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公開番号2025082182
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023195480
出願日2023-11-16
発明の名称アッパサポート組立体
出願人住友理工株式会社
代理人弁理士法人笠井中根国際特許事務所,個人,個人
主分類F16F 9/54 20060101AFI20250521BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】アッパサポートの構造やサイズの変更がスプリングインシュレータの取付けに影響し難い、新規な構造のアッパサポート組立体を提供する。
【解決手段】ショックアブソーバ84を車両ボデー90に取り付けるアッパサポート12を含み、アッパサポート12にはバウンドストッパ94装着用の筒状保持部58が車両ボデー90に重ね合わされて固定される部分から下方へ突出して設けられているアッパサポート組立体10であって、筒状保持部58が突出先端へ向けて小径となるテーパ筒形状とされており、ショックアブソーバ84に外挿されるコイルスプリング100の上端部に重ね合わされるスプリングインシュレータ66が、筒状保持部58の外周面に嵌合装着されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ショックアブソーバを車両ボデーに取り付けるアッパサポートを含み、該アッパサポートにはバウンドストッパ装着用の筒状保持部が該車両ボデーに重ね合わされて固定される部分から下方へ突出して設けられているアッパサポート組立体であって、
前記筒状保持部が突出先端へ向けて小径となるテーパ筒形状とされており、
該ショックアブソーバに外挿されるコイルスプリングの上端部に重ね合わされるスプリングインシュレータが、該筒状保持部の外周面に嵌合装着されているアッパサポート組立体。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記筒状保持部の突出先端部分には、外周へ向けて突出する抜止突部が設けられており、
該抜止突部への引っ掛かり作用に基づいて前記スプリングインシュレータの抜出防止機構が構成される請求項1に記載のアッパサポート組立体。
【請求項3】
前記スプリングインシュレータは、前記コイルスプリングの端部に重ね合わされる環板状のシート状部と、前記筒状保持部に嵌合装着される嵌合筒部とを、備えており、
該嵌合筒部の内周面が該筒状保持部の外周面と対応するテーパ面とされている請求項1又は2に記載のアッパサポート組立体。
【請求項4】
前記スプリングインシュレータの前記嵌合筒部は、内周面の軸方向両端部が軸方向外側へ向けて円弧状に外周へ拡開する湾曲拡開面とされており、
該スプリングインシュレータの前記シート状部側に設けられた一方の該湾曲拡開面の曲率半径が、該シート状部と反対側に設けられた他方の該湾曲拡開面の曲率半径よりも大きくされている請求項3に記載のアッパサポート組立体。
【請求項5】
前記アッパサポートに別体のカップ金具が取り付けられており、該カップ金具の底壁部が該アッパサポートに重ね合わされて固定されていると共に、該カップ金具の周壁部によって前記筒状保持部が構成されている請求項1又は2に記載のアッパサポート組立体。
【請求項6】
前記スプリングインシュレータは、前記アッパサポートに直接取り付けられることなく前記カップ金具を介して該アッパサポートに取り付けられている請求項5に記載のアッパサポート組立体。
【請求項7】
前記カップ金具の前記底壁部の外周端部と前記アッパサポートとの間に隙間が設けられており、
前記スプリングインシュレータには、該隙間に差し入れられて該カップ金具と軸方向で係止される係止突起が設けられている請求項5に記載のアッパサポート組立体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ショックアブソーバと車両ボデーとを連結するアッパサポート組立体に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両においてショックアブソーバと車両ボデーとを連結するアッパサポートが知られている。例えば、国際公開第2019/146625号公報(特許文献1)に開示されているのが、それである。
【0003】
ところで、特許文献1の図1等にも示されているように、アッパサポートには、ショックアブソーバに外挿されるコイルスプリングの上端部に重ね合わされるスプリングインシュレータ等が取り付けられており、それらによってアッパサポート組立体が構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/146625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、図1等に示されているように、スプリングインシュレータがアッパサポートの外側部材に外嵌装着されている。しかしながら、このような構造では、アッパサポートの構造、特に外側部材の構造が変更されたり、アッパサポートの小型化(小径化)が図られたりした場合に、スプリングインシュレータのアッパサポートへの取付けが難しくなって、スプリングインシュレータについても設計変更や成形用金型の新規作成等が必要になってしまうことが考えられた。
【0006】
本発明の解決課題は、アッパサポートの構造やサイズ等の変更がスプリングインシュレータの取付けに影響し難い、新規な構造のアッパサポート組立体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
【0008】
第一の態様は、ショックアブソーバを車両ボデーに取り付けるアッパサポートを含み、該アッパサポートにはバウンドストッパ装着用の筒状保持部が該車両ボデーに重ね合わされて固定される部分から下方へ突出して設けられているアッパサポート組立体であって、前記筒状保持部が突出先端へ向けて小径となるテーパ筒形状とされており、該ショックアブソーバに外挿されるコイルスプリングの上端部に重ね合わされるスプリングインシュレータが、該筒状保持部の外周面に嵌合装着されているものである。
【0009】
本態様に従う構造とされたアッパサポート組立体によれば、スプリングインシュレータが筒状保持部を介してアッパサポートに取り付けられていることから、例えば、アッパサポートの形状やサイズが変更されたとしても、筒状保持部の形状やサイズを維持することで、スプリングインシュレータの取付けへの影響を防ぐことができる。
【0010】
また、スプリングインシュレータが外嵌装着される筒状保持部が先端へ向けて小径となるテーパ筒形状とされていることから、スプリングインシュレータを筒状保持部の先端側から外挿し易く、スプリングインシュレータを筒状保持部に対して容易に取り付けることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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