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公開番号2025118599
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025056732,2024013060
出願日2025-03-28,2024-01-31
発明の名称塵埃吸引装置
出願人アイリスオーヤマ株式会社
代理人個人
主分類A47L 9/00 20060101AFI20250805BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】吸引性能の低下を軽減することが可能な塵埃吸引装置を実現することを目的とした。
【解決手段】塵埃吸引装置10は、電動送風機44を有する装置本体20と、着脱可能であって、電気掃除機200から吸い出した塵埃を集塵する集塵部50と、を備え、集塵部50は、流入部60と、流入部60より下側に設けられる流出部62と、排出部66と、を集塵容器52に有し、吸引により流入部60から集塵容器52に空気が流入し、集塵容器52内の空気が流出部62から流出し、集塵容器52は、流出部62が設けられた第一側壁部52aと、第一側壁部52aと対向する第二側壁部52bとを少なくとも有し、集塵容器52は、第一側壁部52aに対して第二側壁部52b側において、流出部62に連通する連通部65が形成されるよう、流出部62の上側に存在する仕切部64を有する。
【選択図】図6

特許請求の範囲【請求項１】
電気掃除機において集塵された塵埃を回収するための塵埃吸引装置であって、
吸引力を発生させる電動送風機を有する装置本体と、
前記装置本体に対して着脱可能であって、前記電動送風機により前記電気掃除機から吸い出した塵埃を集塵容器に集塵する集塵部と、を備え、
前記集塵部は、流入部と、前記流入部より上下方向の下側に設けられる流出部と、排出部と、を前記集塵容器に有し、
前記電動送風機の吸引により、前記流入部から前記集塵容器に空気が流入し、前記集塵容器内の空気が前記流出部から流出し、前記集塵容器内の塵埃は、前記排出部から廃棄可能であり、
前記集塵容器は、前記流出部が設けられた第一側壁部と、前記第一側壁部と対向する第二側壁部とを少なくとも有し、
前記集塵容器は、前記第一側壁部に対して前記第二側壁部側において、前記流出部に連通する連通部が形成されるよう、前記流出部の上側に存在する仕切部を有することを特徴とする、塵埃吸引装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
電気掃除機において集塵された塵埃を回収するための塵埃吸引装置であって、
吸引力を発生させる電動送風機を有する装置本体と、
前記装置本体に対して着脱可能であって、前記電動送風機により前記電気掃除機から吸い出した塵埃を集塵容器に集塵する集塵部と、を備え、
前記集塵部は、流入部と、前記流入部より上下方向の下側に設けられる流出部と、排出部と、を前記集塵容器に有し、
前記電動送風機の吸引により、前記流入部から前記集塵容器に空気が流入し、前記集塵容器内の空気が前記流出部から流出し、前記集塵容器内の塵埃は、前記排出部から廃棄可能であり、
前記集塵容器は、前記流出部が設けられた第一側壁部と、前記第一側壁部と対向する第二側壁部とを少なくとも有し、
前記流出部は、前記集塵容器内の上下方向において中央の位置以上の高さ、又は、前記排出部より高い位置に設けられることを特徴とする、塵埃吸引装置。
【請求項３】
前記流入部は、前記集塵容器の前記第一側壁部、前記第二側壁部又は上壁部に設けられることを特徴とする、請求項１または２に記載の塵埃吸引装置。
【請求項４】
前記仕切部は、屈曲又は湾曲により先端側が下側に向けて延びていることを特徴とする、請求項１に記載の塵埃吸引装置。
【請求項５】
前記集塵部は、前記流入部から前記流出部に向けて流れる空気を濾過するフィルタを有することを特徴とする、請求項１または２に記載の塵埃吸引装置。
【請求項６】
前記集塵部は、前記流入部から前記流出部に向けて流れる空気を濾過するフィルタを有し、
前記流出部は、前記集塵容器外に空気を排出するための流出用開口を有し、
前記フィルタは、前記流出用開口に配されることを特徴とする、請求項１または２に記載の塵埃吸引装置。
【請求項７】
前記集塵部は、前記流入部から前記流出部に向けて流れる空気を濾過するフィルタを有し、
前記流出部は、前記集塵容器外に空気を排出するためのフィルタ配置用開口を前記第一側壁部と前記仕切部とで形成し、
前記フィルタは、前記フィルタ配置用開口に配されることを特徴とする、請求項１に記載の塵埃吸引装置。
【請求項８】
前記フィルタは、着脱可能に配されることを特徴とする、請求項５に記載の塵埃吸引装置。
【請求項９】
前記電気掃除機と、
