TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025079294
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2024104139
出願日
2024-06-27
発明の名称
発光素子
出願人
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類
H10H
20/831 20250101AFI20250514BHJP()
要約
【課題】光出力の向上および順方向電圧の低減が図られたフェイスアップ型で紫外発光の発光素子を提供する。
【解決手段】フェイスアップ型で発光波長が210~300nmであるIII族窒化物半導体を用いた発光素子において、n型層11と、n型層11上に設けられた活性層12と、活性層12上に設けられたp型層13と、n型層11上に設けられた櫛歯状のn側電極17と、p型層13上に接して設けられ、発光波長の光を透過するp側コンタクト電極14と、p側コンタクト電極14上に設けられた櫛歯状のp側電極15と、を備え、p側電極15は、所定方向に延伸する複数のp側延伸部15Aを備え、n側電極17は、所定方向に延伸し、隣り合うp側延伸部15Aの間に配置された複数のn側延伸部17Aを備え、p側延伸部15Aとn側延伸部17Aとの距離は、140μm以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
フェイスアップ型で発光波長が210~300nmであるIII族窒化物半導体を用いた発光素子において、
n型のIII族窒化物半導体により形成されたn型層と、
前記n型層上に設けられ、III族窒化物半導体により形成された活性層と、
前記活性層上に設けられ、p型のIII族窒化物半導体により形成されたp型層と、
前記n型層上に設けられた櫛歯状のn側電極と、
前記p型層上に接して設けられ、発光波長の光を透過するp側コンタクト電極と、
前記p側コンタクト電極上に設けられた櫛歯状のp側電極と、
を備え、
前記p側電極は、所定方向に延伸する複数のp側延伸部を備え、
前記n側電極は、前記所定方向に延伸し、隣り合う前記p側延伸部の間に配置された複数のn側延伸部を備え、
前記p側延伸部と前記n側延伸部との距離は、140μm以下である、発光素子。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記p側延伸部と前記n側延伸部との距離は、30μm以上である、請求項1に記載の発光素子。
【請求項3】
前記p側コンタクト電極は、ITO、IZOからなる群から選択された1種の酸化物からなり、
前記p側コンタクト電極の厚さは、40nm以下である、請求項1に記載の発光素子。
【請求項4】
前記p側コンタクト電極は、Ru、Rh、Mgまたはそれらを主成分とする合金、Ni/Auからなる群から選択された1種の金属からなり、
前記p側コンタクト電極の厚さは、10nm以下である、請求項1に記載の発光素子。
【請求項5】
前記p側電極は、p側パッド部と、前記p側パッド部から前記所定方向に延伸する複数の前記p側延伸部と、を備え、
前記n側電極は、n側パッド部と、前記n側パッド部から前記所定方向に延伸し隣り合う前記p側延伸部の間に配置された複数の前記n側延伸部と、を備え、
前記p側パッド部と前記n側延伸部との距離は、150μm以下であり、
前記p側延伸部と前記n側パッド部との距離は、150μm以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の発光素子。
【請求項6】
前記p側パッド部と前記n側延伸部との距離は、50μm以上であり、
前記p側延伸部と前記n側パッド部との距離は、30μm以上である、請求項5に記載の発光素子。
【請求項7】
前記p側延伸部の中心線と前記n側延伸部の中心線との距離は、140μm以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の発光素子。
【請求項8】
前記n側延伸部および前記p側延伸部の幅は、5μm以上20μm以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の発光素子。
【請求項9】
前記p型層は、前記p側コンタクト電極と接し、GaNからなるp型コンタクト層を有し、
前記p型コンタクト層の厚さは、1nm以上50nm以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の発光素子。
【請求項10】
前記p型層は、前記p側コンタクト電極と接し、Al組成が50%以下のAlGaNからなるp型コンタクト層を有し、
前記p型コンタクト層の厚さは、20nm以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の発光素子。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光素子に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
III族窒化物半導体を用いた発光素子では、基板の裏面側から光を取り出すフリップチップ構造と、基板側とは反対側から光を取り出すフェイスアップ構造が知られている。青色発光の場合、フリップチップ型はヘッドランプなどの高出力向けに用いられ、フェイスアップ型はバックライトなどの低出力向けに用いられている。
