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公開番号
2025079537
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192272
出願日
2023-11-10
発明の名称
グラビア印刷版、および積層電子部品の製造方法
出願人
株式会社村田製作所
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B41N
1/00 20060101AFI20250515BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】スムーズにペーストを転写可能なグラビア印刷版を提供する。
【解決手段】
グラビア印刷版12は、1つ以上の印刷パターンが設けられた周面を備え、1つ以上の印刷パターンの各々には、土手部41によって仕切られた複数の凹部42が配置されており、土手部41は、凹部42の底面部421に接続されかつ凹部42の側面を規定する壁面部を有し、壁面部は、曲面で構成されており、底面部421は、平坦に構成されており、グラビア印刷版12の軸方向に平行な方向に互いに隣り合う凹部の各々は、周面の周方向における中央部を有し、互いに隣り合う凹部42の各々が有する中央部を通り、グラビア印刷版12の径方向および軸方向に平行な断面において、底面部421は、壁面部と底面部421の接続位置T1における壁面部の接線TL1の延長上に配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
セラミックグリーンシートにペーストを印刷する円筒状または円柱状のグラビア印刷版であって、
1つ以上の印刷パターンが設けられた周面を備え、
前記1つ以上の印刷パターンの各々には、土手部によって仕切られた複数の凹部が配置されており、
前記土手部は、前記凹部の底面部に接続されかつ前記凹部の側面を規定する壁面部を有し、
前記壁面部は、曲面で構成されており、
前記底面部は、平坦に構成されており、
前記グラビア印刷版の軸方向に平行な方向に互いに隣り合う凹部の各々は、前記周面の周方向における中央部を有し、
前記互いに隣り合う凹部の各々が有する前記中央部を通り、前記グラビア印刷版の径方向および前記軸方向に平行な断面において、前記底面部は、前記壁面部と前記底面部の接続位置における前記壁面部の接線の延長上に配置されている、グラビア印刷版。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
セラミックグリーンシートにペーストを印刷する円筒状または円柱状のグラビア印刷版であって、
1つ以上の印刷パターンが設けられた周面を備え、
前記1つ以上の印刷パターンの各々には、土手部によって仕切られた複数の凹部が配置されており、
前記土手部は、前記凹部の底面部に接続されかつ前記凹部の側面を規定する壁面部を有し、
前記壁面部および前記底面部は、曲面で構成されている、グラビア印刷版。
【請求項3】
前記土手部は、前記印刷パターンの周縁側に位置する外側土手部と、前記外側土手部よりも内側に位置する内側土手部とを含み、
前記外側土手部の太さは、前記内側土手部の太さよりも太い、請求項1または2に記載のグラビア印刷版。
【請求項4】
請求項1または2に記載のグラビア印刷版を用いて、誘電体ペーストまたは導電性ペーストを転写してシートを形成する工程と、
前記シートを含む積層体を形成する工程と、
前記積層体を焼成する工程と、を備えた、積層電子部品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、グラビア印刷に用いられるグラビア印刷版、およびグラビア印刷版を用いた積層電子部品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特開2012-66559号公報(特許文献1)に記載されるように、グラビア印刷版を用いて積層電子部品を製造する際には、導電性ペースト、または誘電体ペーストが貯留されたペースト槽にグラビア印刷版を浸漬し、グラビア印刷版に設けられた凹部にペーストを充填し、当該ペーストをシートに転写する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-66559号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のグラビア印刷版の版面には、頂部と、頂部に対して所定の距離を隔てて配置された底部と、頂部および底部を接続する傾斜部とが設けられており、当該傾斜部は、頂部に接続され第1の傾斜角度を有する第1斜面と、底部に接続され第1の傾斜角度よりも大きい第2の傾斜角度を有する第2斜面とを有している。
【0005】
第2斜面は底部から第2傾斜角度で立ち上がっており、版面に設けられた凹部に充填されたペーストが版面から剥離する際には、底部と第2斜面との境目でペーストに作用する剥離力の向きが大きく変わってしまう。この剥離力の大きな変化にペーストが追随できず、転写の際に、相当程度のペーストが凹部に残ってしまうことが懸念される。
【0006】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、スムーズにペーストを転写可能なグラビア印刷版、および当該グラビア印刷版を用いた積層電子部品の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のある局面に基づくグラビア印刷版は、セラミックグリーンシートにペーストを印刷する円筒状または円柱状のものである。当該グラビア印刷版は、1つ以上の印刷パターンが設けられた周面を備える。上記1つ以上の印刷パターンの各々には、土手部によって仕切られた複数の凹部が配置されている。上記土手部は、上記凹部の底面部に接続されかつ上記凹部の側面を規定する壁面部を有している。上記壁面部は、曲面で構成されている。上記底面部は、平坦に構成されている。上記グラビア印刷版の軸方向に平行な方向に互いに隣り合う凹部の各々は、上記周面の周方向における中央部を有する。上記互いに隣り合う凹部の各々が有する上記中央部を通り、上記グラビア印刷版の径方向および上記軸方向に平行な断面において、上記底面部は、上記壁面部と上記底面部の接続位置における上記壁面部の接線の延長上に配置されている。
【0008】
本開示の他の局面に基づくグラビア印刷版は、セラミックグリーンシートにペーストを印刷する円筒状または円柱状のものである。当該グラビア印刷版は、1つ以上の印刷パターンが設けられた周面を備える。上記1つ以上の印刷パターンの各々には、土手部によって仕切られた複数の凹部が配置されている。上記土手部は、上記凹部の底面部に接続されかつ上記凹部の側面を規定する壁面部を有する。上記壁面部および上記底面部は、曲面で構成されている。
【0009】
上記本開示のグラビア印刷版にあっては、上記土手部は、上記印刷パターンの周縁側に位置する外側土手部と、上記外側土手部よりも内側に位置する内側土手部とを含んでいてもよい。上記外側土手部の太さは、上記内側土手部の太さよりも太くてもよい。
【0010】
本開示の積層電子部品の製造方法は、上記のグラビア印刷版を用いて、誘電体ペーストまたは導電性ペーストを転写してシートを形成する工程と、上記シートを含む積層体を形成する工程と、上記積層体を焼成する工程と、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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