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公開番号
2025079481
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192178
出願日
2023-11-10
発明の名称
被牽引車及び牽引システム
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16D
59/00 20060101AFI20250515BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】斜面において滑り落ちる可能性を低減できる被牽引車及び牽引システムを提供する。
【解決手段】被牽引車1は、前輪31(車輪)と、車幅方向D2(一方向)に延び、前輪軸32(車軸)と、前輪軸32に制動力を付与する制動機構4と、を備え、制動機構4は、前輪軸32と離隔する位置に設けられた支持軸41と、車幅方向D2周りに回転可能に支持軸41に支持された制動部5と、を有し、制動部5が支持軸41に対して車幅方向D2周りに回転することで制動状態と解除状態とを互いに遷移可能であり、制動部5は、支持軸41から前輪軸32の上方に向かって延びる第1アーム部52と、第1アーム部52に設けられ、前輪軸32に制動力を付与するための制動部材53と、水平面に対する被牽引車1の車体の角度が所定角度以上となったとき、前輪軸32に向かって傾く傾斜部54と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
牽引車により牽引される被牽引車であって、
一対の車輪と、
一方向に延び、前記一対の車輪が取り付けられた車軸と、
前記車軸に制動力を付与する制動機構と、を備え、
前記制動機構は、
前記一方向と交差する方向に前記車軸と離隔する位置に設けられ、前記一方向に延びる支持軸と、
前記一方向周りに回転可能に前記支持軸に支持された制動部と、を有し、
前記制動部が前記支持軸に対して前記一方向周りに回転することで、前記車軸に前記制動力が付与される制動状態と、前記車軸への前記制動力の付与が解除される解除状態と、を互いに遷移可能であり、
前記制動部は、
前記支持軸から前記車軸の上方に向かって延びる第1アーム部と、
前記第1アーム部における前記支持軸と反対側に設けられ、前記車軸に前記制動力を付与するための制動部材と、
前記支持軸から前記支持軸よりも上方に向かって延び、水平面に対する前記被牽引車の車体の角度が所定角度以上となったとき、前記車軸に向かって傾く傾斜部と、を備え、
前記解除状態において、前記制動部材は、前記車軸から離隔し、
前記制動状態において、前記制動部材が前記車軸と接触して前記車軸に前記制動力が付与される、被牽引車。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記傾斜部は、
前記支持軸から前記支持軸よりも上方に向かって延び、前記第1アーム部と異なる第2アーム部と、
前記第2アーム部における前記支持軸と反対側に設けられた質量体と、を有し、
前記解除状態において、前記第2アーム部は、上下方向に対して所定角度をなしている、請求項1に記載の被牽引車。
【請求項3】
前記解除状態において前記第2アーム部が前記上下方向に対してなす角度は、変更可能である、請求項2に記載の被牽引車。
【請求項4】
前記質量体は、
収容部と、
前記収容部に収容され、前記収容部の内部において揺動可能な揺動体と、を有する、請求項2又は3に記載の被牽引車。
【請求項5】
前記制動部材は、前記車軸と接触する接触面を有し、
前記接触面は、前記車軸の外表面の形状と対応する形状を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の被牽引車。
【請求項6】
請求項1~3のいずれか一項に記載の前記被牽引車と、
前記被牽引車を牽引する牽引車と、を備える、牽引システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、被牽引車及び牽引システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
牽引車を用いて被牽引車を牽引する牽引システムに関する技術として、特許文献1に記載された連結装置が知られている。この連結装置は、牽引車に結合される連結器としてのフック側に設けられた内筒と、被牽引車側に接続される外筒と、を備える。牽引車が被牽引車を牽引しているときにブレーキをかけると、被牽引車が慣性力により牽引車に対して前進し、内筒及び外筒の間に相対的移動が生じる。このとき、内筒によりレバーの一端が押されることでレバーが時計回りに回動し、レバーの他端に接続されたケーブルが引っ張られる。この結果、当該ケーブルに接続された被牽引車のブレーキ装置が作動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-109872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記説明したように、牽引車により被牽引車を牽引する場合、牽引車のみならず被牽引車のブレーキを作動させて、十分な制動力を確保することが従来から求められていた。特に斜面においては、牽引車のブレーキのみを作動させた場合、牽引車の制動力のみによって被牽引車の重量を支えることとなり、制動力が不十分となり得る。この結果、牽引車及び被牽引車が斜面を滑り落ちる可能性がある。
【0005】
本開示は、斜面において滑り落ちる可能性を低減できる被牽引車及び牽引システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る被牽引車は、牽引車により牽引される被牽引車であって、一対の車輪と、一方向に延び、一対の車輪が取り付けられた車軸と、車軸に制動力を付与する制動機構と、を備え、制動機構は、一方向と交差する方向に車軸と離隔する位置に設けられ、一方向に延びる支持軸と、一方向周りに回転可能に支持軸に支持された制動部と、を有し、制動部が支持軸に対して一方向周りに回転することで、車軸に制動力が付与される制動状態と、車軸への制動力の付与が解除される解除状態と、を互いに遷移可能であり、制動部は、支持軸から車軸の上方に向かって延びる第1アーム部と、第1アーム部における支持軸と反対側に設けられ、車軸に制動力を付与するための制動部材と、支持軸から支持軸よりも上方に向かって延び、水平面に対する被牽引車の車体の角度が所定角度以上となったとき、車軸に向かって傾く傾斜部と、を備え、解除状態において、制動部材は、車軸から離隔し、制動状態において、制動部材が車軸と接触して車軸に制動力が付与される。
【0007】
この被牽引車では、解除状態において、第1アーム部における支持軸と反対側に設けられた制動部材が車軸から離隔するので、制動部材によって車軸に制動力が付与されない。例えば、被牽引車が斜面を走行して、水平面に対する被牽引車の車体の角度が所定角度以上となったとき、傾斜部が車軸に向かって傾くように、制動部が支持軸に対して一方向周りに回転する。この結果、被牽引車が解除状態から制動状態に遷移して、制動部材が車軸と接触して車軸に制動力が付与される。したがって、斜面において被牽引車の車軸に制動力を付与することができるので、斜面において滑り落ちる可能性を低減できる。
【0008】
傾斜部は、支持軸から支持軸よりも上方に向かって延び、第1アーム部と異なる第2アーム部と、第2アーム部における支持軸と反対側に設けられた質量体と、を有し、解除状態において、第2アーム部は、上下方向に対して所定角度をなしてよい。この場合、制動状態において、制動部材が車軸と接触すると共に、第2アーム部における支持軸の反対側に設けられた質量体の重量によって、制動部材が車軸に押しつけられる。したがって、車軸に付与される制動力を一層確保し易い。
【0009】
解除状態において第2アーム部が上下方向に対してなす角度は、変更可能であってよい。この場合、解除状態において第2アーム部が上下方向に対してなす角度を調整することで、被牽引車が解除状態から制動状態に遷移する車体の角度を調整することができる。したがって、所望の勾配を有する斜面において被牽引車に制動力を付与することができる。
【0010】
質量体は、収容部と、収容部に収容され、収容部の内部において揺動可能な揺動体と、を有してよい。この場合、被牽引車が解除状態から制動状態に遷移して、質量体が車軸に近づくように制動部が回転したとき、収容部の内部において揺動体が車軸に近づくように揺動する。これにより、例えば質量体が揺動体を有していない場合と比較して、制動状態における質量体の重心を車軸に近づけることができる。この結果、質量体の重量によって制動部材を車軸に一層強く押しつけることができるので、車軸に一層大きな制動力を付与することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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