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公開番号2025089817
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204716
出願日2023-12-04
発明の名称撮像制御装置、撮像制御方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 23/695 20230101AFI20250609BHJP(電気通信技術)
要約【課題】撮影画像から一部の領域を切り出すクロップ領域の変更が指示された場合に、クロップ領域の映像を高品位に保つことができるようにする。
【解決手段】クロップ領域の位置を移動させる制御コマンドをコントローラから受け付けることにより、撮影画像の範囲内でクロップ領域の位置を指定された移動方向へ移動させ、クロップ領域の移動により撮影領域のエリアと重なるようになった場合に、撮像方向を移動させるように、パン・チルトの制御を行うようにする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
撮像手段により生成された撮影画像を取得する取得手段と、
前記撮影画像の一部の領域をクロップ領域として設定し、前記クロップ領域の範囲を変更させる要求を受け付けることにより、前記撮影画像の範囲内で前記クロップ領域の範囲を変更する画像処理手段と、
前記撮像手段の撮像範囲を制御する制御手段と、
前記撮像手段の撮像範囲に応じた領域に、前記画像処理手段によって設定されたクロップ領域の範囲の変更に応じた制御を実行するか判定するためのエリアを設定する設定手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記クロップ領域の範囲の変更により前記クロップ領域が前記エリアと干渉しないように前記撮像手段の撮像範囲を変更する制御を行うことを特徴とする撮像制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記画像処理手段は、前記クロップ領域の位置を移動させる要求を受け付けることにより、前記撮影画像の範囲内で前記クロップ領域の位置を移動させ、
前記クロップ領域の移動により前記エリアと前記クロップ領域とが重なる場合に、前記制御手段は、前記撮像手段の撮像方向を変更する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
【請求項3】
前記画像処理手段が、移動方向を指定して前記クロップ領域の位置を移動させる要求を受け付け、前記クロップ領域の移動により前記エリアと前記クロップ領域とが重なった場合に、前記制御手段は、前記クロップ領域が前記エリアと重ならないように前記クロップ領域の移動方向と同じ方向に前記撮像手段の撮像方向を変更する制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像制御装置。
【請求項4】
前記画像処理手段が、目標位置を指定して前記クロップ領域の位置を移動させる要求を受け付け、前記クロップ領域の移動により前記エリアと前記クロップ領域とが重なった場合に、前記制御手段は、前記クロップ領域が前記エリアと重ならないように前記撮像手段の撮像方向を変更する制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像制御装置。
【請求項5】
前記エリアは、前記撮像範囲の画角外の領域、および前記撮像範囲の画角内における画角端から特定の幅をもつ枠状の領域であることを特徴とする請求項2に記載の撮像制御装置。
【請求項6】
前記画像処理手段が前記クロップ領域の範囲を縮小する要求を受け付けた場合に、前記設定手段は、前記エリアとして、前記撮像範囲の画角内において前記クロップ領域の中心座標と一致し、出力解像度に対応する大きさの領域を設定し、
前記制御手段は、前記クロップ領域の縮小により前記エリアに沿うように前記撮像手段の撮像範囲を縮小する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
【請求項7】
前記画像処理手段が前記クロップ領域の範囲を拡大する要求を受け付けた場合に、前記設定手段は、前記エリアとして、前記撮像範囲の画角内における画角端から特定の幅をもつ枠状の領域を設定し、
前記制御手段は、前記クロップ領域の拡大により前記エリアと前記クロップ領域とが重ならないように前記撮像手段の撮像方向を変更する制御および撮像範囲を拡大する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
【請求項8】
前記設定手段は、パン、チルト、ズームのそれぞれに対して前記エリアを設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
【請求項9】
前記設定手段は、前記撮像手段の撮像範囲および前記クロップ領域の移動速度に基づいて、前記エリアにおける枠状の領域の幅を設定することを特徴とする請求項5に記載の撮像制御装置。
