特許ウォッチ

公開番号2025110661
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004617
出願日2024-01-16
発明の名称遊技機
出願人株式会社平和
代理人弁理士法人青海国際特許事務所
主分類A63F 7/02 20060101AFI20250722BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】一時的な処理負荷の上昇を抑制する。
【解決手段】第1の先読み演出および第2の先読み演出を少なくとも含む複数種類の先読み演出の実行有無、ならびに、実行する先読み演出の実行パターン(シナリオ)を、取得された所定情報に基づいて決定する演出決定手段と、決定された実行パターンで先読み演出を実行する演出実行手段と、を備える。演出決定手段は、変動処理中に所定情報が取得された場合、所定情報が取得されてから、実行中の変動処理が終了するまでの間の第1のタイミングで、第1の先読み演出の実行パターンを決定可能であり、第1のタイミングよりも後であって、所定情報が取得されたときに実行されている変動処理の次の変動処理の開始時までの間の第2のタイミングで、第2の先読み演出の実行パターンを決定可能である。
【選択図】図64
特許請求の範囲【請求項１】
遊技球が進入可能な始動領域が設けられる遊技盤と、
前記始動領域への遊技球の進入に基づいて所定情報を取得する情報取得手段と、
前記所定情報に基づいて停止図柄を決定する図柄決定手段と、
図柄表示部に図柄を変動表示させるとともに、所定の変動時間が経過すると前記図柄表示部に前記停止図柄を停止表示させる変動処理を実行する変動処理手段と、
前記図柄表示部に所定の前記停止図柄が停止表示された場合に遊技者に遊技利益を付与する遊技利益付与手段と、
第１の先読み演出および第２の先読み演出を少なくとも含む複数種類の先読み演出の実行有無、ならびに、実行する前記先読み演出の実行パターンを、取得された前記所定情報に基づいて決定する演出決定手段と、
決定された実行パターンで前記先読み演出を実行する演出実行手段と、
を備え、
前記演出決定手段は、
前記変動処理中に前記所定情報が取得された場合、前記所定情報が取得されてから、実行中の前記変動処理が終了するまでの間の第１のタイミングで、前記第１の先読み演出の実行パターンを決定可能であり、
前記第１のタイミングよりも後であって、前記所定情報が取得されたときに実行されている前記変動処理の次の前記変動処理の開始時までの間の第２のタイミングで、前記第２の先読み演出の実行パターンを決定可能である、
ことを特徴とする遊技機。
続きを表示（約 340 文字）【請求項２】
前記第１のタイミングは、前記所定情報が取得されたことに基づいて送信されるコマンドの受信時であり、
前記第２のタイミングは、前記所定情報が取得されたときに実行されている前記変動処理において前記停止図柄が停止表示されたことに基づいて送信されるコマンドの受信時、もしくは、次の前記変動処理の開始時に送信されるコマンドの受信時である、
ことを特徴とする請求項１に記載の遊技機。
【請求項３】
前記第１の先読み演出は、前記所定情報が取得されたときに実行されている前記変動処理中に開始可能であり、
前記第２の先読み演出は、次の前記変動処理の開始時以降に開始可能である、
ことを特徴とする請求項１または２に記載の遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、遊技機に関する。
続きを表示（約 4,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、例えば特許文献１に示されるように、始動口への遊技球の入球に基づいて保留情報が取得され、取得された保留情報に基づいて変動処理が実行される遊技機が知られている。こうした遊技機においては、複数種類の先読み演出が設けられており、保留情報が取得されたときに、各先読み演出の実行有無ならびに実行パターンが決定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－２０１９４８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
先読み演出の実行有無や実行パターンを決定するための抽選処理は、先読み演出の種類ごとに実行される。そのため、保留情報が取得されたときの処理負荷が一時的に大きくなるという課題がある。
【０００５】
本発明は、一時的な処理負荷の上昇を抑制することができる遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、
遊技球が進入可能な始動領域が設けられる遊技盤と、
前記始動領域への遊技球の進入に基づいて所定情報を取得する情報取得手段と、
前記所定情報に基づいて停止図柄を決定する図柄決定手段と、
図柄表示部に図柄を変動表示させるとともに、所定の変動時間が経過すると前記図柄表示部に前記停止図柄を停止表示させる変動処理を実行する変動処理手段と、
前記図柄表示部に所定の前記停止図柄が停止表示された場合に遊技者に遊技利益を付与する遊技利益付与手段と、
第１の先読み演出および第２の先読み演出を少なくとも含む複数種類の先読み演出の実行有無、ならびに、実行する前記先読み演出の実行パターンを、取得された前記所定情報に基づいて決定する演出決定手段と、
決定された実行パターンで前記先読み演出を実行する演出実行手段と、
を備え、
前記演出決定手段は、
前記変動処理中に前記所定情報が取得された場合、前記所定情報が取得されてから、実行中の前記変動処理が終了するまでの間の第１のタイミングで、前記第１の先読み演出の実行パターンを決定可能であり、
前記第１のタイミングよりも後であって、前記所定情報が取得されたときに実行されている前記変動処理の次の前記変動処理の開始時までの間の第２のタイミングで、前記第２の先読み演出の実行パターンを決定可能である、
ことを特徴とする。
【０００７】
また、前記第１のタイミングは、前記所定情報が取得されたことに基づいて送信されるコマンドの受信時であり、
前記第２のタイミングは、前記所定情報が取得されたときに実行されている前記変動処理において前記停止図柄が停止表示されたことに基づいて送信されるコマンドの受信時、もしくは、次の前記変動処理の開始時に送信されるコマンドの受信時であってもよい。
【０００８】
前記第１の先読み演出は、前記所定情報が取得されたときに実行されている前記変動処理中に開始可能であり、
前記第２の先読み演出は、次の前記変動処理の開始時以降に開始可能であってもよい。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、一時的な処理負荷の上昇を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本実施形態に係る扉が開放された状態を示す遊技機の斜視図である。
本実施形態に係る遊技機の正面図である。
本実施形態に係る遊技機のブロック図である。
本実施形態に係るメインＣＰＵが用いるメモリ領域のアドレスマップである。
本実施形態に係る低確時大当たり決定乱数判定テーブルを説明する図である。
本実施形態に係る高確時大当たり決定乱数判定テーブルを説明する図である。
本実施形態に係る当たり図柄乱数判定テーブルを説明する図である。
本実施形態に係るリーチグループ決定乱数判定テーブルを説明する図である。
本実施形態に係るリーチモード決定乱数判定テーブルを説明する図である。
本実施形態に係る変動パターン乱数判定テーブルを説明する図である。
本実施形態に係る変動時間決定テーブルを説明する図である。
