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公開番号
2025102210
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219533
出願日
2023-12-26
発明の名称
接合部材
出願人
クリナップ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16B
5/10 20060101AFI20250701BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】接着剤を用いることなくキャビネットを構成する側板と横桟とを接合するための接合部材であって、横桟の厚みを厚くすることなく、キャビネットの剛性を得られる接合部材を提供する。
【解決手段】実施形態における接合部材1は、キャビネット100を構成する側板11と横桟14とを接合するためのものであって、側板11の内面111に形成される第1凹部112に嵌合するための第1凸部2と、横桟14の内面141に形成される第2凹部142に嵌合するための第2凸部3と、第1凸部2と第2凸部3とを繋ぐ本体部4と、本体部4から突出されるとともに横桟14の下端面を支持するための受け部5と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
キャビネットを構成する側板と横桟とを接合するための接合部材であって、
前記側板の内面に形成される第1凹部に嵌合するための第1凸部と、
前記横桟の内面に形成される第2凹部に嵌合するための第2凸部と、
前記第1凸部と前記第2凸部とを繋ぐ本体部と、
前記本体部から突出されるとともに前記横桟の下端面を支持するための受け部と、を備えること
を特徴とする接合部材。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記本体部は、
前記第1凸部が形成される第1板部と、
前記第2凸部が形成されるとともに前記第1板部から起立される第2板部と、
前記第1板部と前記第2板部とから起立されるとともに前記第1板部と前記第2板部とを繋ぐ補強板部と、を有すること
を特徴とする請求項1記載の接合部材。
【請求項3】
前記第1板部は、
前記側板に平行な平行板部と、
前記平行板部に対して傾斜されて前記第2板部に繋がる傾斜板部と、を有し、
前記受け部は、前記傾斜板部に面一な傾斜端面を有すること
を特徴とする請求項2記載の接合部材。
【請求項4】
前記第2凸部は、
前記本体部から突出される第2基部と、
前記第2基部の突出方向の先端から突出されるとともに、前記第2基部よりもくびれたくびれ部を有する雄部を有し、
前記雄部は、前記第2凹部に収容される断面コの字状のコの字部材に嵌合され、
前記くびれ部に、前記コの字部材の両端に内側に折り曲げられた返し爪が嵌合され、
前記第2基部及び雄部の少なくとも何れかは、前記コの字部材を識別するための第1目印に対応する第2目印を有すること
を特徴とする請求項1記載の接合部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャビネットを構成する側板と横桟とを接合するための接合部材に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
キャビネットは、内部に収納空間が設けられるように板材同士が接合されて構成される。例えば天板を有しないオープンタイプの下台キャビネットや引出付きのキャビネットは、前面側の上方に、一対の側板を繋ぐ横桟を有する。横桟を有するキャビネットは、剛性を得るため、通常、側板の主面と横桟の木口面とが接着剤とダボを用いて接合される。この場合、横桟の木口面から突出した複数のダボが、側板の主面に設けられた孔に嵌め込まれ、且つ、接着剤で固定されるため、側板と横桟とが一体となるように接合される。また、側板の主面と横桟の木口面の両方の面によって接合されるので、両面の間での隙間の発生が抑えられ、キャビネットの剛性が保たれる。
【0003】
しかしながら、接着剤とダボを用いる従来の接合方法は、接着剤の塗布量によって、接着強度にバラつきが生じるおそれがある。このため、現場で組み立てを行う場合(ノックダウンの場合)に適切な接着強度を得ることは難しい。加えて、接着剤を用いる場合には、適切な接合状態を維持し、養生時間を設ける必要がある。
【0004】
接着剤を用いずに側板と補助幕板(横桟)を接合する技術として特許文献1が開示される。特許文献1の接合部材は、接合部材本体部から略直角な2方向に突出する第1足部及び第2足部と、第1足部の先端に設けられ、第1係合凹部に嵌合可能な第1係合凸部と、第2足部の先端にくびれ部を介してくびれ部より厚さ方向に拡幅されて設けられ、第2係合凹部に嵌合可能な第2係合凸部と、2つの第1補強係合凹部にそれぞれ嵌合可能な2つの第1補強係合凸部と、2つの第2補強係合凹部にそれぞれ嵌合可能な2つの第2補強係合凸部とを有する(特許文献1の段落[0065]、図13等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-135713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の接合部材は、接着剤を用いることなく側板と補助幕板(横桟)を接合できる。しかしながら、接着剤を用いずに、樹脂部品等による嵌合によって接合する場合には、強度面において改良の余地がある。具体的には、側板の主面と、横桟の木口面とは、向かい合うように面接触されるものの、主面と木口面とが接着剤により接合されているわけではない。このため、キャビネットにねじれや上載荷重等の下方側への荷重が作用した場合、両面の間に隙間が生じやすくなり、キャビネットの剛性を保つことが難しい。その結果として、強度面が不十分となり、工場での組立、取付設置現場での組立(ノックダウン)、取付設置現場での移動、設置に支障が生じる可能性がある。
【0007】
キャビネットの剛性を得るために横桟の厚みを厚くすることも考えられる。しかしながら、横桟の高さ方向の厚みを厚くした場合、横桟の高さ方向の面の露出が大きくなることから、キャビネットの意匠性を損なうおそれがある。加えて、横桟の厚みによって、キャビネットの引き出しの収納有効高さ寸法を狭めてしまうおそれがある。
【0008】
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、接着剤を用いることなくキャビネットを構成する側板と横桟とを接合するための接合部材であって、横桟の厚みを厚くすることなく、キャビネットの剛性を得られる接合部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る接合部材は、キャビネットを構成する側板と横桟とを接合するための接合部材であって、前記側板の内面に形成される第1凹部に嵌合するための第1凸部と、前記横桟の内面に形成される第2凹部に嵌合するための第2凸部と、前記第1凸部と前記第2凸部とを繋ぐ本体部と、前記本体部から突出されるとともに前記横桟の下端面を支持するための受け部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、接着剤を用いることなくキャビネットを構成する側板と横桟とを接合するための接合部材であって、横桟の厚みを厚くすることなく、キャビネットの剛性を得られる接合部材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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