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公開番号
2025098839
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023215231
出願日
2023-12-20
発明の名称
冷却装置付きヘルメット
出願人
有限会社トラッド
代理人
主分類
A42B
3/28 20060101AFI20250625BHJP(頭部に着用するもの)
要約
【課題】ペルチェ素子の発熱面から熱を排出するための大面積のヒートシンクを有するとともに、万が一事故が発生した際も冷却装置がヘルメットから脱落して頭部にダメージを与えない安全な冷却装置付きヘルメットを提供する。
【解決手段】シェル5とインナー6からなるヘルメットのシェルに開口部を形成して、発熱面にヒートシンク12を設けたペルチェ素子の吸熱面側を前記開口部からシェル内部に挿入するようにしてシェルに固定し、前記ペルチェ素子の吸熱面には吸熱面よりも広い表面積を有するアルミ箔又はアルミニウム薄板13を接着して冷却面とすることで、ヘルメット内の冷却効果が高まり、安全性も確保できる。また、ペルチェ素子とヒートシンクは、ヘルメットに衝撃が加わることでシェルから脱落することで、事故が発生した時のけがのダメージをさらに防止することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
シェルとインナーからなるヘルメットであって、シェルには開口部が形成され、発熱面にヒートシンクを設けたペルチェ素子の吸熱面側を前記開口部からシェル内部に挿入するようにしてシェルに固定し、前記ペルチェ素子の吸熱面には吸熱面よりも広い表面積を有するアルミ箔又はアルミニウム薄板を接着して冷却面とすることを特徴とする冷却装置付きヘルメット。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
ペルチェ素子及びヒートシンクは、ヘルメットに衝撃が加わることでシェルから脱落することを特徴とする請求項1に記載の冷却装置付きヘルメット。
【請求項3】
前記ヒートシンク及びペルチェ素子の発熱面を冷却するファンを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の冷却装置付きヘルメット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、頭部を保護する際に使用するヘルメットで、熱中症対策等で頭部を冷やすことができる冷却装置付きヘルメットに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
オートバイ用ヘルメットは、事故が発生した際に頭部を守るため、シェル(FRP製)とインナー(ライナーとも言う:発泡スチロール製)から構成され、頭部全体を覆って保護しているので、熱がこもってしまう。最近のヘルメットは通気性を考慮したものもあるが、近年の猛暑日では外気温自体が暑く、熱風を通しても熱中症の防止にはならない。
【0003】
ヘルメットを冷やす考え自体は以前からあり、特許文献1や特許文献2に例として記載されているように、ペルチェ素子を利用してヘルメット内部を冷却する技術が開発されている。
【0004】
ペルチェ素子は、直流電流により冷却・加熱・温度制御を自由に行える半導体素子で、片面が発熱し反対面で吸熱が発生する。これによって、吸熱面は冷却され、冷却機としての機能を有することになる。
【0005】
ペルチェ素子の発熱面に接して熱を排出するヒートシンクを設けるが、ヒートシンクは熱を排出しなければ60度以上にもなり、その熱を除去しなければ、冷却面側に熱が移動し冷却効果が低下するので、常時排熱しなければならない。そのためには熱伝導率が高く冷却効果の高いアルミニウム製の大面積のフィンを有するヒートシンクで熱を放出するとともに、冷却側も即座に広い面積で頭部を冷やす熱伝導率の高いアルミニウム製の板を設ける必要がある。アルミニウムは軽量で比較的安価に部材を成形できるので利用価値が高い。
【0006】
特許文献1では、ヘルメットの前頭部の位置にスリットを設け冷却ユニット(ペルチェ素子)を設置して、スリットを通してファンで冷気をヘルメット内部に送り込んでいるが、事故時の安全性を考慮して、冷却ユニットはヘルメット外に設けられているので、小型のファンでは十分に冷気をヘルメット内に導入できないとともに、夏場などは熱い外気も一部同時に導入されるという問題がある。
【0007】
特許文献2では、ペルチェ素子をヘルメット内のライナ部分に固定しているので冷却部が頭部に近く、ある程度の冷却効果は見込めるが、発熱部にヒートシンクが設置されておらず、発熱面を導風路に臨ませているだけなので、オートバイの停車時や夏場は十分に放熱させることができず冷却能力が落ちる。また、事故が発生した際にペルチェ素子などの金属部分がヘルメット内にあり、これによって頭部にダメージを与える危険がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
実用新案登録第3142672号
実公平4-21792
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、ペルチェ素子の発熱面から熱を排出するための大面積のヒートシンクを有するとともに、万が一事故が発生した際も冷却装置がヘルメットから脱落して頭部にダメージを与えない安全な冷却装置付きヘルメットを提供するものである。
【0010】
上記の目的の達成のため、請求項1に記載の冷却装置付きヘルメットはシェルとインナーからなるヘルメットであって、シェルには開口部が形成され、発熱面にヒートシンクを設けたペルチェ素子の吸熱面側を前記開口部からシェル内部に挿入するようにしてシェルに固定し、前記ペルチェ素子の吸熱面には吸熱面よりも広い表面積を有するアルミ箔又はアルミニウム薄板を接着させて冷却面とすることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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