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公開番号
2025109516
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003459
出願日
2024-01-12
発明の名称
車両用外装品
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B32B
27/00 20060101AFI20250717BHJP(積層体)
要約
【課題】融雪機能を高めつつ、外装品と当該外装品の周囲に配置される外装部材との外観の統一感を高めることができる車両用外装品を提供する。
【解決手段】第1外装部材11は、樹脂材料により形成された板状の基材20と、基材20の前面20aに積層されたヒータシート40とを有する。ヒータシート40は、前面20aに接合される樹脂製の第1シート基材41と、第1シート基材41に沿って配線され、通電により発熱するヒータ線43とを有している。前後方向Lにおいて第1シート基材41を挟んで基材20とは反対側には、着色顔料を含む塗料により形成された着色層30が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂材料により形成された板状の基材と、前記基材の厚さ方向の一端面に積層されたヒータシートと、を有する車両用外装品であって、
前記一端面は、前記車両用外装品の意匠面側の面を構成しており、
前記ヒータシートは、前記一端面に接合される樹脂製のシート基材と、前記シート基材に沿って配線され、通電により発熱するヒータ線と、を有しており、
前記厚さ方向において前記シート基材を挟んで前記基材とは反対側には、着色剤が分散された樹脂材料、または着色顔料を含む塗料により形成された着色層が設けられている、
車両用外装品。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記基材は、可視光透過性を有し、前記車両用外装品の意匠面とは反対側の面を構成する、
請求項1に記載の車両用外装品。
【請求項3】
前記シート基材を第1シート基材とするとき、
前記厚さ方向において前記第1シート基材と前記着色層との間には、前記第1シート基材を形成する樹脂材料よりも高い耐候性を有する樹脂材料により形成された第2シート基材が設けられている、
請求項2に記載の車両用外装品。
【請求項4】
前記着色層は、前記着色剤が分散されるとともに、前記シート基材を形成する樹脂材料よりも高い耐候性を有する樹脂材料により形成されている、
請求項2に記載の車両用外装品。
【請求項5】
ミリ波透過性を有する、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車両用外装品。
【請求項6】
樹脂材料により形成された板状の基材と、前記基材の厚さ方向の一端面に積層されたヒータシートと、を有する車両用外装品であって、
前記一端面は、前記車両用外装品の意匠面側の面を構成しており、
前記ヒータシートは、前記一端面に接合される樹脂製のシート基材と、前記シート基材に沿って配線され、通電により発熱するヒータ線と、を有しており、
前記シート基材には、着色剤が分散されている、
車両用外装品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用外装品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車載レーダ装置の前方に配置されるレドームが記載されている。レドームは、樹脂製の基材と、基材の前方に配置され、レドームの意匠面を構成する樹脂製の透明基材と、基材の後方に配置され、車載レーダ装置と対向する樹脂製の後基材とを備えている。
【0003】
基材と透明基材の間には、金属光沢を有する加飾層が設けられている。基材と後基材との間には、ヒータ線が絶縁フィルムに固着されてなる面状発熱体が設けられている。
こうしたレドームでは、加飾層により光輝性が付与されるとともに、面状発熱体により融雪機能が付与される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-29168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、こうしたレドームの周囲には、バンパーやグリルなどの外装部材が配置される。こうした外装部材は、最表面に塗膜などの着色層が設けられている。このため、最表面に透明基材が設けられるレドームと、レドームの周囲に配置される外装部材とでは、外観が異なる。したがって、レドームなどの外装品と当該外装品の周囲に配置される外装部材との外観の統一感を高める点において改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための車両用外装品の各態様を記載する。
[態様1]樹脂材料により形成された板状の基材と、前記基材の厚さ方向の一端面に積層されたヒータシートと、を有する車両用外装品であって、前記一端面は、前記車両用外装品の意匠面側の面を構成しており、前記ヒータシートは、前記一端面に接合される樹脂製のシート基材と、前記シート基材に沿って配線され、通電により発熱するヒータ線と、を有しており、前記厚さ方向において前記シート基材を挟んで前記基材とは反対側には、着色剤が分散された樹脂材料、または着色顔料を含む塗料により形成された着色層が設けられている、車両用外装品。
【0007】
上記構成によれば、着色剤が分散された樹脂材料、または着色顔料を含む塗料により形成された着色層が、外装品の最表面に配置される。このため、外装品は、当該外装品の周囲に配置される他の一般的な外装部材と同様、最表面に上記着色層を有する。これにより、着色層の色を周囲の外装部材の着色層の色と合わせることで、外装品と周囲の外装部材との外観の統一感を高めることができる。
【0008】
また、上記構成によれば、ヒータシートが基材の一端面に積層されている。このため、ヒータシートが基材の他端面に積層される場合に比べて、ヒータシートが、厚さ方向において外装品の意匠面に近い位置に配置される。これにより、ヒータシートのジュール熱が外装品の意匠面に伝わりやすくなることで、意匠面に付着した氷雪を効率よく融かすことができる。しかも、ヒータシートが上記着色層によって覆われているので、ヒータシートが視認されることで外装品の意匠性が損なわれることもない。
【0009】
したがって、融雪機能を高めつつ、外装品と当該外装品の周囲に配置される外装部材との外観の統一感を高めることができる。
[態様2]前記基材は、可視光透過性を有し、前記車両用外装品の意匠面とは反対側の面を構成する、[態様1]に記載の車両用外装品。
【0010】
上記構成によれば、基材が可視光透過性を有するため、外装品の意匠面とは反対側の面からヒータシートのヒータ線を視認可能になる。したがって、ヒータ線の点検を容易に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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