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公開番号2025082871
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196365
出願日2023-11-20
発明の名称プロファイルとプロファイル用コネクタ
出願人SUS株式会社
代理人個人,個人
主分類F16B 7/04 20060101AFI20250523BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】 第1プロファイルに第2プロファイルを直交する方向から連結する際、第2プロファイルの回転方向位置を調整することができるプロファイルとプロファイル用コネクタを提供すること。
【解決手段】 第1プロファイルに対して同じく請求項1~請求項3の何れかに記載の第2プロファイルを直交する方向から連結するプロファイル用コネクタにおいて、一対のコネクタ要素から構成されていて、上記各コネクタ要素は先端部に上記第1プロファイルの被把持部の片側を把持する把持爪部を備えていて、基端側に上記第2プロファイルの中空部内に挿入される押圧部を備えていて、上記押圧部には上記第2プロファイルの係合突起に係合する複数の係合突起が設けられていて、上記押圧部の係合突起の上記第2プロファイルの係合突起に係合する回転方向位置を調整することにより、上記第2プロファイルの被把持部の回転方向位置を調整可能にしたもの。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
略中空円筒形状をなすプロファイル本体と、
上記プロファイル本体の外周面の所定位置に突設された複数個の被把持部と、
上記プロファイル用本体の内周面に設けられた複数個の係合突起と、
を具備したことを特徴とするプロファイル。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
請求項1記載のプロファイルにおいて、
上記係合突起は上記被把持部に対応する位置に複数個ずつ設けられていることを特徴とするプロファイル。
【請求項3】
請求項2記載のプロファイルにおいて、
上記係合突起は3条長手方向に延長・形成されていることを特徴とするプロファイル。
【請求項4】
請求項1~請求項3の何れかに記載の第1プロファイルに対して同じく請求項1~請求項3の何れかに記載の第2プロファイルを直交する方向から連結するプロファイル用コネクタにおいて、
一対のコネクタ要素から構成されていて、
上記各コネクタ要素は先端部に上記第1プロファイルの被把持部の片側を把持する把持爪部を備えていて、基端側に上記第2プロファイルの中空部内に挿入される押圧部を備えていて、
上記押圧部には上記第2プロファイルの係合突起に係合する複数の係合突起が設けられていて、
上記押圧部の係合突起の上記第2プロファイルの係合突起に係合する回転方向位置を調整することにより、上記第2プロファイルの被把持部の回転方向位置を調整可能にしたことを特徴とするプロファイル用コネクタ。
【請求項5】
請求項4記載のプロファイル用コネクタにおいて、
上記押圧部の係合突起は上記プロファイルの係合突起より多くの条数で設けられていることを特徴とするプロファイル用コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プロファイルとプロファイル用コネクタに係り、特に、第1プロファイルに第2プロファイルを直交する方向から連結する際、第2プロファイルの回転方向位置を調整することができるように工夫したものに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
この種のプロファイルとプロファイル用コネクタの構成を開示するものとして、例えば、特許文献1がある。この特許文献1に記載されているプロファイルは次のような構成になっている。中空円筒形状を基本形状としていて、外周面の直交する4箇所には被把持部が突設されている。又、内周面であって上記被把持部に対応する位置には係合凹部がそれぞれ形成されている。
【0003】
一方、プロファイル用コネクタは一対のコネクタ要素から構成されていて、上記各コネクタ要素の基端側には、上記プロファイルの外周面の被把持部の一方に係合する把持爪部が設けられている。上記各コネクタ要素の先端側は上記プロファイルの中空部内に挿入される挿入部となっていて、この挿入部には上記係合凹部に係合する係合凸部が設けられている。
【0004】
一方のプロファイルに他方のプロファイルを直交する方向から指向させて上記プロファイル用コネクタによって連結する場合、プロフィル用コネクタの一対のコネクタ要素を組み付けてボルト・ナットにより締め付けていくと、一対のコネクタ要素の把持爪部が相互に接近していき、一方のプロファイルの被把持部を両側から把持する。一対のコネクタ要素の挿入部は他方のプロファイルの中空部内に挿入されていて、一対のコネクタ要素をボルト・ナットにより締め付けていくと、それぞれの係合凸部が外側に移動して相互に離間していき、プロファイルの係合凹部に係合する。このようにして、一方のプロファイルに他方のプロファイルを直交する方向から連結する。
【0005】
同種のプロファイル及びプロファイル用コネクタの構成を開示するものとして、特許文献2、特許文献3がある。
