特許ウォッチ

公開番号2025080083
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023193091
出願日2023-11-13
発明の名称ポンプ装置
出願人株式会社川本製作所
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類F04D 29/22 20060101AFI20250516BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】重量のアンバランスを修正しても、取り付け強度の低下を防止できるポンプ装置を提供すること。
【解決手段】ポンプ装置1は、裏シュラウド31と、裏シュラウド31と対向する表シュラウド32と、裏シュラウド31及び表シュラウド32の間に複数配置された複数の羽根33と、隣り合う羽根33の間の裏シュラウド31及び表シュラウド32の外周縁を切削することで形成されたバランス調整部30aとを有するインペラ30を具備するポンプ12と、ポンプ12を駆動するモータ11と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
裏シュラウドと、前記裏シュラウドと対向する表シュラウドと、前記裏シュラウド及び前記表シュラウドの間に複数配置された複数の羽根と、隣り合う前記羽根の間の前記裏シュラウド及び前記表シュラウドの外周縁を切削することで形成されたバランス調整部とを有するインペラを備えるポンプと、
前記ポンプを駆動するモータと、
を備えるポンプ装置。
続きを表示（約 120 文字）【請求項２】
前記バランス調整部は、直線状に形成される、請求項１に記載のポンプ装置。
【請求項３】
前記バランス調整部は、前記裏シュラウド及び前記表シュラウドの外周縁の接線方向に沿って延びる、請求項２に記載のポンプ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、シュラウドを有するインペラを有するポンプ装置に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
ポンプにおいて、インペラを単数又は複数用いて、流体としての水を二次側に圧送する技術が知られている。例えば、インペラは、対のシュラウドを有し、対のシュラウド内に複数の羽根が溶接等により固定される。
【０００３】
このようなポンプは、インペラの重量バランスがアンバランスであると、異常な振動が生じる。このため、インペラに対して、アンバランス量を修正する技術が求められている。
【０００４】
なお、ターボチャージャ用インペラの重量アンバランス修正方法として、インペラの背面部に切削加工を実施する技術が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開平０４－１４２４３２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
上述した特許文献１の技術では、インペラのボス部を切削加工することで重量アンバランスを修正しているものの、ボス部の外縁やボス部と連続するインペラの背板側を周方向で所定の範囲を切削している。しかしながら、ボスに羽根が固定されている場合等においては、羽根が設けられる部位も切削されることから、ボスに羽根が固定されている構成のインペラの場合には、羽根の取り付け強度が低下する虞がある。
【０００７】
そこで本発明は、重量のアンバランスを修正しても、取り付け強度の低下を防止できるポンプ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明の一態様によれば、ポンプ装置は、裏シュラウドと、前記裏シュラウドと対向する表シュラウドと、前記裏シュラウド及び前記表シュラウドの間に複数配置された複数の羽根と、隣り合う前記羽根の間の前記裏シュラウド及び前記表シュラウドの外周縁を切削することで形成されたバランス調整部とを有するインペラを備えるポンプと、前記ポンプを駆動するモータと、を備える。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、重量のアンバランスを修正しても、取り付け強度の低下を防止できるポンプ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本発明の一実施形態に係るポンプ装置の構成を一部断面で示す側面図。
同ポンプ装置に用いるインペラの構成を示す斜視図。
同インペラの構成を示す平面図。
同インペラの構成を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許