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公開番号
2025089615
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204335
出願日
2023-12-04
発明の名称
記録素子基板、液体吐出ヘッド及び記録装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20250609BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】記録素子基板の設計上の制約を緩和する。
【解決手段】記録素子基板は、液体を吐出するノズルと、ノズルから液体を吐出するエネルギーを発生するエネルギー発生部と、ラッチ信号を入力するラッチ入力端子305と、エネルギー発生部の駆動状態を制御するためのデータ信号を入力するデータ入力端子306と、エネルギー発生部の駆動タイミングを決定するヒートパルス信号を生成するヒートパルス生成回路313と、データ入力端子306からデータ信号が転送され、ラッチ信号が入力されたタイミングでデータ信号を入力するラッチ回路311と、ヒートパルス信号とデータ信号が転送される駆動素子315であって、ヒートパルス信号とデータ信号との論理積により、エネルギー発生部の駆動状態を決定する駆動信号を出力する駆動素子315と、ラッチ信号を遅延させてラッチ回路311に入力する遅延回路312と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
記録媒体に向けて液体を吐出して画像を記録する記録素子基板であって、
液体を吐出するノズルと、
前記ノズルから液体を吐出するエネルギーを発生するエネルギー発生部と、
ラッチ信号を入力するラッチ入力端子と、
前記エネルギー発生部の駆動状態を制御するためのデータ信号を入力するデータ入力端子と、
前記エネルギー発生部の駆動タイミングを決定するヒートパルス信号を生成するヒートパルス生成回路と、
前記データ入力端子から前記データ信号が入力され、前記ラッチ信号が入力されたタイミングで前記データ信号を入力するラッチ回路と、
前記ヒートパルス生成回路から前記ヒートパルス信号が入力され、前記ラッチ回路から前記データ信号が入力される駆動素子であって、前記ヒートパルス信号と前記データ信号との論理積により、前記エネルギー発生部の駆動状態を決定する駆動信号を出力する駆動素子と、
前記ラッチ信号を遅延させて前記ラッチ回路に入力する遅延回路と、
を備えることを特徴とする記録素子基板。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記駆動素子は、前記ヒートパルス信号と前記データ信号がともにアクティブのときに、前記エネルギー発生部を駆動させるように前記駆動信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の記録素子基板。
【請求項3】
前記データ信号は、前記ヒートパルス信号が非アクティブのときに前記駆動素子に入力されることを特徴とする請求項1に記載の記録素子基板。
【請求項4】
複数の前記ノズルを備え、
前記エネルギー発生部は、前記ノズルと同数のヒータを含むことを特徴とする請求項1に記載の記録素子基板。
【請求項5】
前記ヒータと同数の前記駆動素子と、
前記ヒートパルス信号を遅延させて前記駆動素子に入力する複数のヒート遅延素子と、を備え、
前記ヒートパルス信号が複数の前記駆動素子に入力されるタイミングは互いに異なることを特徴とする請求項4に記載の記録素子基板。
【請求項6】
クロック信号を入力するクロック入力端子と、
前記クロック信号と前記データ信号が入力され、前記クロック信号に同期して前記ラッチ回路に前記データ信号を入力するシフトレジスタと、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の記録素子基板。
【請求項7】
前記遅延回路は、複数のインバータ素子を直列接続して構成される遅延素子を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録素子基板。
【請求項8】
クロック信号を入力するクロック入力端子を備え、
前記遅延回路は、前記ラッチ信号と前記クロック信号を入力として出力状態が変化するロジック回路であることを特徴とする請求項1に記載の記録素子基板。
【請求項9】
前記遅延回路は、前記クロック信号の入力に応じてカウント値が増大され、前記ラッチ信号の入力に応じて前記カウント値がリセットされるカウンタを含むことを特徴とする請
求項8に記載の記録素子基板。
【請求項10】
前記遅延回路は、複数のインバータ素子を直列接続して構成される遅延素子を含むことを特徴とする請求項9に記載の記録素子基板。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録素子基板、記録素子基板を備える液体吐出ヘッド、及び液体吐出ヘッドを備える記録装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
印刷装置等の記録装置として、インク滴等の液体を吐出するための複数のノズルが配列された液体吐出ヘッドを備える構成が典型的である。例えば、記録装置に外部装置(パーソナルコンピュータ等)から印刷ジョブが入力された場合、液体吐出ヘッドには、該印刷ジョブに対応する印刷データが送信される。すると、液体吐出ヘッドは、該送信された印刷データに基づいて記録素子基板を駆動する。そして、液体吐出ヘッドの記録素子基板は液体を吐出して印刷動作を行う。
【0003】
特許文献1には、記録素子基板に設けられる回路であって、複数のヒータ素子を外部から入力されるシリアルデータに基づいて駆動する回路に関して、一定周期で送られるシリアルデータをパラレルデータに変換する技術が開示されている。さらに、特許文献1には、パラレルデータをラッチ信号のタイミングでレジスタに転送する技術、レジスタの特定のビットとヒートパルスの値に基づいてヒータの導通/非導通の状態を切り替えてヒータを駆動する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-176978号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1において、ヒータの導通/非導通状態をヒートパルス信号のタイミング(パターン)通りに正しく駆動するためには、ヒートパルス信号の周期に対してレジスタの更新タイミングを適切に設定する必要がある。例えば、ヒートパルス信号がアクティブの期間中にレジスタの値がネガティブに変化した場合は、ヒータが非導通状態になり、ヒートパルス信号のパターンとヒータの導通/非導通状態とにずれが生じ、意図通りにヒータを駆動できない。このような構成の記録素子基板の場合、上記問題を回避するために、ラッチ信号の切替タイミングとヒートパルス信号の切替タイミングの設計の自由度が減り、記録素子基板の設計上の制約となりうる。
【0006】
上述の課題を解決するため、本発明は、記録素子基板の設計上の制約を緩和することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の目的を達成するため、本発明の記録素子基板は、
記録媒体に向けて液体を吐出して画像を記録する記録素子基板であって、
液体を吐出するノズルと、
前記ノズルから液体を吐出するエネルギーを発生するエネルギー発生部と、
ラッチ信号を入力するラッチ入力端子と、
前記エネルギー発生部の駆動状態を制御するためのデータ信号を入力するデータ入力端子と、
前記エネルギー発生部の駆動タイミングを決定するヒートパルス信号を生成するヒートパルス生成回路と、
前記データ入力端子から前記データ信号が入力され、前記ラッチ信号が入力されたタイミングで前記データ信号を入力するラッチ回路と、
前記ヒートパルス生成回路から前記ヒートパルス信号が入力され、前記ラッチ回路から前記データ信号が入力される駆動素子であって、前記ヒートパルス信号と前記データ信号との論理積により、前記エネルギー発生部の駆動状態を決定する駆動信号を出力する駆動素子と、
前記ラッチ信号を遅延させて前記ラッチ回路に入力する遅延回路と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、記録素子基板の設計上の制約を緩和できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る印刷装置の概略構成を示す図である。
第1実施形態に係る記録素子基板の概略構成を示す図である。
第1実施形態に係る記録素子基板の回路の構成を示す図である。
第1実施形態に係る遅延素子の回路の構成を示す図である。
第1実施形態に係る記録素子基板の動作を示すタイミング図である。
第1実施形態と比較例に係る記録素子基板の動作を示すタイミング図である。
第2実施形態に係る記録素子基板の回路の構成を示す図である。
第2実施形態に係る遅延素子の回路の構成と動作を示す図である。
第3実施形態に係る記録素子基板の回路の構成を示す図である。
第3実施形態に係る遅延素子の回路の構成と動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。なお、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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