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公開番号
2025087994
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202364
出願日
2023-11-30
発明の名称
印刷システム、プログラム及び方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06F
3/12 20060101AFI20250604BHJP(計算;計数)
要約
【課題】 ストレージから取得した文書データに対して、前記ストレージでのファイル名とは異なるファイル名を付与して管理する印刷システムにおいて、当該文書データ内のファイル名フィールドに、前記ストレージでのファイル名に基づくファイル名が出力されるようにした状態の印刷データを生成できるようにする。
【解決手段】 本発明の印刷システムは、ストレージから取得した文書データに対して、ストレージでのファイル名とは異なるファイル名を付与して保存する印刷システムであって、ファイル名が出力されるファイル名フィールドが前記文書データ内に含まれる場合、前記保存された文書データから中間データを生成する際に、ストレージでのファイル名に基づくファイル名が前記ファイル名フィールドに出力されるようにした状態の中間データを生成し、当該生成された中間データを用いて、プリンタでの印刷を実行可能な印刷データを生成する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ストレージに保存されている文書データを取得して、当該取得した文書データの印刷データを生成する印刷システムであって、
前記ストレージから取得した文書データに対して、前記ストレージでのファイル名とは異なるファイル名を付与して保存する保存手段と、
ファイル名が出力されるファイル名フィールドが前記文書データに含まれる場合、前記保存手段に保存された文書データから中間データを生成する際に、前記ストレージでのファイル名に基づくファイル名が前記ファイル名フィールドに出力されるようにした状態の当該中間データを生成する中間データ生成手段と、
前記中間データ生成手段で生成された前記中間データを用いて、プリンタでの印刷を実行可能な印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
を有することを特徴とする印刷システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記中間データ生成手段は、前記保存手段に保存された文書データについて、前記ストレージでのファイル名に基づくファイル名を付与した状態で一時保存し、当該一時保存した文書データから前記中間データを生成する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項3】
前記中間データ生成手段は、前記保存手段に保存された文書データのファイル名フィールドを、前記ストレージでのファイル名の文字列で置換して、当該置換した後の文書データから前記中間データを生成する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項4】
前記中間データ生成手段は、前記保存手段に保存された文書データのファイル名フィールドを、前記ストレージでのファイル名の文字列で置換して、当該置換した後の文書データを一時保存し、当該一時保存した文書データから前記中間データを生成する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項5】
前記中間データ生成手段は、前記保存手段に保存された文書データから一時的な中間データを生成し、当該一時的な中間データ内に含まれる前記ファイル名フィールドに対応する文字列を、前記ストレージでのファイル名の文字列で置換し、当該置換した後の最終的な中間データを、前記中間データとして生成する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項6】
前記印刷システムは、クライアント端末からのリクエストを受信する受信手段を更に備えるものであり、
前記ストレージから取得した文書データは、前記受信手段で前記クライアント端末から受信した前記リクエストで指定された文書データである、
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項7】
前記印刷システムは、前記印刷データ生成手段で生成した前記印刷データを、前記プリンタに送信する送信手段を更に備える、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項8】
前記印刷システムは、印刷サーバと文書変換サーバとで構成され、
前記印刷サーバは、前記保存手段と前記印刷データ生成手段とを有し、
前記文書変換サーバは、前記中間データ生成手段を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項9】
コンピュータを、請求項1に記載の印刷システムの各手段として機能させるためのプログラム。
【請求項10】
コンピュータを、請求項1に記載の印刷サーバの各手段として機能させるためのプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、文書データから印刷データを生成するための印刷システム、プログラム及び方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
Google Drive、One Drive(登録商標)などのクラウドストレージに保存された文書データの印刷データを提供するクラウド印刷サービスがある。クラウドサーバを利用したクラウド印刷サービスは、スマートフォンなどのクライアント端末からのリクエストに応じて、指定された文書データをクラウドストレージから取得し、当該取得した文書データを印刷データに変換して、プリンタに提供する。