【請求項10】
前記画像処理手段は、複数のクロップ領域を設定するとともに、前記複数のクロップ領域における優先度の情報を保持し、
前記画像処理手段が前記複数のクロップ領域の中の1つを移動させる要求を受け付けた場合に、前記制御手段は、前記エリアが、前記移動させるクロップ領域と該クロップ領域よりも優先度の高いクロップ領域とに重ならないように、前記撮像手段の撮像方向を変更する制御を行うこと特徴とする請求項2に記載の撮像制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、特に、映像から一部の領域をクロップして映像出力するために用いて好適な撮像制御装置、撮像制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、映像制作において、インターネットなどIP(Internet Protocol)ネットワークを利用した動画編集・配信システムが増加している。このようなシステムでは、一般的には、IPネットワークに接続したカメラが出力する映像や音声などの映像データをスイッチャー等の動画編集機器が受信し、必要に応じて放送用映像として編集してから配信/出力を行う。
【0003】
また、近年では、パーソナルコンピュータ(PC)やコントローラがIPネットワークを介して、遠隔操作によりカメラの画質設定やパン・チルト・ズームを制御することも行われている。さらには、カメラの撮像映像を、従来のSDI(Serial Digital Interface)などの映像ケーブルではなくIPネットワークを介して取得することも増加している。これにより、撮影現場にカメラマンがいないことも増加している。
【0004】
また、撮影している画角の映像から一部の領域をクロップして映像出力する機能を有するカメラが知られている。このようなカメラでは、撮影している画角の外側の映像をクロップして映像出力する場合に、クロップしたい領域を撮影画角に内包するようにカメラのパン・チルト・ズームを制御した後、クロップ領域を設定するという2段階の操作が必要になる。そこで、操作を簡略化するために、クロップ領域の設定に連動してカメラがパン・チルト・ズームすることで、クロップ領域の設定操作だけで撮影画角外の映像をクロップして出力できるようにした技術が提案されている。
【0005】
特許文献1には、カメラによって撮影された画像を表示した表示領域において、クロップやマスキングなどの画像処理を施す領域を設定する方法が開示されている。この方法では、当該表示部の表示画像における画像処理領域が撮影画像の端部に対応する位置に移動され、かつ、所定の条件を満たした場合に、該カメラにおける撮像方向を該端部に対応する方向へと移動させるように制御している。
【0006】
また、特許文献2には、携帯端末からカメラに画角変更情報を送信し、表示画像の画角を変更する速度を向上させる方法が開示されている。この方法では、クロップ領域を撮影画角外の位置へ動かす画角変更情報をカメラが受信した場合は、クロップ領域を撮影画角端まで動かした後に、当該画角変更情報に応じてカメラの撮影方向を操作している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2018-182417号公報
特開2014-7653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1及び2に記載の方法は、いずれもクロップ領域が撮影画角の端に接したタイミングで撮影方向の制御を行うため、クロップ領域の移動が一時停止し、滑らかにクロップ領域を移動させることができない。そのため、制御が切り替わるタイミングの一時停止によってクロップ映像の品位が下がり、ユーザの意図を反映したクロップ領域の操作にならない可能性がある。
【0009】
本発明は前述の問題点に鑑み、撮影画像から一部の領域を切り出すクロップ領域の変更が指示された場合に、クロップ領域の映像を高品位に保つことができるようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る撮像制御装置は、撮像手段により生成された撮影画像を取得する取得手段と、前記撮影画像の一部の領域をクロップ領域として設定し、前記クロップ領域の範囲を変更させる要求を受け付けることにより、前記撮影画像の範囲内で前記クロップ領域の範囲を変更する画像処理手段と、前記撮像手段の撮像範囲を制御する制御手段と、前記撮像手段の撮像範囲に応じた領域に、前記画像処理手段によって設定されたクロップ領域の範囲の変更に応じた制御を実行するか判定するためのエリアを設定する設定手段と、を備え、前記制御手段は、前記クロップ領域の範囲の変更により前記クロップ領域が前記エリアと干渉しないように前記撮像手段の撮像範囲を変更する制御を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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