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公開番号
2025080054
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023193037
出願日
2023-11-13
発明の名称
電子部品用パッケージ
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
85/86 20060101AFI20250516BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】接合部の内周縁のうちの特定の箇所に力が集中しやすい。
【解決手段】電子部品用パッケージ10は、第1金属箔11と、第2金属箔と、接合部13と、を備えている。第1金属箔11及び第2金属箔は重なり合っている。接合部13は、第1金属箔11の外縁部と第2金属箔の外縁部とが接合された部分である。第1角度C1は、第3角度C3よりも大きい。且つ、第2角度C2は、第3角度C3よりも大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1金属箔と、
前記第1金属箔と重なり合っている第2金属箔と、
前記第1金属箔の外縁部と前記第2金属箔の外縁部とが接合された接合部と、
を備え、
前記接合部の縁のうち前記第1金属箔の主面の中心側に位置する縁を内周縁としたとき、
前記接合部は、
前記内周縁が直線状である第1部分と、
前記内周縁が直線状であり且つ前記第1部分とは異なる向きに延びている第2部分と、
前記第1部分の端及び前記第2部分の端を連結している連結部分と、
を備え、
前記第1部分の前記内周縁を含む第1仮想直線、前記第2部分の前記内周縁を含む第2仮想直線、及び前記連結部分の前記内周縁に対する接線である第3仮想直線を仮想したとき、
前記第3仮想直線及び前記第1仮想直線がなす角度のうち前記主面の中心側の角度は、前記第1仮想直線及び前記第2仮想直線がなす角度のうちの前記主面の中心側の角度よりも大きく、
且つ、前記第3仮想直線及び前記第2仮想直線がなす角度のうち前記主面の中心側の角度は、前記第1仮想直線及び前記第2仮想直線がなす角度のうちの前記主面の中心側の角度よりも大きい
電子部品用パッケージ。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第3仮想直線及び前記第1仮想直線がなす角度のうち前記主面の中心側の角度は、前記第1仮想直線及び前記第2仮想直線がなす角度のうちの前記主面の中心側の角度の1.4倍以上である
請求項1に記載の電子部品用パッケージ。
【請求項3】
前記接合部の縁のうち前記内周縁に対して前記主面の中心の反対側に位置する縁を外周縁とし、前記外周縁上の任意の点から前記接合部の前記内周縁までの最短距離を前記接合部の幅寸法としたとき、
前記連結部分における最大の前記幅寸法は、前記第1部分における最大の前記幅寸法よりも大きい
請求項1に記載の電子部品用パッケージ。
【請求項4】
第1金属箔と、前記第1金属箔と重なり合っている第2金属箔と、前記第1金属箔の外縁部と前記第2金属箔の外縁部とが接合された接合部と、
を備える単位パッケージを複数有し、
各前記単位パッケージの前記接合部の縁のうち前記第1金属箔の主面の中心側に位置する縁を内周縁としたとき、
前記接合部は、
前記内周縁が直線状である第1部分と、
前記内周縁が直線状であり且つ前記第1部分とは異なる向きに延びている第2部分と、
前記第1部分の端及び前記第2部分の端を連結している連結部分と、
を備え、
前記第1部分の前記内周縁を含む第1仮想直線、前記第2部分の前記内周縁を含む第2仮想直線、及び前記連結部分の前記内周縁に対する接線である第3仮想直線を仮想したとき、
前記第3仮想直線及び前記第1仮想直線がなす角度のうち前記主面の中心側の角度は、前記第1仮想直線及び前記第2仮想直線がなす角度のうちの前記主面の中心側の角度よりも大きく、
且つ、前記第3仮想直線及び前記第2仮想直線がなす角度のうち前記主面の中心側の角度は、前記第1仮想直線及び前記第2仮想直線がなす角度のうちの前記主面の中心側の角度よりも大きく、
各前記単位パッケージの前記接合部の縁のうち前記内周縁に対して前記主面の中心の反対側に位置する縁を外周縁とし、前記外周縁上の任意の点から前記接合部の前記内周縁までの最短距離を前記接合部の幅寸法としたとき、
前記連結部分における最大の前記幅寸法は、前記第1部分における最大の前記幅寸法よりも大きく
複数の前記単位パッケージの前記連結部分同士が、互いに接合されている
電子部品用パッケージ。
【請求項5】
複数の前記単位パッケージは、前記主面に直交する方向に積層されている
請求項4に記載の電子部品用パッケージ。
【請求項6】
複数の前記単位パッケージは、前記主面に沿う方向において隣接している
