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公開番号2025089932
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204912
出願日2023-12-04
発明の名称印刷装置、制御方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 2/325 20060101AFI20250609BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】用紙端部近傍で適切に転写を制御することが可能な印刷装置を提供する。
【解決手段】本開示に係る印刷装置は、搬送される記録シートの位置を検出する検出手段と、インクの転写と記録シートの搬送を制御する制御手段と、を備える。ここで、制御手段は、インクの転写開始前に搬送される記録シートの、検出手段により検出された後端の位置に基づいて、インクの転写開始位置を決定し、搬送される記録シートが通過可能な空間が予め定められた第1の状態より狭い第2の状態で搬送される記録シートの、検出手段により検出された後端の位置に基づいて、インクの転写終了位置を決定する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
搬送される記録シートの位置を検出する検出手段と、
インクの転写と前記記録シートの搬送を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記インクの転写開始前に搬送される前記記録シートの、前記検出手段により検出された後端の位置に基づいて、前記インクの転写開始位置を決定し、
搬送される前記記録シートが通過可能な空間が予め定められた第1の状態より狭い第2の状態で搬送される前記記録シートの、前記検出手段により検出された後端の位置に基づいて、前記インクの転写終了位置を決定する、ことを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記記録シートにインクを転写する記録手段と、
搬送される前記記録シートが通過可能な前記空間が前記第1の状態又は前記第2の状態を形成するように、前記記録手段を移動させる駆動手段と、を更に備える請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記第1の状態は、前記インクの転写開始前に形成される前記空間の状態であり、前記第2の状態は、前記記録シートへインクを転写している間に形成される前記空間の状態である、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記第1の状態は、前記インクの転写開始前に前記後端が検出されたときに形成されている前記空間の状態であり、前記第2の状態は、前記記録シートへインクを転写している間に形成される前記空間の状態である、ことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記記録手段は、サーマルヘッドを含み、
前記第1の状態は、前記サーマルヘッドが、前記記録シートを支持するためのローラから所定の距離だけ離れたときに形成される前記空間の状態であり、前記第2の状態は、前記サーマルヘッドが、前記所定の距離よりも前記ローラに近いときに形成される前記空間の状態である、ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記第1の状態において前記転写開始位置を決定する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記制御手段は、決定された前記転写開始位置に基づいて前記転写終了位置を決定し、その後、前記第2の状態の間に検出された前記後端の位置に基づいて、決定した該転写終了位置とは異なる位置に前記転写終了位置を決定する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記後端の位置に基づいて決定する前記転写終了位置は、前記転写開始位置に基づいて決定する前記転写終了位置よりも、前記記録シートの前記後端に近い、ことを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記インクは、複数の色のインクのうちのいずれかの色のインクであり、
前記制御手段は、前記複数の色のインクのうち最初に転写される第1のインクを転写している前記第2の状態の間に検出された前記後端の位置に基づいて、前記転写終了位置を決定する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記インクは、複数の色のインクのうちのいずれかの色のインクであり、
前記制御手段は、
前記複数の色のインクのうち最初に転写される第1のインクを転写する場合には、前記転写開始位置に基づいて前記転写終了位置を決定し、
前記第1のインクの後に用いる第2のインクを転写する場合には、該第2のインクの転写開始前に検出された前記後端の位置に基づいて前記転写終了位置を決定する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置、制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、熱転写記録方式により用紙にインクを転写して印刷を行う印刷装置が知られている。このような印刷装置において、用紙トレイ内に収容される枚葉タイプの用紙に、余白が無いように印刷することが望まれる場合がある。このような要望に対し、特許文献1では、枚葉用紙の2つの端部にミシン目を設けて、印刷後にミシン目を切り取ることで余白のない印刷物を生成する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-274061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1で開示される技術では、ミシン目を2か所切り取る必要があり印刷後の手間がかかる。また切り取る2か所の余白部を設ける必要があり用紙のコストアップを招く。そのため、切り取る箇所を減らし、1つ以上の用紙端部に余白がないように用紙端部近傍で適切に転写を制御する技術が望まれている。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、用紙端部近傍で適切に転写を制御することが可能な技術を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題を解決するため、例えば本発明の印刷装置は以下の構成を備える。すなわち、搬送される記録シートの位置を検出する検出手段と、インクの転写と前記記録シートの搬送を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記インクの転写開始前に搬送される前記記録シートの、前記検出手段により検出された後端の位置に基づいて、前記インクの転写開始位置を決定し、搬送される前記記録シートが通過可能な空間が予め定められた第1の状態より狭い第2の状態で搬送される前記記録シートの、前記検出手段により検出された後端の位置に基づいて、前記インクの転写終了位置を決定する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、用紙端部近傍で適切に転写を制御することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る印刷装置の一例としてのプリンタの外観構成例を示した斜視図
本実施形態に係るインクリボンカセットの斜視図
本実施形態に係るインクリボンカセットの分解斜視図
本実施形態に係るインクリボンの展開図
本実施形態に係るプリンタの印刷動作を示す断面図
本実施形態に係るプリンタの印刷動作を示す断面図
本実施形態に係るプリンタの印刷動作を示す断面図
本実施形態に係るプリンタの印刷動作を示す断面図
本実施形態に係るプリンタの印刷動作の一連の動作を示すフローチャート
本実施形態に係る転写開始位置を算出する処理について説明する図
本実施形態に係るサーマルヘッドの発熱体を発熱させる領域を模式的に示す図
用紙のたわみの影響を模式的に説明する図
余白がないように印刷したときに生じ得る課題を模式的に説明する図
本実施形態に係る印刷動作中に用紙後端を検出した状態を説明する図
本実施形態に係るプリンタの機能構成例を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
以下、本実施形態に係る印刷装置の一例として、熱転写記録方式を用いるプリンタを例に説明する。図1を参照して、プリンタ100の外観構成例について説明する。図1(a)は天面側から見た斜視図、図1(b)は底面側から見た斜視図を示している。100はプリンタであり、200はインクリボンカセットである。図1(a)に示すようにプリンタ100の天面には、電源ボタン101と表示部102が配置され、電源ボタン101を操作することによりプリンタ100の電源を入れることができる。表示部102は点滅及び点灯することが可能であり、プリンタ100の電源が入ると表示部102は点灯する。103は蓋であり、プリンタ100の側面に設けられ、矢印A方向に開閉可能に構成され、インクリボンカセット200は蓋103を開いた状態で、インクリボンカセット挿入口104へ矢印B方向に着脱可能である。図1(b)に示すようにプリンタ100の底面には、矢印C方向に開閉可能に軸支された用紙カバー105が設けられ、用紙カバー105を開いた内部に用紙積載部106を有する。ユーザは用紙カバー105を開いた状態で既定の長さにカットされた用紙300を用紙積載部106に装填することができる。また、用紙積載部106に装填された用紙300はプリンタ100に設けられた給紙機構により1枚ずつプリンタ100の内部に引き出される。
(【0011】以降は省略されています)

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