尚、特許文献1、特許文献2、特許文献3は何れも本件特許出願人によるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5989502号公報
特許第6778953号公報
WO2023/079610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記従来の構成によると次のような問題があった。
すなわち、一方のプロファイルも他方のプロファイルも内周面の係合凹部は外周面の被把持部に対応するように直交する4箇所に設けられている。よって、その係合凹部にプロフィル用コネクタの一対のコネクタ要素の係合凸部を係合させて連結する場合、他方のプロファイルの回転方向位置、すなわち、外周面の被把持部の位置は常に同じ位置になってしまい、被把持部の位置を別の回転方向位置に変更したいという要求に対応できないという問題があった。
【0008】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、第1プロファイルに第2プロファイルを直交する方向から連結する際、第2プロファイルの被把持部の回転方向位置を調整することができるプロファイルとプロファイル用コネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するべく本願発明の請求項1によるプロファイルは、略中空円筒形状をなすプロファイル本体と、上記プロファイル本体の外周面の所定位置に突設された複数個の被把持部と、上記プロファイル用本体の内周面に設けられた複数個の係合突起と、を具備越したことを特徴とするものである。
又、請求項2によるプロファイルは、 請求項1記載のプロファイルにおいて、上記係合突起は上記被把持部に対応する位置に複数個ずつ設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項3によるプロファイルは、 請求項2記載のプロファイルにおいて、上記係合突起は3条長手方向に延長・形成されていることを特徴とするものである。
又、請求項4によるプロファイル用コネクタは、請求項1~請求項3の何れかに記載の第1プロファイルに対して同じく請求項1~請求項3の何れかに記載の第2プロファイルを直交する方向から連結するプロファイル用コネクタにおいて、一対のコネクタ要素から構成されていて、上記各コネクタ要素は先端部に上記第1プロファイルの被把持部の片側を把持する把持爪部を備えていて、基端側に上記第2プロファイルの中空部内に挿入される押圧部を備えていて、上記押圧部には上記第2プロファイルの係合突起に係合する複数の係合突起が設けられていて、上記押圧部の係合突起の上記第2プロファイルの係合突起に係合する回転方向位置を調整することにより、上記第2プロファイルの被把持部の回転方向位置を調整可能にしたことを特徴とするものである。
又、請求項5によるプロファイル用コネクタは、請求項4記載のプロファイル用コネクタにおいて、上記押圧部の係合突起は上記プロファイルの係合突起より多くの条数で設けられていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
以上述べたように、本願の請求項1によるプロファイルによると、略中空円筒形状をなすプロファイル本体と、上記プロファイル本体の外周面の所定位置に突設された複数個の被把持部と、上記プロファイル用本体の内周面に設けられた複数個の係合突起と、を具備した構成になっているので、上記複数個の係合突起を利用して別のプロファイルと連結する場合に、その別のプロファイルの被把持部の回転方向位置を調整することができる。
又、請求項2によるプロファイルによると、請求項1記載のプロファイルにおいて、上記係合突起は上記被把持部に対応する位置に複数個ずつ設けられているので、上記効果を確実に奏することができる。
又、請求項3によるプロファイルによると、 請求項2記載のプロファイルにおいて、上記係合突起は3条長手方向に延長・形成されているので、上記効果を確実に奏することができる。
又、請求項4によるプロファイル用コネクタによると、請求項1~請求項3の何れかに記載の第1プロファイルに対して同じく請求項1~請求項3の何れかに記載の第2プロファイルを直交する方向から連結するプロファイル用コネクタにおいて、一対のコネクタ要素から構成されていて、上記各コネクタ要素は先端部に上記第1プロファイルの被把持部の片側を把持する把持爪部を備えていて、基端側に上記第2プロファイルの中空部内に挿入される押圧部を備えていて、上記押圧部には上記第2プロファイルの係合突起に係合する複数の係合突起が設けられていて、上記押圧部の係合突起の上記第2プロファイルの係合突起に係合する回転方向位置を調整することにより、上記第2プロファイルの被把持部の回転方向位置を調整可能にした構成になっているので、上記複数個の係合突起を利用して別のプロファイルと連結する場合に、その別のプロファイルの被把持部の回転方向位置を調整することができる。
又、請求項5によるプロファイル用コネクタによると、請求項4記載のプロファイル用コネクタにおいて、上記押圧部の係合突起は上記プロファイルの係合突起より多くの条数で設けられているので、上記効果を確実に奏することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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