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公開番号
2025127142
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023681
出願日
2024-02-20
発明の名称
遠心分離機
出願人
トミー工業株式会社
代理人
個人
主分類
B04B
9/10 20060101AFI20250825BHJP(物理的または化学的工程を行なうための遠心装置または機械)
要約
【課題】簡易な構成であるとともに、遠心ローターの停止位置の調整を短時間で実現できる遠心分離機を提供する。
【解決手段】試料を入れた試料チューブ20を収容するための複数の試料チューブ穴4が回転軸3を中心とする円周上に等間隔に配置されている遠心ローター2と、上記遠心ローター2を回転駆動するモーターと、上記モーターの回転駆動を制御する制御部6を備える遠心分離機において、上記モーターが、試料の遠心分離のために回転をすることができるとともに、該モーターの回転軸を所定の角度位置に移動すること及び停止することが可能な位置決め可能モーターである遠心分離機1とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
試料を入れた試料チューブを収容するための複数の試料チューブ穴が回転軸を中心とする円周上に等間隔に配置されている遠心ローターと、上記遠心ローターを回転駆動するモーターと、上記モーターの回転駆動を制御する制御部を備える遠心分離機において、上記モーターが、試料の遠心分離のために回転をすることができるとともに、該モーターの回転軸を所定の角度位置に移動すること及び停止することが可能な位置決め可能モーターであることを特徴とする、遠心分離機。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
上記制御部が、試料の遠心分離のための回転を経時的に設定する回転プログラムと、上記遠心ローターを所定の停止角度位置で停止させる停止プログラムと、上記遠心ローターを所定の停止角度位置から他の所定の停止角度位置に移動させる移動プログラムを記録していることを特徴とする、請求項1に記載の遠心分離機。
【請求項3】
上記制御部の回転プログラムにより、設定された条件で遠心分離過程が終了すると、上記制御部は上記停止プログラムに移り、回転軸の回転を減速させる減速過程に入り、所定の低速回転に至ると減速過程を終了し、モーターの絶対角度位置と設定された停止角度位置に基づいてモーターの回転軸を設定された停止角度位置に停止させることを特徴とする、請求項2に記載の遠心分離機。
【請求項4】
遠心ローターの停止位置を移動させる定位置送り信号入力部が設けられており、該定位置送り信号入力部からの信号が上記制御部に送られると、上記制御部の移動プログラムにより、遠心ローターを現在の停止位置から所定の角度だけ離れた他の停止位置に移動させることを特徴とする、請求項2に記載の遠心分離機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遠心分離機に関するもので、特に、遠心分離機の停止時において、遠心ローターの位置決めがなされる遠心分離機に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、モーターの回転を遠心ローターに伝え、遠心ローターに穿設された容器支持穴に挿入配置された試料容器を回転させる遠心分離機であって、キャップの開閉によりモーターのオン・オフを行う遠心分離機が開示されている。
【0003】
特許文献2には、遠心分離する試料容器を自動的に遠心ローターに着脱するため、遠心ローターを任意の設定位置に停止・保持する技術として、遠心ローターを回転させる主電動機とは別に、ステップモーターからなる補助電動機を設け、両者をクラッチ機構で結合する技術が開示されている。
【0004】
特許文献3には、検体を格納するパケットを吊架する遠心ローターに直結合された遠心分離用モーターと、該遠心分離用モーターに接続・切り離し可能な連結手段を介して前記遠心ローターを位置決めするための位置決め用モーターを備える遠心分離機が開示されている。すなわち、遠心ローターに直結合された遠心分離用モーターと、遠心ローターを位置決めする位置決めモーターとを独立に設けることが提案されている。
【0005】
特許文献4には、その段落[0003]段に、「遠心ローターの高速回転のための駆動モーターとは別に、遠心ローターの位置決め用のサーボモーターを使って遠心ローターの位置決めをする」ことが従来技術として記載され、請求の範囲において、高速回転する駆動モーターとは別に、遠心ローターの位置を直接検出し、試料容器の搬入或いは搬出位置にその遠心ローターを移動させる位置決め手段を設けることを提案している。
【0006】
特許文献5には、モーターに角度センサーが付随していることが開示されている。また、非特許文献1には、モーターシャフトの回転の座標を算出する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実開昭64-1746号公報
実開昭55-53562号公報
特開平6-170281号公報
特開2000-176316号公報
特開2013-19785号公報
【非特許文献】
【0008】
ORIENTAL MOTOR CO.,LTD PENGA No.179 (2014) P18-P21「バッテリ不要多回転アブソリュートセンサの開発」根岸徳行
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
遠心分離機の操作では、通常、試料が入れられた複数の試料チューブを、遠心ローターに設けられた試料チューブ穴に重量分布ができるだけ均一になるように装填し、遠心ローターの高速回転で遠心分離を行い、遠心分離操作が終了すると、遠心ローターを停止し、遠心ローターから試料が入った複数の試料チューブを順次に取り出し、後段の処理過程に送ることがなされている。ここで、普通、各試料は同一のものではなく、それぞれの試料ごとに各種データが付随しており、その各種データは試料番号等として整理され、それが各試料チューブのチューブ番号として付され、それらの情報とともに試料チューブは後段の過程に送られる。
【0010】
このため、例えばデータ番号がNo1、No2、No3・・・の試料は、それぞれNo1、No2、No3・・・の試料チューブに入れられ、それらのNo1、No2、No3・・・の試料チューブは、遠心ローターのNo1、No2、No3・・・の試料チューブ穴に装填され、遠心分離を行い、No1、No2、No3・・・の順に試料チューブを取り出し、その順で後段に送ることが試料混同の誤りを防ぐために好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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