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公開番号
2025115864
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010560
出願日
2024-01-26
発明の名称
積層体、積層フィルム、画像表示装置、フォルダブルデバイス
出願人
株式会社ダイセル
代理人
弁理士法人G-chemical
主分類
B32B
7/022 20190101AFI20250731BHJP(積層体)
要約
【課題】PFASに該当する化合物を使用せずに十分な屈曲性を発揮することができる積層体を提供すること。
【解決手段】本開示の積層体は基材と、前記基材の少なくとも一方の面に積層されたハードコート層とを有し、
前記ハードコート層がPFASに該当する化合物を含まない積層体であり、
前記積層体のハードコート層の面が凸となるよう屈曲させる円筒形マンドレル試験において、屈曲可能最小半径が5mm以下であることを特徴とする。また、前記ハードコート層が屈曲耐久性試験において、ハードコート層にクラックが生じるまでの動作回数が1万回以上であることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、前記基材の少なくとも一方の面に積層されたハードコート層とを有し、
前記ハードコート層がPFASに該当する化合物を含まない積層体であり、
前記積層体のハードコート層の面が凸となるよう屈曲させる円筒形マンドレル試験において、屈曲可能最小半径が5mm以下である積層体。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記ハードコート層が下記屈曲耐久性試験において、ハードコート層にクラックが生じるまでの動作回数が1万回以上である請求項1に記載の積層体。
屈曲耐久性試験:
積層体を伸ばした状態から、ハードコート層の面が凸となる方向に屈曲半径が4.0mmとなるように180°折り曲げ、再び伸ばす動作を1回とし、30~60/分の速さで前記動作を行う。
【請求項3】
前記ハードコート層が#0000番のスチールウールで750g/cm
2
の荷重をかけながら、前記ハードコート層の表面を1000回往復摩擦させる耐スチールウール試験において目視で傷が生じない請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項4】
前記ハードコート層のヘイズが1.0%以下である請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項5】
ヘイズが7%以下である請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項6】
前記ハードコート層が、1種以上の硬化性化合物を含む硬化性組成物の硬化物であり、前記硬化性化合物としてポリオルガノシルセスキオキサンを含む請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項7】
前記硬化性組成物が、分子内に1個以上のカチオン重合性基と1個以上のラジカル重合性基とを有する化合物を含む請求項6に記載の積層体。
【請求項8】
前記硬化性組成物が、さらに、硬化触媒を含む請求項6に記載の積層体。
【請求項9】
前記硬化触媒がカチオン重合開始剤を含む請求項8に記載の積層体。
【請求項10】
前記硬化触媒がラジカル重合開始剤を含む請求項8に記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、積層体、積層フィルム、画像表示装置、及びフォルダブルデバイスに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
テレビ、パソコン、スマートフォン等のディスプレイや電子材料の最表面に使用されるカバー材として、傷の発生を防止するためハードコート層を積層する構成が知られている。特にこのようなハードコート層は耐摩耗性を発揮させるために、従来架橋性のフッ素化合物(PFAS)を配合したUV硬化型の樹脂が使用されてきた(例えば、特許文献1)。
【0003】
一方で、PFASは分解性に乏しく、環境中への長期残留及び毒性の問題が取り沙汰されており、環境への負荷低減の観点から、PFASを含有しないハードコート層が求められていた。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
特開2016-11365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、PFAS不使用のハードコート層では屈曲性が不十分であり、PFAS含有品と同等の屈曲性を発揮するハードコート層を作製することは困難であった。
【0006】
本開示は上記の課題を解決するものであって、その目的はPFASに該当する化合物を使用せずに十分な屈曲性を発揮可能な積層体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の発明者らは基材と、上記基材の少なくとも一方の面に積層されたハードコート層とを有し、上記ハードコート層がPFASに該当する化合物を含まず、特定の物性値を満たす積層体であればフッ素化合物を使用せずに十分な屈曲性を発揮可能であることを見出した。本開示は、これらの知見に基づいて完成されたものである。
【0008】
本開示は、基材と、上記基材の少なくとも一方の面に積層されたハードコート層とを有し、上記ハードコート層がPFASに該当する化合物を含まない積層体であり、上記積層体のハードコート層の面が凸となるよう屈曲させる円筒形マンドレル試験において、屈曲可能最小半径が5mm以下である積層体を提供する。
【0009】
上記積層体は、ハードコート層が下記屈曲耐久性試験において、ハードコート層にクラックが生じるまでの動作回数が1万回以上であることが好ましい。上記構成を有することで屈曲耐久性により優れるものとすることができる。
屈曲耐久性試験:
積層体を伸ばした状態から、ハードコート層の面が凸となる方向に屈曲半径が4.0mmとなるように180°折り曲げ、再び伸ばす動作を1回とし、30~60/分の速さで前記動作を行う。
【0010】
上記積層体は、上記ハードコート層が#0000番のスチールウールで750g/cm
2
の荷重をかけながら、上記ハードコート層の表面を1000回往復摩擦させる耐スチールウール試験において目視で傷が生じないことが好ましい。上記構成を有することで耐擦傷性により優れるものとすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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