請求項１または２に記載の塵埃吸引装置とを備えることを特徴とする、電気掃除機システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、塵埃吸引装置に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
特開２００４－２８３３２７号公報には、吸引用気流を発生させ、発生した気流によりゴミを集塵する電気掃除機において、ゴミを集塵して格納する本体側のダストケースを有する掃除機本体と、前記本体側のダストケースからのゴミを収納する設置台側のダストケースを有する設置台とにより構成され、前記掃除機本体を設置台に設置したとき、掃除機本体の本体側のダストケース内のゴミを、設置台側のファンモータの吸引を利用して、設置台側のダストケース内に排出する電気掃除機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００４－２８３３２７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ここで、上記特許文献に係る従来技術では、設置台側のファンモータに向かって塵埃が集まり易くなるため、そのファンモータの上流側にある仕切壁の通風孔の目詰まりが生じることで吸引性能が低下してしまうといった問題がある。
【０００５】
そこで本発明は、吸引性能の低下を軽減することが可能な塵埃吸引装置を実現することを目的とした。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の塵埃吸引装置は、電気掃除機において集塵された塵埃を回収するためのものであって、吸引力を発生させる電動送風機を有する装置本体と、装置本体に対して着脱可能であって、電動送風機により電気掃除機から吸い出した塵埃を集塵容器に集塵する集塵部と、を備え、集塵部は、流入部と、流入部より上下方向の下側に設けられる流出部と、排出部と、を集塵容器に有し、電動送風機の吸引により、流入部から集塵容器に空気が流入し、集塵容器内の空気が流出部から流出し、集塵容器内の塵埃は、排出部から廃棄可能であり、集塵容器は、流出部が設けられた第一側壁部と、第一側壁部と対向する第二側壁部とを少なくとも有し、集塵容器は、第一側壁部に対して第二側壁部側において、流出部に連通する連通部が形成されるよう、流出部の上側に存在する仕切部を有することを特徴とするものである。
【０００７】
本発明の塵埃吸引装置は、上記のような構成とすることにより、流入部から集塵容器に導入された空気に含まれる塵埃が、流出部の上側の仕切部と第二側壁部との間に形成される連通部にて落下し集塵容器の底に堆積するので、塵埃が流出部まで到達しにくくなる。これにより、本発明の塵埃吸引装置は、集塵容器における塵埃の回収率を向上させ、塵埃が流出部に詰まることによる電動送風機の吸引性能の低下を軽減できる。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、吸引性能の低下を軽減することが可能な塵埃吸引装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の一実施形態に係る塵埃吸引装置及び電気掃除機システムを示す斜視図である。
図１に示した塵埃吸引装置及び電気掃除機システムについて、塵埃吸引装置を断面視して示した断面図である。
図１に示した塵埃吸引装置に係る斜視図である。
図３に示した塵埃吸引装置について、集塵部を取り外した状態を示す分解斜視図である。
図３に示した塵埃吸引装置において用いられる集塵容器を示す斜視図である。
図１に示した塵埃吸引装置及び電気掃除機システムについて、塵埃吸引装置を断面視しつつ要部を拡大して示した断面斜視図である。
図１に示した塵埃吸引装置を正面側から断面視した状態を示す断面図である。
（ａ）は図３における係止構造部近傍を拡大視して示した要部拡大図、（ｂ）は塵埃吸引装置の係止構造部近傍を拡大視して示した要部拡大断面図である。
変形例に係る載置部と吸込具とを上下方向に離した状態を示す斜視図である。
変形例に係る載置部に対して吸込具を配した状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の一実施形態に係る塵埃吸引装置１０、及びこれを備えた電気掃除機システムＳについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明においては、塵埃吸引装置１０の構成について詳細に説明するのに先だって、電気掃除機システムＳにおいて塵埃吸引装置１０と共に使用される電気掃除機２００の構成について概要を説明する。また、以下の説明においては、特に断りの無い限り上下方向、前後方向、左右方向（幅方向）等の位置関係については、図１に示すように電気掃除機２００を立設させた状態を基準として説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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