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公開番号2025079580
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192348
出願日2023-11-10
発明の名称コネクタのカバー構造、及びリンク材の連結構造
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人
主分類F16C 11/04 20060101AFI20250515BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】コネクタの回動軸の周辺に異物が入り込むことを抑制する。
【解決手段】コネクタ20のカバー構造30は、カバー本体40、第1部材50、及び第2部材60を備えている。カバー本体40は、主壁41、及び主壁41の向かい合う平行な一対の外縁から立ち上がる一対の側壁42を有している。第1部材50及び第2部材60は、収容空間40A内に収容可能である。側壁42の各々は、第1凹部42Aと、第2凹部42Bと、を有している。第1部材50は、一対の側壁42における第1凹部42Aに回動可能に支持される一対の第1凸部52を有している。第2部材60は、一対の側壁42における第2凹部42Bに回動可能に支持される一対の第2凸部62を有している。基準軸RAに沿う方向での第1凹部42Aの寸法は、側壁42の収容空間40A側の内面42Cに平行な方向での第1凸部52の最大寸法よりも長い。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
主壁、及び前記主壁の外縁のうちの向かい合う平行な一対の側縁から立ち上がる一対の側壁を有するカバー本体と、
前記主壁及び一対の前記側壁で区画される収容空間内に収容可能な第1部材及び第2部材と、
を備え、
前記側縁が延びる方向に平行な軸を基準軸としたとき、
前記側壁の各々は、前記収容空間側の内面において窪む第1凹部と、前記各第1凹部に対して前記基準軸に沿ういずれかの方向側に位置し、前記収容空間側の内面において窪む第2凹部と、を有し、
前記第1部材は、一対の前記側壁における前記第1凹部に回動可能に支持される一対の第1凸部を有し、
前記第2部材は、一対の前記側壁における前記第2凹部に回動可能に支持される一対の第2凸部を有し、
前記基準軸に沿う方向での前記第1凹部の寸法は、前記側壁の前記収容空間側の内面に平行な方向での前記第1凸部の最大寸法よりも長い
コネクタのカバー構造。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記基準軸に沿う方向での前記第2凹部の寸法は、前記側壁の前記収容空間側の内面に平行な方向での前記第2凸部の最大寸法よりも長い
請求項1に記載のコネクタのカバー構造。
【請求項3】
前記第1部材は、円弧状の第1取付部と、前記第1取付部の外周面から突出する一対の前記第1凸部と、を有している
請求項1に記載のコネクタのカバー構造。
【請求項4】
一対の前記側壁の各々は、前記収容空間側の内面において窪み、且つ前記第1凹部から前記側壁における前記主壁とは反対側の縁にまで至る第1溝部を有している
請求項1に記載のコネクタのカバー構造。
【請求項5】
一対の前記側壁の各々は、前記収容空間側の内面において窪み、且つ前記第2凹部から前記側壁における前記主壁とは反対側の縁にまで至る第2溝部を有しており、
前記基準軸に沿う方向における前記第1溝部及び前記第2溝部の間隔は、前記基準軸に沿う方向における前記第1凸部及び前記第2凸部の最短の間隔と同じである
請求項4に記載のコネクタのカバー構造。
【請求項6】
前記主壁の外縁のうちの前記側縁とは異なる方向に延びる外縁を、当該主壁の端縁としたとき、
前記カバー本体は、前記端縁から前記側壁と同一方向側に立ち上がる端壁をさらに有している
請求項1に記載のコネクタのカバー構造。
【請求項7】
棒状の第1リンク材と、
棒状の第2リンク材と、
前記第1リンク材の端部及び前記第2リンク材の端部を相対回動可能に連結するコネクタと、
主壁、及び前記主壁の外縁のうちの向かい合う平行な一対の側縁から立ち上がる一対の側壁を有するカバー本体と、
前記第1リンク材に取り付けられ、前記主壁及び一対の前記側壁で区画される収容空間内に収容可能な第1部材と、
前記第2リンク材に取り付けられ、前記収容空間内に収容可能な第2部材と、
を備え、
前記側縁が延びる方向に平行な軸を基準軸としたとき、
前記側壁の各々は、前記収容空間側の内面において窪む第1凹部と、前記各第1凹部に対して前記基準軸に沿ういずれかの方向側に位置し、前記収容空間側の内面において窪む第2凹部と、を有し、
前記第1部材は、一対の前記側壁における前記第1凹部に回動可能に支持される第1凸部を有し、
