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公開番号
2025080099
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023193119
出願日
2023-11-13
発明の名称
可動旋回キャスタ及びこれを備えた台車
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62B
5/00 20060101AFI20250516BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】直進走行性を選択的に発揮することが可能な可動旋回キャスタ及びこれを備えた台車を提供する。
【解決手段】旋回軸X2が上下方向に延びた状態で荷台1を支持する第1位置と、旋回軸X2が傾斜した状態で荷台1を支持する第2位置と、の間で回動軸X3周りに回動可能であり、第2位置における旋回軸X2は、旋回軸X2の下部が第1位置における旋回軸X2より回動軸X3側に位置するように傾斜角αで傾斜しており、車輪11の回転軸X1と旋回軸X2との距離D1、回動軸X3と旋回軸X2との距離D2、及び旋回軸X2の軸方向における回転軸X1と回動軸X3との距離D3が、D1≧D2>0、及び、D1+D2≧D3×tanαを満たしている可動旋回キャスタMC。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
台車の荷台に取り付けられる可動旋回キャスタであって、
車輪と、
前記車輪を回転軸周りに回転可能に支持するとともに、前記回転軸に平行な直線と直交し、且つ、前記回転軸と交差しない旋回軸周りに旋回可能な旋回金具と、
を備え、
前記旋回軸が上下方向に延びた状態で前記荷台を支持する第1位置と、前記旋回軸が傾斜した状態で前記荷台を支持する第2位置と、の間で回動軸周りに回動可能であり、
前記第2位置における前記旋回軸は、当該旋回軸の下部が前記第1位置における前記旋回軸より前記回動軸側に位置するように傾斜角αで傾斜しており、
前記回転軸と前記旋回軸との距離D1、前記回動軸と前記旋回軸との距離D2、及び前記旋回軸の軸方向における前記回転軸と前記回動軸との距離D3が、式(1)及び式(2)を満たしている、可動旋回キャスタ。
D1≧D2>0 ・・・(1)
D1+D2≧D3×tanα・・・(2)
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記距離D1と、前記距離D2とが、式(3)を満たしている、請求項1に記載の可動旋回キャスタ。
D2≧0.75×D1 ・・・(3)
【請求項3】
前記回動軸が同一直線上にあり、互いに連結部材により連結された、複数の請求項1又は2に記載の可動旋回キャスタであって、
前記連結部材が、前記可動旋回キャスタの各々において、前記回動軸を挟んで前記旋回軸の反対側に位置する部分に固定されている、可動旋回キャスタ。
【請求項4】
複数の請求項1又は2に記載の可動旋回キャスタと、
当該複数の可動旋回キャスタの前記回動軸を構成するシャフトと、
を備え、
前記シャフトが、その両端部と、前記複数の可動旋回キャスタ同士の間に位置する部分とにおいて、前記荷台に支持されている、台車。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の可動旋回キャスタが、当該可動旋回キャスタが前記第1位置にあるときに前記旋回軸が前記回動軸より前側に位置するように、前記荷台の前部に取り付けられ、前記荷台の後部に固定旋回キャスタが取り付けられ、前記荷台の後部に袖が設けられた、台車。
【請求項6】
前記荷台の前部に固定旋回キャスタが取り付けられ、請求項1又は2に記載の可動旋回キャスタが、当該可動旋回キャスタが前記第1位置にあるときに前記旋回軸が前記回動軸より前側に位置するように、前記荷台の後部に取り付けられ、前記荷台の後部に袖が設けられた、台車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、可動旋回キャスタ及びこれを備えた台車に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
台車として、前側と後側にそれぞれ一対のキャスタが設けられたものがある。典型的には、前側及び後側のうちいずれか一側のキャスタは、車輪の向きを変えることができる旋回キャスタであり、他側のキャスタは車輪の向きを変えることができない固定キャスタである。特許文献1は、関連する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6279850号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
固定キャスタは、車輪が向いている方向へ直進移動する際の方向安定性(直進走行性ともいう)に優れているが、当該方向と交差する方向である横方向への移動や位置調整は難しい。一方、旋回キャスタは、横方向への移動や位置調整は容易であるが、直進走行性に劣る。
【0005】
本発明の目的は、直進走行性を選択的に発揮することが可能な可動旋回キャスタ及びこれを備えた台車を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る可動旋回キャスタは、旋回軸が上下方向に延びた状態で荷台を支持する第1位置と、旋回軸が傾斜した状態で荷台を支持する第2位置と、の間で回動軸周りに回動可能である。第2位置における旋回軸は、旋回軸の下部が第1位置における旋回軸より回動軸側に位置するように傾斜角αで傾斜している。車輪の回転軸と旋回軸との距離D1、回動軸と旋回軸との距離D2、及び旋回軸の軸方向における回転軸と回動軸との距離D3が、D1≧D2>0、及び、D1+D2≧D3×tanαを満たしている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、直進走行性を選択的に発揮することが可能な可動旋回キャスタ及びこれを備えた台車を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る台車の斜視図である。
第1実施形態に係る可動旋回キャスタが第1位置にある状態を示す側面図である。
第1実施形態に係る可動旋回キャスタが第2位置にある状態を示す側面図である。
第1実施形態に係る固定旋回キャスタの側面図である。
第1実施形態に係る天板を外した状態の台車の平面図である。
第1実施形態に係る台車の底面図である。
第2実施形態に係る台車の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
いくつかの実施形態に係る可動旋回キャスタ及びこれを備えた台車について、図面を参照しつつ説明する。以下の説明では、既に説明した構成と同様の機能を有する構成については、同様の符号を付して説明を省略する。
【0010】
<第1実施形態>
台車T1は、主として人力により荷物を運搬するために用いられ、ハンドトラックとも称される。図1に示すように、台車T1は、片袖形であり、荷台1と、荷台1の後部に設けられた袖2とを備えている。荷台1の上面は、平坦であり、荷物が載置される載置面1aを構成している。
(【0011】以降は省略されています)
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