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公開番号2025115866
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010563
出願日2024-01-26
発明の名称透明積層体、画像表示装置、フレキシブルデバイス
出願人株式会社ダイセル
代理人弁理士法人G-chemical
主分類B32B 7/022 20190101AFI20250731BHJP(積層体)
要約【課題】高硬度でありながら屈曲性に優れる透明積層体を提供する。
【解決手段】本開示の透明積層体は、基材と、前記基材の少なくとも一方の面に積層されたハードコート層とを有する透明積層体であり、前記ハードコート層表面における750g荷重の鉛筆硬度がH以上であり、前記透明積層体の前記ハードコート層の面を凹にして円筒形マンドレル試験を実施した際の屈曲可能最小半径が1.5mm以下であり、前記透明積層体の微小硬度試験における押込み弾性率と押込み硬度との比率(押込み弾性率/押込み硬度)が6.0以上であることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、基材の少なくとも一方の面に積層されたハードコート層とを有する透明積層体であり、
前記ハードコート層表面における750g荷重の鉛筆硬度がH以上であり、
前記透明積層体の前記ハードコート層の面を凹にして円筒形マンドレル試験を実施した際の屈曲可能最小半径が1.5mm以下であり、
前記透明積層体の微小硬度試験における押込み弾性率と押込み硬度との比率(押込み弾性率/押込み硬度)が6.0以上である透明積層体。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記ハードコート層のヘイズが1.0%以下である請求項1に記載の透明積層体。
【請求項3】
前記ハードコート層が1種以上の硬化性化合物を含む硬化性組成物の硬化物であり、
前記硬化性化合物として分子内に2個以上のカチオン重合性基を有する脂肪族化合物を含む請求項1又は2に記載の透明積層体。
【請求項4】
前記硬化性化合物としてポリオルガノシルセスキオキサンを含む請求項3に記載の透明積層体。
【請求項5】
前記硬化性化合物として前記脂肪族化合物を2種類以上含む請求項3に記載の透明積層体。
【請求項6】
前記硬化性組成物が、さらに硬化触媒を含む請求項3に記載の透明積層体。
【請求項7】
前記硬化触媒がカチオン重合開始剤を含む請求項6に記載の透明積層体。
【請求項8】
前記硬化触媒がラジカル重合開始剤を含む請求項6に記載の透明積層体。
【請求項9】
前記ハードコート層がPFASに該当する化合物を含まない請求項1又は2に記載の透明積層体。
【請求項10】
少なくとも一方の表面に表面保護フィルムを有する請求項1又は2に記載の透明積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、透明積層体、画像表示装置、及びフレキシブルデバイスに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
スマートフォンやタブレット等の携帯情報端末の携帯性を高めるため、折り畳み可能なディスプレイ、タッチパネル等のフォルダブルデバイスの需要が高まっている。このようなフォルダブルデバイスのディスプレイの最表面には、カバー材としてハードコート層を使用する構成が知られている。また、上記ハードコート層は透明性や美観を発揮しつつ、傷や圧痕の発生を防止するため、高い硬度が要求される。このような高硬度のハードコート層を使用する発明としては、例えば特許文献1が挙げられる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
特開2022-081716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のハードコート層では高硬度化すると屈曲性(可撓性)が低下し、ハードコート層又は基材にクラックが生じやすくなるという問題があった。
【0005】
本開示は上記の課題を解決するものであって、その目的は高硬度でありながら屈曲性に優れる透明積層体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の発明者らは基材と、上記基材の少なくとも一方の面に積層されたハードコート層とを有する透明積層体であり、上記ハードコート層表面が鉛筆硬度、屈曲可能最小半径、及び微小硬度測定における押し込み弾性率と押し込み硬度との比が特定の範囲を満たすものであれば高硬度でありながら屈曲性に優れることを見出した。本開示は、これらの知見に基づいて完成されたものである。
【0007】
すなわち、上記透明積層体は基材と、基材の少なくとも一方の面に積層されたハードコート層とを有する透明積層体であり、上記ハードコート層表面における750g荷重の鉛筆硬度がH以上であり、上記透明積層体の上記ハードコート層の面を凹にして円筒形マンドレル試験を実施した際の屈曲可能最小半径が1.5mm以下であり、上記透明積層体の微小硬度試験における押込み弾性率と押込み硬度との比率(押込み弾性率/押込み硬度)が6.0以上であることを特徴とする。
【0008】
上記鉛筆硬度がH以上であり、屈曲可能最小半径が1.5mm以下であり、かつ上記押し込み弾性率と押し込み硬度との比が6.0以上であることにより、ハードコート表面が高硬度でありながら屈曲性に優れる。
【0009】
上記透明積層体は、上記ハードコート層のヘイズが1.0%以下であることが好ましい。
【0010】
上記透明積層体は、上記ハードコート層が1種以上の硬化性化合物を含む硬化性組成物の硬化物であり、上記硬化性化合物として分子内に2個以上のカチオン重合性基を有する脂肪族化合物を含むことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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