本実施形態に係る特別電動役物作動ラムセットテーブルを説明する図である。
本実施形態に係る大役遊技の終了後の遊技状態を設定するための遊技状態設定テーブルを説明する図である。
本実施形態に係る当たり決定乱数判定テーブルを説明する図である。
（ａ）は本実施形態に係る普通図柄変動時間データテーブルを説明する図であり、（ｂ）は本実施形態に係る開閉制御パターンテーブルを説明する図である。
本実施形態に係る遊技機状態フラグを説明する図である。
本実施形態に係る主制御基板におけるＣＰＵ初期化処理を説明する第１のフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板におけるＣＰＵ初期化処理を説明する第２のフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板におけるサブコマンド群セット処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における電源断時退避処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板におけるタイマ割込み処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における設定関連処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板におけるスイッチ管理処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板におけるゲート通過処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における第１始動口通過処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における第２始動口通過処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における特別図柄乱数取得処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における取得時演出判定処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る特別遊技管理フェーズを説明する図である。
本実施形態に係る主制御基板における特別遊技管理処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における特別図柄変動待ち処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における特別図柄当たり判定処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における特別図柄変動番号決定処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における特別図柄変動中処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における特別図柄停止図柄表示処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における変動状態更新処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における大入賞口開放前処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における大入賞口開閉切替処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における大入賞口開放制御処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における大入賞口閉鎖有効処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における大入賞口終了ウェイト処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る普通遊技管理フェーズを説明する図である。
本実施形態に係る主制御基板における普通遊技管理処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における普通図柄変動待ち処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における普通図柄変動中処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における普通図柄停止図柄表示処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における普通電動役物入賞口開放前処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における普通電動役物入賞口開閉切替処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における普通電動役物入賞口開放制御処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における普通電動役物入賞口閉鎖有効処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る主制御基板における普通電動役物入賞口終了ウェイト処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係るリーチなし変動パターンの変動演出の一例を説明する図である。
本実施形態に係るノーマルリーチ変動パターンの変動演出の一例を説明する図である。
本実施形態に係るハズレ時の発展リーチ変動パターンの変動演出の一例を説明する図である。
本実施形態に係る大当たり時の発展リーチ変動パターンの変動演出の一例を説明する図である。
本実施形態に係るリーチ発展演出が２回実行される場合の変動演出の一例を説明する図である。
本実施形態に係る擬似連続リーチ変動パターンの変動演出の一例を説明する図である。
本実施形態に係る変動演出決定テーブルを説明する図である。
本実施形態に係る先読み演出の種別の一例を説明する図である。
先読み演出の実行決定テーブルの一例を説明する図である。
（ａ）は最終保留表示パターン決定テーブルを説明する図であり、（ｂ）は１つ前保留表示パターン決定テーブルを説明する図である。
バイブ予告のシナリオを説明する図である。
バイブ予告シナリオ決定テーブルを説明する図である。
各先読み演出のシナリオの決定タイミングを説明する図である。
本実施形態に係る副制御基板におけるサブＣＰＵ初期化処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る副制御基板におけるサブタイマ割込み処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る副制御基板における先読み指定コマンド受信処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る副制御基板における特図停止指定コマンド受信処理を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る副制御基板における変動コマンド受信処理を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許