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公開番号
2025077968
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2024105854
出願日
2024-07-01
発明の名称
バナジウム炭化物を使用したMAXとMXene、及びその製造方法
出願人
コリア インスティチュート オブ ジオサイエンス アンド ミネラル リソースズ
代理人
個人
主分類
C01B
32/90 20170101AFI20250512BHJP(無機化学)
要約
【課題】高価なバナジウム金属を使用することなく、廉価なバナジウム炭化物を使用したMAXとMXene、及びこの製造方法を提供する。
【解決手段】バナジウム炭化物のバナジウム、アルミニウム及び炭素からなり、2次元ナノ物質であるMXeneの原料として使用され、V
2
AlC、V
4
AlC
3
、V
12
Al
3
C
8
で表される化合物のうち少なくともいずれかが選択されて、バナジウム炭化物を使用したMAXを提供する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
バナジウム炭化物のバナジウム、アルミニウム及び炭素からなり、
2次元ナノ物質であるMXeneの原料として使用され、
下記の化1~化3で表される化合物のうち少なくともいずれかが選択されて、
V
2
AlC ------ (化1)
V
4
AlC
3
------ (化2)
V
12
Al
3
C
8
------ (化3)
バナジウム炭化物を使用したMAX。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記バナジウム炭化物を使用したMAXは、
バナジウム炭化物とアルミニウムとの混合体が、不活性気体下で熱処理して形成されることを特徴とする、
請求項1に記載のバナジウム炭化物を使用したMAX。
【請求項3】
前記バナジウム炭化物は、バナジウム酸化物と炭素化合物が微細化した後、混合したバナジウム酸化物と炭素化合物との混合体が、真空および常圧で熱処理して形成されることを特徴とする、
請求項1に記載のバナジウム炭化物を使用したMAX。
【請求項4】
前記バナジウム炭化物は、バナジウムと炭素のモル比であるバナジウム:炭素が2:1、3:2または4:3であることを特徴とする、
請求項1に記載のバナジウム炭化物を使用したMAX。
【請求項5】
前記バナジウム炭化物を使用したMAXは、バナジウム金属の使用を排除することを特徴とする、
請求項1に記載のバナジウム炭化物を使用したMAX。
【請求項6】
前記バナジウム炭化物を使用したMAXの炭素の含量は、8~14wt%であることを特徴とする、
請求項1に記載のバナジウム炭化物を使用したMAX。
【請求項7】
前記バナジウム炭化物を使用したMAXの酸素の含量は、1,000~5,000ppmであることを特徴とする、
請求項1に記載のバナジウム炭化物を使用したMAX。
【請求項8】
請求項1に記載のバナジウム炭化物を使用したMAXをアルミニウムエッチング及び層間剥離して形成された、2次元ナノ物質である、
バナジウム炭化物を使用したMXene。
【請求項9】
前記バナジウム炭化物を使用したMXeneは、下記の化4~化6で表される化合物のうち少なくともいずれかが選択されることを特徴とする、
請求項8に記載のバナジウム炭化物を使用したMXene。
V
2
C ------ (化4)
V
4
C
3
------ (化5)
V
3
C
2
------ (化6)
【請求項10】
前記バナジウム炭化物を使用したMXeneの炭素の含量は、10.5~15wt%であることを特徴とする、
請求項8に記載のバナジウム炭化物を使用したMXene。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高価なバナジウム金属を使用することなく、低価なバナジウム炭化物を使用したMAXとMXene、及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 900 文字)
【背景技術】
【0002】
通常、バナジウム系MAX粉末の製造過程では、バナジウム金属をアルミニウムと炭素と反応させて、バナジウム系MAX粉末を製造しているが、バナジウム金属が高価であることから、バナジウム系MAX粉末を製造するのに高コストがかかり、産業界に適用し難しい実情である。
【0003】
また、バナジウム金属は、炭素、窒素または酸素のような非金属成分との高い親和度により、炭化物、窒化物または酸化物の形成が容易な物質である。
【0004】
したがって、本出願人は、長い間、大変な努力と種々の研究によって高価なバナジウム金属を使用することなく、低価なバナジウム炭化物を使用したMAXとMXene、及びその製造方法を獲得して、本発明を完成した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
韓国公開特許第10-2017-0036507号(2017年4月3日付公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明の目的は、高価なバナジウム金属を使用することなく、低価なバナジウム炭化物を使用したMAXを提供することにある。
【0007】
また、本発明の目的は、高価なバナジウム金属を使用することなく、低価なバナジウム炭化物を使用したMXeneを提供することにある。
【0008】
また、本発明の目的は、高価なバナジウム金属を使用することなく、低価なバナジウム炭化物を使用したMAXの製造方法を提供することにある。
【0009】
また、本発明の目的は、高価なバナジウム金属を使用することなく、低価なバナジウム炭化物を使用したMXeneの製造方法を提供することにある。
【0010】
本発明の課題は、以上で言及した課題に限らず、言及していないさらに他の課題は、下記の記載から当業者にとって明確に理解することができる。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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