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公開番号
2025086173
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2023200057
出願日
2023-11-27
発明の名称
転がり軸受のエアオイル潤滑構造
出願人
NTN株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16N
7/32 20060101AFI20250530BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】エアオイルを円滑に供給することができる転がり軸受のエアオイル潤滑構造を提供する。
【解決手段】転がり軸受のエアオイル潤滑構造は、転がり軸受1と、転がり軸受1にエアオイルを供給する潤滑装置2とを備える。潤滑装置2は、転がり軸受1の外輪端面7bに隣接して設けられエアオイル供給孔14を有する外輪間座11と、外輪間座11に合わせ面12aを介して固定され、且つエアオイル供給孔14に連通するエアオイル給油孔17を有しエアオイル給油孔17から転がり軸受1にエアオイルを吐出するノズル間座12とを含む。外輪間座11と外輪端面7bとの接触面f1を確保すると共に、合わせ面12aのうち、エアオイル供給孔14およびエアオイル給油孔17の外側に位置し環状に設けられるシール溝18と、境界部19との間のストレート面f2を定められた面積以上確保するストレート面等確保手段13を備えた。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
転がり軸受と、この転がり軸受にエアオイルを供給する潤滑装置とを備え、
前記潤滑装置は、前記転がり軸受の外輪端面に隣接して設けられエアオイル供給孔を有する外輪間座と、この外輪間座に合わせ面を介して固定され、且つ前記エアオイル供給孔に連通するエアオイル給油孔を有しこのエアオイル給油孔から前記転がり軸受にエアオイルを吐出するノズル間座と、を含む転がり軸受のエアオイル潤滑構造であって、
前記外輪間座と前記外輪端面が接触すると共に、
前記合わせ面のうち、前記エアオイル供給孔および前記エアオイル給油孔の外側に位置し環状に設けられるシール溝と、前記エアオイル給油孔との間のストレート面を定められた面積以上確保するストレート面等確保手段を備えた、転がり軸受のエアオイル潤滑構造。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の転がり軸受のエアオイル潤滑構造において、前記転がり軸受は玉軸受であり、前記ストレート面等確保手段は、ノズル間座断面高さhとボール直径Dwが以下の関係にある転がり軸受のエアオイル潤滑構造。
0.8≦h/Dw≦2.0
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の転がり軸受のエアオイル潤滑構造において、前記ノズル間座の給油孔ピッチ径d3と転がり軸受のピッチ円直径PCDが以下の関係にある転がり軸受のエアオイル潤滑構造。
0.9≦d3/PCD≦1.1
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の転がり軸受のエアオイル潤滑構造において、前記ノズル間座のノズル径Aと給油孔径Bが以下の関係にある転がり軸受のエアオイル潤滑構造。
1.0≦B/A≦4.0
【請求項5】
請求項4に記載の転がり軸受のエアオイル潤滑構造において、前記ノズル間座の給油孔径Bと前記シール溝の内径Cが以下の関係にある転がり軸受のエアオイル潤滑構造。
1.0<C/B≦2.5
【請求項6】
請求項4または請求項5に記載の転がり軸受のエアオイル潤滑構造において、前記シール溝の内径Cと、前記シール溝に嵌め込まれるシールのシール内径Dが以下の関係にある転がり軸受のエアオイル潤滑構造。
0.7≦D/C≦1.0
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の転がり軸受のエアオイル潤滑構造において、前記転がり軸受はアンギュラ玉軸受である転がり軸受のエアオイル潤滑構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、工作機械における主軸等の高速回転の支持に使用されるアンギュラ玉軸受等に適用される転がり軸受のエアオイル潤滑構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