請求項4に記載の電子部品用パッケージ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品用パッケージに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されている電子部品用パッケージは、第1金属箔と、第2金属箔と、を備えている。第1金属箔の形状及び大きさと、第2金属箔の形状及び大きさとは略同じである。第1金属箔及び第2金属箔は、互いの外縁が一致するように重ね合わされている。また、電子部品用パッケージは、第1金属箔の外縁部と第2金属箔の外縁部とが接続された接合部を備えている。接合部は、各金属箔の縁に沿って線状に延びている。第1金属箔、第2金属箔、及び接合部により、密閉空間が区画されている。密閉空間内には、電子部品が格納されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5377763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されているような電子部品用パッケージにおいて、例えば、第1金属箔、及び第2金属箔により区画される密閉空間内の空気が膨張することにより、接合部の内周縁に応力が生じることがある。このとき、接合部の内周縁のうちの特定の箇所に力が集中すると、第1金属箔及び第2金属箔が剥離して密閉空間の密閉性が損なわれるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、第1金属箔と、前記第1金属箔と重なり合っている第2金属箔と、前記第1金属箔の外縁部と前記第2金属箔の外縁部とが接合された接合部と、を備え、前記接合部の縁のうち前記第1金属箔の主面の中心側に位置する縁を内周縁としたとき、前記接合部は、前記内周縁が直線状である第1部分と、前記内周縁が直線状であり且つ前記第1部分とは異なる向きに延びている第2部分と、前記第1部分の端及び前記第2部分の端を連結している連結部分と、を備え、前記第1部分の前記内周縁を含む第1仮想直線、前記第2部分の前記内周縁を含む第2仮想直線、及び前記連結部分の前記内周縁に対する接線である第3仮想直線を仮想したとき、前記第3仮想直線及び前記第1仮想直線がなす角度のうち前記主面の中心側の角度は、前記第1仮想直線及び前記第2仮想直線がなす角度のうちの前記主面の中心側の角度よりも大きく、且つ、前記第3仮想直線及び前記第2仮想直線がなす角度のうち前記主面の中心側の角度は、前記第1仮想直線及び前記第2仮想直線がなす角度のうちの前記主面の中心側の角度よりも大きい電子部品用パッケージである。
【0006】
また、本発明は、第1金属箔と、前記第1金属箔と重なり合っている第2金属箔と、前記第1金属箔の外縁部と前記第2金属箔の外縁部とが接合された接合部と、を備える単位パッケージを複数有し、各前記単位パッケージの前記接合部の縁のうち前記第1金属箔の主面の中心側に位置する縁を内周縁としたとき、前記接合部は、前記内周縁が直線状である第1部分と、前記内周縁が直線状であり且つ前記第1部分とは異なる向きに延びている第2部分と、前記第1部分の端及び前記第2部分の端を連結している連結部分と、を備え、前記第1部分の前記内周縁を含む第1仮想直線、前記第2部分の前記内周縁を含む第2仮想直線、及び前記連結部分の前記内周縁に対する接線である第3仮想直線を仮想したとき、前記第3仮想直線及び前記第1仮想直線がなす角度のうち前記主面の中心側の角度は、前記第1仮想直線及び前記第2仮想直線がなす角度のうちの前記主面の中心側の角度よりも大きく、且つ、前記第3仮想直線及び前記第2仮想直線がなす角度のうち前記主面の中心側の角度は、前記第1仮想直線及び前記第2仮想直線がなす角度のうちの前記主面の中心側の角度よりも大きく、各前記単位パッケージの前記接合部の縁のうち前記内周縁に対して前記主面の中心の反対側に位置する縁を外周縁とし、前記外周縁上の任意の点から前記接合部の前記内周縁までの最短距離を前記接合部の幅寸法としたとき、前記連結部分における最大の前記幅寸法は、前記第1部分における最大の前記幅寸法よりも大きく複数の前記単位パッケージの前記連結部分同士が、互いに接合されている電子部品用パッケージである。
【発明の効果】
【0007】
接合部の内周縁に生じる応力を分散しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態の電子部品用パッケージの斜視図である。
図2は、第1実施形態の電子部品用パッケージの部分拡大図である。
図3は、第1実施形態の電子部品用パッケージの製造方法のフローチャートである。
図4は、第1実施形態の電子部品用パッケージの製造方法の説明図である。
図5は、第2実施形態の電子部品用パッケージの斜視図である。
図6は、変更例の電子部品用パッケージの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、電子部品用パッケージの第1実施形態及び第2実施形態を説明する。なお、図面は理解を容易にするための模式図であり、構成要素を拡大及び省略している場合がある。そのため、構成要素の寸法比率は実際のものと異なる場合がある。
【0010】
<電子部品用パッケージの第1実施形態>
(第1実施形態の全体構成について)
図1に示すように、電子部品用パッケージ10は、第1金属箔11及び第2金属箔12を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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