化や、保管時に可塑剤の吸収を抑制することについて課題がある。
【0006】
本願は上記課題の解決のため、ポリ塩化ビニルの分子鎖間の空隙に対する可塑剤の吸収速度の向上を図るとともに、ポリ塩化ビニルの分子鎖間の空隙に対する可塑剤の吸収開始温度の低温化を図ることを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]プラスチゾル組成物を含むシーリング材であって、
前記プラスチゾル組成物は、樹脂組成物と、可塑剤Aと、を含み、
前記樹脂組成物は、ポリ塩化ビニルと、改質樹脂と、可塑剤Bとを含むポリマーアロイであり、
前記可塑剤Bは、前記可塑剤Aと同種の可塑剤、または前記可塑剤Aと異種の可塑剤である、シーリング材。
【0008】
本発明のシーリング材によれば、ポリ塩化ビニルに、改質樹脂と可塑剤Bを相溶化させて樹脂組成物とすることにより、ポリ塩化ビニルの分子間相互作用を弱めるとともに、ポリ塩化ビニルの分子鎖間の距離が拡張する。これにより、低い温度でもポリ塩化ビニルの分子鎖の間に可塑剤が吸収されやすくなる。また、分子運動の活性開始温度の低い改質樹脂を配合することにより、ポリ塩化ビニルの分子鎖間の空隙に対する可塑剤の吸収速度の向上を図るとともに、可塑剤の吸収開始温度の低温化を図ることができる。
さらに、上記樹脂組成物は、既にポリ塩化ビニルの分子鎖の間に可塑剤が吸収され、ポリ塩化ビニルの分子間に既に可塑剤が存在し、可塑剤吸収反応が化学的平衡状態になることから、常温では可塑剤との膨潤反応が促進されず、長期保存してもゲル化されないことから、工業的に使用する際の保管性に優れる。
【0009】
[2]前記改質樹脂は、ポリオレフィン骨格を有する樹脂である、[1]に記載のシーリング材。
【0010】
本発明のシーリング材は、ポリ塩化ビニルに、改質樹脂としてポリオレフィン骨格を有する樹脂を相溶化させると、ポリ塩化ビニルの分子間相互作用が弱まるため、60℃~120℃の広い領域において可塑剤の吸収温度を適宜調整することができるとともに、加熱時間を短縮化(5分~10分)することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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