工作機械の主軸装置は高速化傾向にあり、エアオイル潤滑構造を適用している(例えば、特許文献1,2)。このエアオイル潤滑は、搬送エアに潤滑用オイルを混合して内輪に直接噴きつける潤滑方法である。図6のように、このエアオイル潤滑構造は、内輪外径に斜面部であるカウンターボア50を設けこのカウンターボア50に油溝51を設けた転がり軸受52と、外輪間座53と、ノズル間座54とを含む。
【0003】
客先部材であるハウジング55からエアオイルが外輪間座53、ノズル間座54を経て内輪の油溝51へ噴射され、内輪の回転による遠心力とオイルの表面張力により、カウンターボア50を伝って転走面56へ潤滑が行きわたる。外輪間座53とノズル間座54は、外輪間座53にノズル間座54がボルト等で固定されている。外輪間座53とノズル間座54は給油孔57が連通しており、その境目にはエアオイルの漏れ防止としてOリング58が取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4261083号公報
特許第4289875号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
・このエアオイル潤滑構造の間座は、外輪間座53にノズル間座54がボルトで固定されており、外輪間座53と軸受外輪59が接触して設置される。
・軸受のボール径に対してノズル間座54の径方向断面高さhが大きすぎると、外輪間座53と軸受外輪59との接触面が確保できない。ボール径に対してノズル間座54の径方向断面高さhが小さすぎても、Oリング溝と給油孔間のストレート面が確保できず成立しない。所定の前記ストレート面が確保できない場合、Oリング58が装着できないかまたはOリング58が装着できた場合であってもOリング58の機能が発揮できずエアオイルが転がり軸受52に円滑に供給されないおそれがある。そのため、ボール径に対するノズル間座54の径方向断面高さhは最適に設定しなければならない。
【0006】
本発明の目的は、エアオイルを円滑に供給することができる転がり軸受のエアオイル潤滑構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の転がり軸受のエアオイル潤滑構造は、転がり軸受と、この転がり軸受にエアオイルを供給する潤滑装置とを備え、
前記潤滑装置は、前記転がり軸受の外輪端面に隣接して設けられエアオイル供給孔を有する外輪間座と、この外輪間座に合わせ面を介して固定され、且つ前記エアオイル供給孔に連通するエアオイル給油孔を有しこのエアオイル給油孔から前記転がり軸受にエアオイルを吐出するノズル間座と、を含む転がり軸受のエアオイル潤滑構造であって、
前記外輪間座と前記外輪端面が接触すると共に、
前記合わせ面のうち、前記エアオイル供給孔および前記エアオイル給油孔の外側に位置し環状に設けられるシール溝と、前記エアオイル給油孔との間のストレート面を定められた面積以上確保するストレート面等確保手段を備えた。
前記エアオイルは、搬送空気と混合された潤滑用オイルである。
前記「定められた面積」は、設計等によって任意に定める面積であって、例えば、試験およびシミュレーションのいずれか一方または両方等により適切な面積を求めて定められる。
【0008】
この構成によると、外輪間座と外輪端面との接触面を確保する。これと共に、合わせ面のうち、シール溝とエアオイル給油孔との間のストレート面を定められた面積以上確保することにより、シール溝にシールを装着することができるうえシールの機能を発揮し得る。したがって、潤滑装置から転がり軸受にエアオイルを円滑に供給することができる。
【0009】
前記転がり軸受は玉軸受であり、前記ストレート面等確保手段は、ノズル間座断面高さhとボール直径Dwが以下の関係にあってもよい。
0.8≦h/Dw≦2.0
前記ノズル間座断面高さhは、ノズル間座の径方向断面である。
前記関係を満たすことで、外輪間座と外輪端面との接触面を確保し、且つシール溝にシールを確実に装着し得る。
【0010】
前記ノズル間座の給油孔ピッチ径d3と転がり軸受のピッチ円直径PCDが以下の関係にあってもよい。
0.9≦d3/PCD≦1.1
給油孔ピッチ径d3とピッチ円直径PCDの前記関係を満たすことで、エアオイルを内輪の所定位置を狙って噴射することが可能となる。これにより、潤滑装置から転がり軸受にエアオイルをより円滑に供給することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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