前記第2部材は、一対の前記側壁における前記第2凹部に回動可能に支持される第2凸部を有し、
前記基準軸に沿う方向での前記第1凹部の寸法は、前記側壁の前記収容空間側の内面に平行な方向での前記第1凸部の最大寸法よりも長い
リンク材の連結構造。
【請求項8】
前記第1部材は、前記第1リンク材に対して、前記第1リンク材の中心軸線に沿う方向に相対移動可能である
請求項7に記載のリンク材の連結構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタのカバー構造、及びリンク材の連結構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の折り畳み式テーブルは、天板と、天板を支える複数のリンク材と、を備えている。複数のリンク材のうちの2つは、コネクタを介して接続している。具体的には、一方のリンク材の一端と他方のリンク材の一端との間にコネクタが介在している。また、コネクタは、屈曲可能である。これにより、一方のリンク材が、他方のリンク材に対して、コネクタを中心として相対回動可能になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のようなリンク材の連結構造において、2つのリンク材が一直線上に延びていない状態では、コネクタの回動軸の周辺に異物が入り込むおそれがある。当該コネクタの回動軸の周辺に異物が入り込むと、コネクタの屈曲動作の妨げとなる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、主壁、及び前記主壁の外縁のうちの向かい合う平行な一対の側縁から立ち上がる一対の側壁を有するカバー本体と、前記主壁及び一対の前記側壁で区画される収容空間内に収容可能な第1部材及び第2部材と、を備え、前記側縁が延びる方向に平行な軸を基準軸としたとき、前記側壁の各々は、前記収容空間側の内面において窪む第1凹部と、前記各第1凹部に対して前記基準軸に沿ういずれかの方向側に位置し、前記収容空間側の内面において窪む第2凹部と、を有し、前記第1部材は、一対の前記側壁における前記第1凹部に回動可能に支持される一対の第1凸部を有し、前記第2部材は、一対の前記側壁における前記第2凹部に回動可能に支持される一対の第2凸部を有し、前記基準軸に沿う方向での前記第1凹部の寸法は、前記側壁の前記収容空間側の内面に平行な方向での前記第1凸部の最大寸法よりも長いコネクタのカバー構造である。
【0006】
また、上記課題を解決するため、本発明は、棒状の第1リンク材と、棒状の第2リンク材と、前記第1リンク材の端部及び前記第2リンク材の端部を相対回動可能に連結するコネクタと、主壁、及び前記主壁の外縁のうちの向かい合う平行な一対の側縁から立ち上がる一対の側壁を有するカバー本体と、前記第1リンク材に取り付けられ、前記主壁及び一対の前記側壁で区画される収容空間内に収容可能な第1部材と、前記第2リンク材に取り付けられ、前記収容空間内に収容可能な第2部材と、を備え、前記側縁が延びる方向に平行な軸を基準軸としたとき、前記側壁の各々は、前記収容空間側の内面において窪む第1凹部と、前記各第1凹部に対して前記基準軸に沿ういずれかの方向側に位置し、前記収容空間側の内面において窪む第2凹部と、を有し、前記第1部材は、一対の前記側壁における前記第1凹部に回動可能に支持される第1凸部を有し、前記第2部材は、一対の前記側壁における前記第2凹部に回動可能に支持される第2凸部を有し、前記基準軸に沿う方向での前記第1凹部の寸法は、前記側壁の前記収容空間側の内面に平行な方向での前記第1凸部の最大寸法よりも長いリンク材の連結構造である。
【発明の効果】
【0007】
上記構成によれば、コネクタの回動軸の周辺に異物が入り込むことを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、リンク材の連結構造の斜視図である。
図2は、リンク材の連結構造の透過側面図である。
図3は、リンク材の連結構造の第1状態を示す図である。
図4は、リンク材の連結構造の第2状態を示す図である。
図5は、リンク材の連結構造の第3状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、コネクタのカバー構造を含むリンク材の連結構造の一実施形態を、図面を参照して説明する。なお、図面は、理解を容易にするために構成要素を拡大して示している場合がある。構成要素の寸法比率は実際のものと、又は別の図面中のものと異なる場合がある。
【0010】
<全体構成について>
図1に示すように、リンク材の連結機構10は、第1リンク材11、第2リンク材12、及びコネクタ20を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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