TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025093667
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209449
出願日
2023-12-12
発明の名称
電気融着継手
出願人
株式会社クボタケミックス
代理人
個人
主分類
F16L
47/03 20060101AFI20250617BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】継手本体および接続する外層付樹脂管の融着部が紫外線等によって劣化することを防止でき、かつ容易に製造できる電気融着継手を提供する。
【解決手段】電気融着継手10は、電気融着受口20を有する継手本体12を備える。継手本体は、内層12aと、内層の外周面を覆う耐候性を有する外層12bとを備える。また、電気融着継手は、耐候性を有し、一方端部が電気融着受口の開口端から軸方向に突出するように当該電気融着受口の外周面に取り付けられた筒状の保護カバー14を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電気融着受口を有する継手本体を備える電気融着継手であって、
前記継手本体は、
内層、および
前記内層の外周面を覆う耐候性を有する外層を備え、
耐候性を有し、一方端部が前記電気融着受口の開口端から軸方向外側に突出するように当該電気融着受口の外周面に取り付けられた筒状の保護カバーを備える、電気融着継手。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記継手本体は、複数の前記電気融着受口を有し、
複数の前記電気融着受口のそれぞれに前記保護カバーが取り付けられている、請求項1記載の電気融着継手。
【請求項3】
前記保護カバーは、前記電気融着受口が有する電源接続端子が嵌め入れられる挿通孔を有する、請求項1または2記載の電気融着継手。
【請求項4】
前記保護カバーの一方端部が前記電気融着受口の開口端から軸方向外側に突出する突出長さは、10mm以上30mm以下の大きさである、請求項1または2記載の電気融着継手。
【請求項5】
前記保護カバーは、伸縮性を有する、請求項1または2記載の電気融着継手。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、電気融着継手に関し、特にたとえば、電気融着受口を有する継手本体を備える、電気融着継手に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の電気融着継手の一例が特許文献1に開示される。特許文献1の電気融着継手は、継手本体、および継手本体の表面に被せられる熱収縮チューブを備えており、被覆ポリエチレン管(外層付樹脂管)どうしを接続するために用いられる。継手本体の両端部には、被覆ポリエチレン管の管端を受容する受口(電気融着受口)が形成される。熱収縮チューブは、継手本体の表面に紫外線等による劣化を防止するための被覆層(外層)を形成し、その両端部に、鍔部が形成されている。鍔部は、継手本体の受口の開口端からさらに軸方向に突出し、継手本体の受口が被覆ポリエチレン管の管端を受容したときに、受口の開口端と被覆ポリエチレン管の外層との間にできる隙間を覆う。これにより、接続する被覆ポリエチレン管の融着部(被覆層が剥ぎ取られて内管が露出する部分)が外部に露出することが防止され、紫外線等による融着部の劣化が防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-167768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、継手本体の全体に熱収縮チューブを被せて加熱収縮させることで、継手本体の表面に紫外線等による劣化を防止するための被覆層を形成している。この熱収縮チューブを加熱収縮させる際には、熱による継手本体の変形を避けるため、受口内部に収縮防止コアを設置し、冷却が完了するまで保持する必要がある。しかしながら、冷却には時間を要する上、電気融着継手の生産数量を多くするためには、専用の収縮防止コアを多数準備する必要があるので、多大な投資が必要となる。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、電気融着継手を提供することである。
【0006】
この発明の他の目的は、継手本体および接続する外層付樹脂管の融着部が紫外線等によって劣化することを防止でき、かつ容易に製造できる、電気融着継手を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明は、電気融着受口を有する継手本体を備える電気融着継手であって、継手本体は、内層、および内層の外周面を覆う耐候性を有する外層を備え、耐候性を有し、一方端部が電気融着受口の開口端から軸方向に突出するように当該電気融着受口の外周面に取り付けられた筒状の保護カバーを備える、電気融着継手である。
【0008】
第1の発明では、電気融着継手は、電気融着受口を有する継手本体を備える。この継手本体は、内層および外層を含む2層構造を有しており、外層は、耐候性を有している。これにより、紫外線等による継手本体の劣化が防止される。また、電気融着継手は、電気融着受口の外周面に取り付けられた筒状の保護カバーを備える。この保護カバーは、耐候性を有しており、一方端部が電気融着受口の開口端から軸方向外側に突出する。これにより、電気融着受口に接続した外層付樹脂管が温度変化によって伸縮しても、外層付樹脂管の融着部(内管が露出する部分)が外部に露出することが防止され、紫外線等による外層付樹脂管の融着部の劣化が防止される。
【0009】
第1の発明によれば、継手本体が耐候性を有する外層を備えると共に、電気融着受口に保護カバーを取り付けることで、継手本体および接続する外層付樹脂管の融着部が紫外線等によって劣化することを適切に防止できる。また、継手本体および保護カバーのそれぞれは、射出成形によって製造可能であるため量産性に優れ、これらを組み合わせるだけで電気融着継手を容易に製造できる。したがって、電気融着継手の生産性が大幅に上昇する。
【0010】
第2の発明は、第1の発明に従属し、継手本体は、複数の電気融着受口を有し、複数の電気融着受口のそれぞれに保護カバーが取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
流路体
5か月前
個人
クラッチ装置
5か月前
個人
ホース保持具
2か月前
個人
トーションバー
2か月前
個人
固着具と成形品部材
5か月前
個人
ボルトナットセット
3か月前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
個人
回転式配管用支持具
4か月前
株式会社オンダ製作所
継手
4か月前
株式会社アイシン
駆動装置
5か月前
株式会社ミクニ
弁装置
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
5か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
5か月前
個人
ベルトテンショナ
3か月前
株式会社ミクニ
弁装置
4か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
今日
株式会社三協丸筒
枠体
2か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
今日
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
日東電工株式会社
断熱材
2か月前
株式会社不二工機
電動弁
2か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
矢崎化工株式会社
連結具
5か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
株式会社ナベル
直動機構
6か月前
株式会社不二工機
逆止弁
5か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
2か月前
株式会社フジキン
ボールバルブ
14日前
株式会社ナジコ
自在継手
4か月前
協和工業株式会社
空気弁
4か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
4か月前
個人
角型菅の連結構造及び工法
4か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
1か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
1か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
1か月前
続きを見る
他の特許を見る