【0003】
このような印刷サービスなどを提供するクラウドサーバは、クラウドストレージからファイルを取得して当該サーバ内で一時保存する場合、当該取得したファイルに対して当該サーバ内で扱いやすいファイル名にして保存することが一般的に行われている。すなわち、クラウドサーバは、当該取得したファイルに対して、クラウドストレージのファイル名とは異なるファイル名を付与して保存する。
【0004】
これは、クラウドサーバとクラウドストレージが互いに異なるOS(オペレーティングシステム)を使用している場合があり、さらに、ファイル名で使用できる文字や長さが当該OSに依存するため、異なるOSで作成されたファイルを扱う際にファイル名に起因するエラーが生じないようにするためである。なお、OSに依存する文字の例としては、Windows(登録商標)のOSの場合、「¥」「/」「:」「*」「?」「“」「<」「>」「|」はファイル名として使用することができない文字、などが予め決まっている。また、ファイルを取得したクラウドサーバ(例えば、印刷サービスを提供するサーバ)は、当該クラウドサーバ内のファイル名の形式を統一することによって、ファイルの管理を容易に行えるという効果もある。例えば、印刷サービスであれば、クライアントからの印刷リクエストに応答して返すジョブ識別子を文書データのファイル名として使用するケースがある。クライアントは、ジョブ識別子を指定して、印刷サービスに対して印刷中止や再印刷などのリクエストを行う。印刷サービスは、ジョブ識別子に一致するファイル名のファイルに対して、読み出しや削除といった処理を行えばよいので、ファイルにジョブ識別子を付与することにより、処理対象ファイルの特定を行いやすくなる。
【0005】
また、特許文献1には、ユーザにより入力された文字列を、異なるOSで扱うことができる制限された文字のみで構成されたファイル名に変換することが開示されている。印刷サービスを提供するクラウドサーバに、この特許文献1の技術を適用した場合、クラウドストレージから取得した文書データについて、クラウドサーバで使用することができる文字のみで構成されるファイル名にすることができる。ただし、この場合も、クラウドストレージに保存されているときの文書データのファイル名と、印刷サービスを提供するクラウドサーバに一時保存される文書データのファイル名は、異なる名前となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003-271431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
文書データによっては、印刷実行時のファイル名で更新されるフィールド(ファイル名フィールド)を文書中に配置可能な形式が存在する。例えば、MS Word形式の文書データでは、文書のヘッダ/フッタ部分にファイル名フィールドを配置することができる。MS Word形式とは、Microsoft社(商標)のWordソフトウェアで使用される文書データの形式である。このファイル名フィールドが設定されている文書データを印刷した場合、印刷結果において、ファイル名フィールドの位置にはファイル名の文字列が出力される。また、PDF変換ドライバ(例えば、Microsoft print to PDFなど)を用いて、MS Word形式の文書データを、PDFに変換した際にも、変換後のPDFファイルには、ファイル名フィールドの位置にファイル名の文字列が出力される。
【0008】
印刷サービスを提供するクラウドサーバにおいて、ファイル名フィールドが配置された文書データから印刷データを生成する処理を実行した場合、当該印刷データにおいて、ファイル名フィールドの位置に、当該クラウドサーバに一時保持されているときの文書データのファイル名の文字列が出力されることになる。このとき、前述したように、クラウドストレージに保存されているときの文書ファイル名と、印刷サービスを提供するクラウドサーバに一時保存されているときの文書ファイルとは異なる。したがって、印刷データのファイル名フィールドに出力される文字列は、クラウドストレージに保存されているときの文字列とは異なる文字列(すなわち、印刷サービスを提供するクラウドサーバで一時保存されているときのファイル名)となってしまう。一方、ユーザは、印刷対象としてクラウドストレージ上に保存されている文書データを選択しているので、当該クラウドストレージ上の文書データのファイル名が印刷されることを期待するが、そのファイル名が出力されないという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明の印刷システムは、ストレージに保存されている文書データを取得して、当該取得した文書データの印刷データを生成する印刷システムであって、前記ストレージから取得した文書データに対して、前記ストレージでのファイル名とは異なるファイル名を付与して保存する保存手段と、ファイル名が出力されるファイル名フィールドが前記文書データに含まれる場合、前記保存手段に保存された文書データから中間データを生成する際に、前記ストレージでのファイル名に基づくファイル名が前記ファイル名フィールドに出力されるようにした状態の当該中間データを生成する中間データ生成手段と、前記中間データ生成手段で生成された前記中間データを用いて、プリンタでの印刷を実行可能な印刷データを生成する印刷データ生成手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の印刷システムによれば、ストレージから取得した文書データに対して、前記ストレージでのファイル名とは異なるファイル名を付与して管理する印刷システムにおいて、当該文書データ内のファイル名フィールドに、前記ストレージでのファイル名に基づくファイル名が出力されるようにした状態の印刷データを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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