特許ウォッチ

公開番号2025134038
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2025120111,2021023899
出願日2025-07-16,2021-02-18
発明の名称電気掃除機
出願人アイリスオーヤマ株式会社
代理人個人
主分類A47L 5/24 20060101AFI20250904BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】支持体により掃除機本体を支持する形態の電気掃除機において小型化を実現することを目的とした。
【解決手段】電気掃除機1は、掃除機本体10と、掃除機本体10を支持する支持体100とを有し、掃除機本体10が、電動送風機40と、塵埃を吸い込むための第一吸込口62と、第一吸込口62から吸い込まれた塵埃が捕集される集塵部50と、棒状の把持部14と、を備えたものである。支持体100は、ハンドル部150と、掃除機本体10を着脱可能に収容する収容部120と、掃除機本体10が収容部120に装着された装着状態で第一吸込口62と連通する第二吸込口134と、を有する。電気掃除機1は、掃除機本体10を収容部120に装着した装着状態において、掃除機本体10が支持体100から略突出しないように装着される。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
掃除機本体と、掃除機本体を着脱可能に支持する支持体とを備え、前記掃除機本体を前記支持体に装着したスティック状態で使用可能な電気掃除機であって、
前記掃除機本体は、長手方向の一端側に把持部を有するとともに、他端側に第一吸込口を有しており、
前記掃除機本体は、
前記把持部側の第一掃除機筐体部と、
前記第一吸込口側の第二掃除機筐体部と、を有し、
前記第一掃除機筐体部は、塵埃を吸引するための空気流を発生させる電動送風機を備え、
前記第二掃除機筐体部は、第一吸込口から吸い込まれた塵埃を捕集するダストカップをなし、
前記第一掃除機筐体部と前記第二掃除機筐体部とは、ダストカップ係合構造を介して係脱可能に接続されており、
前記ダストカップ係合構造は、前記第一掃除機筐体部の下端部に設けられた前側係合部及び後側係合部と、前記第二掃除機筐体部の前側被係合部及び後側被係合部とから構成されており、
前記支持体は、前記掃除機本体を収容する収容部が設けられており、
前記収容部は、前記掃除機本体の後側に面する表面部を有し、
前記収容部に前記掃除機本体を収容させた状態において、前記表面部に前記後側係合部と前記後側被係合部とが覆われ、ダストカップ係合構造が解除されないように保護されることを特徴とする、電気掃除機。
続きを表示（約 620 文字）【請求項２】
前記後側係合部は、外側に向かって突出する突起状をなし、
前記後側被係合部は、前記後側係合部に係合可能な開口によって構成されており、
前記第一掃除機筐体部に前記第二掃除機筐体部を取り付ける際には、前記第二掃除機筐体部の上端部が前側に向くように前記第二掃除機筐体部を傾けた状態において、前記後側係合部と前記後側被係合部とを係合させてから、前記前側係合部と前記前側被係合部とを係合させることで、前記ダストカップ係合構造を形成するように構成されていることを特徴とする、請求項１記載の電気掃除機
【請求項３】
前記支持体の下端側に、外側に向けて開口する第二吸込口が設けられており、
前記収容部の下端側に、前記第二吸込口と連通する連通口が設けられ、
前記掃除機本体を前記収容部に収容した際に、前記連通口に前記第一吸込口が内挿されることを特徴とする請求項１又は２記載の電気掃除機。
【請求項４】
連通口から第二吸込口に向けて、上下方向に略真っ直ぐに連通されていることを特徴とする請求項３記載の電気掃除機。
【請求項５】
前記連通口がパッキン部材によって構成されていることを特徴とする請求項３記載の電気掃除機。
【請求項６】
前記第一吸込口と前記第二吸込口とが、開口形状及び大きさが略同一とされていることを特徴とする請求項３記載の電気掃除機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、電気掃除機に関する。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、下記特許文献１に開示されているような電気掃除機が提供されている。特許文献１の電気掃除機は、吸込口及びフィルターを有する集塵部を有しファン、モータ及び充電電池を内蔵する充電式の掃除機本体と、掃除機本体を収容する収容凹所を有すると共に前部にワイド吸込口を接続可能な中空のパイプを形成し、かつ後部に取手棒を介して把持部を取着した支持体とを備えたものとされている。