【0003】
また、III族窒化物半導体を用いた発光素子は、発光波長を210~280nmとすることが可能である。UVC領域(100~280nm)の紫外光は細菌やウイルスを効率的に殺菌、不活化できることが知られており、III族窒化物半導体を用いたUVC-LEDの市場が拡大している。
【0004】
特許文献1、2には、フェイスアップ型のUVC-LEDが記載されている。また、フェイスアップ型の青色LEDにおいて、n側電極、p側電極を櫛歯状とすることが広く知られている。また、特許文献3~5には、フリップチップ型のUVC-LEDにおいて、n側電極、p側電極を櫛歯状とすることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-19963号公報
特開2019-176016号公報
特開2017-28032号公報
特開2022-14593号公報
特開2022-43972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、UVC-LEDの市場が拡大しており、UVC-LEDにおいてもフェイスアップ型が求められている。しかし、フェイスアップ型のUVC-LEDは光出力が低く、順方向電圧Vfも高いため実用化されていなかった。
【0007】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、光出力の向上および順方向電圧の低減が図られたフェイスアップ型で紫外発光の発光素子を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、
フェイスアップ型で発光波長が210~300nmであるIII族窒化物半導体を用いた発光素子において、
n型のIII族窒化物半導体により形成されたn型層と、
前記n型層上に設けられ、III族窒化物半導体により形成された活性層と、
前記活性層上に設けられ、p型のIII族窒化物半導体により形成されたp型層と、
前記n型層上に設けられた櫛歯状のn側電極と、
前記p型層上に接して設けられ、発光波長の光を透過するp側コンタクト電極と、
前記p側コンタクト電極上に設けられた櫛歯状のp側電極と、
を備え、
前記p側電極は、所定方向に延伸する複数のp側延伸部を備え、
前記n側電極は、前記所定方向に延伸し、隣り合う前記p側延伸部の間に配置された複数のn側延伸部を備え、
前記p側延伸部と前記n側延伸部との距離は、140μm以下である、発光素子にある。
【発明の効果】
【0009】
上記態様では、p側電極、n側電極が櫛歯状に設けられており、p側電極のp側延伸部とn側電極のn側延伸部の間隔を140μm以下としている。そのため、光出力の向上および順方向電圧の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態における発光素子の構成を示した断面図であって、基板主面に垂直な断面。
実施形態における発光素子を上面から見た図であって電極パターンを示した図。
比較例の発光素子の電極パターンを示した図。
順方向電流と光出力の関係を示したグラフ。
電流電圧特性を示したグラフ。
n側延伸部の本数と電力変換効率の関係を示したグラフ。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
豊田合成株式会社
受電装置
8日前
豊田合成株式会社
発光装置
1か月前
豊田合成株式会社
発光装置
1か月前
豊田合成株式会社
発光装置
20日前
豊田合成株式会社
発光素子
1日前
豊田合成株式会社
ボタン型電池
13日前
豊田合成株式会社
流体殺菌装置
8日前
豊田合成株式会社
発光エンブレム
今日
豊田合成株式会社
空調用レジスタ
1か月前
豊田合成株式会社
無線給電ポール
7日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置及び車両
8日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置及び車両
8日前
豊田合成株式会社
沈溺アラートシステム
8日前
豊田合成株式会社
発光素子および発光装置
24日前
豊田合成株式会社
充電池及びアンテナ装置
13日前
豊田合成株式会社
縦型半導体装置の製造方法
22日前
豊田合成株式会社
細胞培養膜および測定方法
8日前
豊田合成株式会社
細胞培養膜および測定方法
8日前
豊田合成株式会社
無線給電システム及び作動体
13日前
豊田合成株式会社
インフレータの取り付け方法
7日前
豊田合成株式会社
光デバイスおよびその製造方法
22日前
豊田合成株式会社
III族窒化物半導体の製造方法
29日前
豊田合成株式会社
車両内装用照明装置及び車両内装品
20日前
豊田合成株式会社
半導体素子および半導体素子の製造方法
13日前
豊田合成株式会社
紫外発光装置
28日前
株式会社豊田中央研究所
電力変換装置
28日前
個人
集積回路の製造方法
1か月前
株式会社クラベ
感圧導電体
7日前
学校法人東北学院
半導体装置
20日前
個人
高性能逆導通半導体装置
28日前
日亜化学工業株式会社
発光装置
1か月前
サンケン電気株式会社
半導体装置
28日前
富士電機株式会社
半導体装置
28日前
富士電機株式会社
半導体装置
29日前
個人
FIN TFT電極基板
2日前
富士電機株式会社
半導体装置
9日前
続きを見る
他の特許を見る