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公開番号
2025086485
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2023200485
出願日
2023-11-28
発明の名称
ホットメルト組成物
出願人
アイカ工業株式会社
代理人
主分類
C09D
125/08 20060101AFI20250602BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】 本発明が解決しようとする課題は、溶融粘度が適度であるため塗布作業性に優れ、高温にて溶融させた場合でも劣化を抑制できることから耐熱性が良好で、引張特性が高いためリサイクル性能が向上しているホットメルト組成物を提供する。
【解決手段】 スチレン系熱可塑性エラストマー(A)と、粘着付与剤(B)と、軟化剤(C)と、シリカ系粒子(D)と、を含有し、好ましくは、シリカ系粒子(D)が、フュームドシリカであることを特徴とするホットメルト組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
スチレン系熱可塑性エラストマー(A)と、粘着付与剤(B)と、軟化剤(C)と、シリカ系粒子(D)と、を含有することを特徴とするホットメルト組成物。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
シリカ系粒子(D)が、フュームドシリカであることを特徴とする請求項1記載のホットメルト組成物。
【請求項3】
車両用部品の製造に用いられることを特徴とする請求項1又は2記載のホットメルト組成物。
【請求項4】
請求項1又は2記載のホットメルト組成物が塗布された物品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホットメルト組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、ホットメルト組成物について、広く研究開発が行われている。ホットメルト組成物は、加熱することにより溶融し、23℃程度の常温まで冷却させると固化することから、接着剤として好適に用いられている。その特徴としては、無溶剤で環境に優しく、短時間で硬化可能で、非常に扱いやすい材料であることが挙げられ、製造現場における作業環境を改善することが可能であることから、様々な分野において幅広く用いられている。
【0003】
過去に、本願の出願人は、水添パラフィン系プロセスオイル、高分子量スチレン系ブロックコポリマー、ポリフェニレンエーテル樹脂または変性ポリフェニレンエーテル樹脂、粘着付与樹脂並びに酸化防止剤を必須成分とするホットメルト組成物を発明した(特許文献1)。このホットメルト組成物は、高温下に置かれたのちも、粘度保持率、抗張力保持率が高く保たれ、解体性を有するものであった。
【0004】
さらに、本願の出願人は、上述したホットメルト組成物の改良を行った。具体的には、重量平均分子量が15万以上のSEEPSブロックコポリマー(A)と、動粘度(40℃)が100~1000mm
2
/sのパラフィンオイル(B)と、軟化点が100℃以上の芳香族系石油樹脂(C)と、非極性の粘着付与剤(D)と、を含み、ポリプロピレンワックスを含まないことを特徴とする易解体性ホットメルト組成物を発明した(特許文献2)。このホットメルト組成物は、ポリプロピレン樹脂に対して、良好な密着性と易剥離性を有するとともに、組成物自体の弾力性に優れ、220℃の高温下に放置しても、粘度低下の変化率が小さく、十分な耐熱性を有するものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-189844号公報
特開2017-179061号公報
【0006】
従来から、車両用部品の製造工程において、ホットメルト組成物が好適に用いられている。例えば、車両用部品であるバッテリーケースの場合、金属製の本体ケースを嵌め合わせて、シールするため、主にホットメルト組成物が使用されている。そのため、ホットメルト組成物としては、塗布作業性の向上のため溶融粘度が適度であることや、走行中に高温状態になっても劣化せず、外部に流出しないような耐熱性が要求されている。さらに、近年では、使用済み製品をリサイクルするために、シール箇所の解体性に関する需要が増しており、シール箇所に力を加えてもホットメルト組成物が細かく切れてしまわないよう、引張特性の向上も求められていることから、改善の余地があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、溶融粘度が適度であるため塗布作業性に優れ、高温にて溶融させた場合でも劣化を抑制できることから耐熱性が良好で、引張特性が高いためリサイクル性能が向上しているホットメルト組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)と、粘着付与剤(B)と、軟化剤(C)と、シリカ系粒子(D)と、を含有することを特徴とするホットメルト組成物である。
【発明の効果】
【0009】
本発明にかかるホットメルト組成物は、溶融粘度が適度であるため塗布作業性に優れ、高温にて溶融させた場合でも劣化を抑制できることから耐熱性が良好で、引張特性が高いためリサイクル性能が向上しているという効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<スチレン系熱可塑性エラストマー>
本発明では、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)を用いる。当該(A)成分は、本発明にかかるホットメルト組成物のベースポリマーとして用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
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