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公開番号
2025080176
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023193244
出願日
2023-11-13
発明の名称
回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物、塗膜および車両
出願人
日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
201/00 20060101AFI20250516BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】塗料の付きまわりを抑制し、塗着効率を高めることが可能な回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物を提供することを提供すること。
【解決手段】回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物であって、前記回転霧化式静電塗装装置は、前記塗料組成物の微粒化にシェーピングエアを用いず、前記塗料組成物の電気抵抗値が、0.02~1.5MΩであることを特徴とする、回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物であって、
前記回転霧化式静電塗装装置は、前記塗料組成物の微粒化にシェーピングエアを用いず、
前記塗料組成物の電気抵抗値が、0.02~1.5MΩであることを特徴とする、回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記塗料組成物は、メタノール、エタノール、1-プロパノール、ジエチルエーテルおよびブロック化イソシアネートからなる群より選択される1種以上を、前記塗料組成物の総質量に対して、0.5質量%以上含む、請求項1に記載の回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物。
【請求項3】
前記塗料組成物は、3.0F/m以上の誘電率を有する化合物を含み、
前記化合物が、ブロック化イソシアネートであり、
前記塗料組成物の総質量に対する、前記化合物の質量割合が、0.5質量%以上である、請求項1に記載の回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物。
【請求項4】
前記ブロック化イソシアネートが、1,6-ヘキサメチレンジイソシアネートのブロック化イソシアネートである、請求項3に記載の回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物。
【請求項5】
前記塗料組成物は、3.0F/m以上の誘電率を有する化合物を含み、
前記化合物が、メタノール、エタノール、1-プロパノールおよびジエチルエーテルからなる群より選択される1種以上であり、
前記塗料組成物の総質量に対する、前記化合物の質量割合が、0.5質量%以上である、請求項1に記載の回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物。
【請求項6】
前記電気抵抗値が、0.02~1.0MΩである、請求項1に記載の回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物。
【請求項7】
前記塗料組成物が、車両外板の塗膜を形成するための塗料組成物である、請求項1に記載の回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物。
【請求項8】
前記塗料組成物が、車両外板の中塗り塗膜を形成するための塗料組成物である、請求項1に記載の回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物。
【請求項9】
請求項1に記載の回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物を用いた、塗膜。
【請求項10】
請求項9に記載の塗膜を有する、車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物、塗膜および車両に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ベルカップから放出された塗料にシェーピングエアを吹き付けることによって塗料を微粒化(霧化ともいう)する塗装装置が知られている。このような塗装装置では、シェーピングエアの随伴流が被塗物で反射され、微粒化された塗料が舞い上げられるため、塗着効率が低下するという欠点があった。
【0003】
これに対して、シェーピングエアを用いない、回転霧化式静電塗装装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の塗装装置は、回転ヘッドの溝部から糸状の塗料を放出し、その糸状の塗料が静電微粒化されるように構成されている。そして、静電微粒化された塗料は、アースに接続された被塗物(電気伝導体)に静電気力で付着し、塗装される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-055345号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1では、糸状の塗料の直径のみについて着目しており、塗料自体の特性および組成については着目していない。
【0006】
また、本発明者が検討したところ、単に従来のシェーピングエアを用いる塗装装置で用いていた塗料を特許文献1の回転霧化式静電塗装装置で塗装すると、回転ヘッドから放出された静電微粒化された塗料の一部が被塗物に付着せずに、塗装対象ではない回転ヘッドの外周に付着し、塗着効率が低下することが分かった。この場合、回転ヘッドの外周に付着していた塗料が飛散し、その塗料の塗装対象の被塗物に付着して外観を損なうおそれもある。さらに、塗料が塗装対象外の物に付着する(「塗料の付きまわり」ともいう)と、塗着効率が低下するだけでなく、塗装対象外の物を養生したり、塗装対象外の物に付着した塗料を除去したり、塗装対象外の物を清掃または交換したりなどの不要な工程およびコストが生ずるという欠点もある。
【0007】
そこで、本発明は、塗料の付きまわりを抑制し、塗着効率を高めることが可能な回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物を提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明の別の目的は、そのような塗料組成物を用いた塗膜を提供することである。
【0009】
また、本発明の別の目的は、そのような塗膜を有する車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る塗料組成物は、回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物であって、
前記回転霧化式静電塗装装置は、前記塗料組成物の微粒化にシェーピングエアを用いず、
前記塗料組成物の電気抵抗値が、0.02~1.5MΩであることを特徴とする、回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物である。これにより、塗料の付きまわりを抑制し、塗着効率を高めることが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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