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公開番号
2025093697
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209506
出願日
2023-12-12
発明の名称
接着剤組成物及び接着体
出願人
株式会社レゾナック
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09J
163/00 20060101AFI20250617BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】湿熱試験後において、充分な接着強度を有する硬化物を与えることが可能な接着剤組成物を提供すること。
【解決手段】(メタ)アクリレート化合物と、エポキシ化合物と、架橋剤と、光酸発生剤と、シランカップリング剤とを含有する接着剤組成物が提供される。(メタ)アクリレート化合物は、単官能の(メタ)アクリレート化合物を含む。単官能の(メタ)アクリレート化合物は、含フッ素有機基を有する(メタ)アクリレートを含む。架橋剤は、含フッ素有機基を有する(メタ)アクリレートに由来する第一の構造単位、及び、環状エーテル基を有する(メタ)アクリレートに由来する第二の構造単位を有する(メタ)アクリル樹脂を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(メタ)アクリレート化合物と、エポキシ化合物と、架橋剤と、光酸発生剤と、シランカップリング剤とを含有し、
前記(メタ)アクリレート化合物が、単官能の(メタ)アクリレート化合物を含み、
前記単官能の(メタ)アクリレート化合物が、含フッ素有機基を有する(メタ)アクリレートを含み、
前記架橋剤が、含フッ素有機基を有する(メタ)アクリレートに由来する第一の構造単位、及び、環状エーテル基を有する(メタ)アクリレートに由来する第二の構造単位を有する(メタ)アクリル樹脂を含む、
接着剤組成物。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記(メタ)アクリレート化合物が、多官能の(メタ)アクリレート化合物をさらに含む、
請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項3】
前記エポキシ化合物が、脂肪族エポキシ化合物を含む、
請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項4】
前記エポキシ化合物が、脂環式エポキシ化合物をさらに含む、
請求項3に記載の接着剤組成物。
【請求項5】
第一の被着体と、第二の被着体と、前記第一の被着体及び前記第二の被着体を互いに接着する接着部とを備え、
前記接着部が、請求項1~4のいずれか一項に記載の接着剤組成物の硬化物を含有する、
接着体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、接着剤組成物及び接着体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
接着剤組成物として、(メタ)アクリレート化合物と、エポキシ化合物と、光酸発生剤とを含有する光硬化性組成物が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-141137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
含フッ素有機基を有する化合物の重合体は、低屈折率を示す材料として注目されている。本発明者らが、(メタ)アクリレート化合物と、エポキシ化合物と、光酸発生剤とを含有する接着剤組成物に着目し、(メタ)アクリレート化合物として、含フッ素有機基を有する(メタ)アクリレートを適用して硬化反応を検討したところ、本発明者らは、当該接着剤組成物の硬化物の接着強度が、湿熱試験(例えば、温度85℃、湿度85%RH、及び時間168時間の条件での耐久性試験)後において、大きく低下する傾向があることを見出した。
【0005】
本開示は、湿熱試験後において、充分な接着強度を有する硬化物を与えることが可能な接着剤組成物を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らが上記課題を解決すべく鋭意検討したところ、所定の接着剤組成物において、シランカップリング剤を適用することによって、湿熱試験後において、充分な接着強度を有する硬化物が得られることを見出し、本開示の発明を完成するに至った。
【0007】
本開示は、以下の[1]~[5]を含む。
[1](メタ)アクリレート化合物と、エポキシ化合物と、架橋剤と、光酸発生剤と、シランカップリング剤とを含有し、
前記(メタ)アクリレート化合物が、単官能の(メタ)アクリレート化合物を含み、
前記単官能の(メタ)アクリレート化合物が、含フッ素有機基を有する(メタ)アクリレートを含み、
前記架橋剤が、含フッ素有機基を有する(メタ)アクリレートに由来する第一の構造単位、及び、環状エーテル基を有する(メタ)アクリレートに由来する第二の構造単位を有する(メタ)アクリル樹脂を含む、
接着剤組成物。
[2]前記(メタ)アクリレート化合物が、多官能の(メタ)アクリレート化合物をさらに含む、
[1]に記載の接着剤組成物。
[3]前記エポキシ化合物が、脂肪族エポキシ化合物を含む、
[1]又は[2]に記載の接着剤組成物。
[4]前記エポキシ化合物が、脂環式エポキシ化合物をさらに含む、
[3]に記載の接着剤組成物。
[5]第一の被着体と、第二の被着体と、前記第一の被着体及び前記第二の被着体を互いに接着する接着部とを備え、
前記接着部が、[1]~[4]のいずれかに記載の接着剤組成物の硬化物を含有する、
接着体。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、湿熱試験後において、充分な接着強度を有する硬化物を与えることが可能な接着剤組成物が提供される。いくつかの形態の接着剤組成物は、湿熱試験前においても充分な接着強度を有し、かつ湿熱試験前後における接着強度の強度保持率が充分に高い硬化物硬化物を与えることが可能となる。また、本開示によれば、このような接着剤組成物を用いた接着体が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について説明する。ただし、本開示は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0010】
本明細書中、「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。本明細書中に段階的に記載されている数値範囲において、ある段階の数値範囲の上限値又は下限値は、他の段階の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本明細書中に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。また、個別に記載した上限値及び下限値は任意に組み合わせ可能である。数値範囲「A~B」という表記においては、両端の数値A及びBがそれぞれ下限値及び上限値として数値範囲に含まれる。本明細書において、例えば、「10以上」という記載は、「10」と「10を超える数値」とを意味し、数値が異なる場合もこれに準ずる。また、例えば、「10以下」という記載は、「10」と「10未満の数値」とを意味し、数値が異なる場合もこれに準ずる。
(【0011】以降は省略されています)
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