特許文献１の電気掃除機は、集塵ケースの底部に逆止弁を付けた連通孔を形成し、一方の支持体に連通孔に連通する開孔を形成すると共に、支持体後部にファン、モータを配設し、ファンと開孔とを連絡するパイプを支持体内に設けたものとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平１－６４６１３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ここで、上記特許文献１の電気掃除機は、後部上面に設けられた把持部が円弧形状に形成されている。従来技術において、支持体により掃除機本体を支持する形態とされた掃除機は、把持部が特許文献１のような構成とされていたり、支持体に対する掃除機本体の収まりが悪かったりして、装置全体が大型化するといった問題がある。
【０００５】
そこで、本発明は、支持体により掃除機本体を支持する形態の電気掃除機において小型化を実現することを目的とした。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した課題を解決すべく提供される本発明の実施形態における電気掃除機は、掃除機本体と、前記掃除機本体を支持する支持体とを有し、前記掃除機本体が、電動送風機と、塵埃を吸い込むための第一吸込口と、前記第一吸込口から吸い込まれた塵埃が捕集される集塵部と、棒状の把持部と、を備えたものであり、前記支持体が、ハンドル部と、前記掃除機本体を着脱可能に収容する収容部と、前記掃除機本体が前記収容部に装着された装着状態で前記第一吸込口と連通する第二吸込口と、を有するものであることを特徴とする、ものである。
【０００７】
本発明の電気掃除機においては、掃除機本体の把持部が棒状ものとされており、支持体に設けられた収容部に掃除機本体を収容させることにより装着状態とすることができる。そのため、本発明の電気掃除機は、装着状態において掃除機本体の把持部が支持体からはみ出することを抑制することができる。従って、本発明によれば、支持体により掃除機本体を支持する形態とされた従来技術の電気掃除機に比べて小型化された電気掃除機を提供できる。
【０００８】
本発明の電気掃除機は、掃除機本体を支持体から取り外した状態において、棒状に形成された把持部を把持して、第一吸込口から塵埃を吸い込むことができる。そのため、本発明の電気掃除機は、掃除機本体を単体で掃除のために使用できる。また、本発明の電気掃除機は、掃除機本体を支持体の収容部に収容した装着状態とすることにより、支持体側に設けられた第二吸込口と、掃除機本体側に設けられた第一吸込口とを連通させることができる。そのため、本発明の電気掃除機は、支持体に設けられたハンドルを把持して取り回しつつ、掃除機本体に設けられた電動送風機により発生する吸引力によって塵埃を集塵する使い方ができる。従って、本発明によれば、掃除機本体を単体で使用する態様、掃除機本体を支持体に取り付けた態様のいずれにおいても使い勝手よく使用可能な電気掃除機を提供できる。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、支持体により掃除機本体を支持する形態の電気掃除機を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本発明の一実施形態に係る電気掃除機をスタンドに配置した状態を示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係る電気掃除機から掃除機本体を取り外した状態を示す分解斜視図である。
本発明の一実施形態に係る電気掃除機を示す断面図である。
本発明の一実施形態に係る電気掃除機とスタンドとを示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係る電気掃除機が具備する掃除機本体を示す側面図である。
図２のＡ部拡大図である。
図２のＢ部拡大図である。
図５に示した掃除機本体を分解した状態を正面側から見た状態を示す分解斜視図である。
図５に示した掃除機本体を分解した状態を背面側から見た状態を示す分解斜視図である。
図５に示した掃除機本体における基板収容部及び送風機収容部の内部構造を示した斜視図である。
図５のＣ方向から見た状態を示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係る電気掃除機が具備する支持体を分解したもの、及び吸込部を背面側から見た状態を示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係る電気掃除機が具備する支持体について、端子が設けられた部分が露出するように一部を破断した状態を示す要部拡大正面図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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