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公開番号2024146251
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059035
出願日2023-03-31
発明の名称切削工具
出願人日進工具株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B23B 51/08 20060101AFI20241004BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】被削材に内周面が仕上げられた孔を容易に形成できる切削工具を提供する。
【解決手段】切削工具1は、回転軸O1に沿って延びるシャンク10と、シャンク10よりも先端側に設けられるボディ15と、を備える。ボディ15は、その基端がシャンク10と連なるリード部16とその先端側のドリル部とを有する。リード部16は、回転軸O1に直交する断面の形状が、それぞれ回転軸O1から等間隔で放射状に突出する複数の突出部20と、隣り合う突出部20同士を凹状に繋ぐ窪み部21とを有する形状である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸に沿って延びるシャンクと、
前記シャンクの先端側に設けられるボディと、
を備え、
前記ボディは、その基端が前記シャンクと連なるリーマ部と、該リーマ部の先端側のドリル部と、を有し、
前記リーマ部は、前記回転軸に直交する断面の形状がそれぞれ前記回転軸から等間隔で放射状に突出する複数の突出部と、隣り合う前記突出部同士を凹状又は直線状に繋ぐ複数の窪み部と、を有する形状である、切削工具。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記断面の形状において、前記複数の突出部を繋ぐ外接円の直径D、前記複数の窪み部の底部を繋ぐ内接円の直径d、前記底部と前記外接円との距離ΔC1との関係が以下の条件を満たす、請求項1に記載の切削工具。
ΔC1=(D-d)/2
【請求項3】
さらに、隣り合う前記突出部同士を繋ぐ直線と前記外接円との距離ΔC2との関係が以下の条件を満たす、請求項2に記載の切削工具。
ΔC1≧△C2
0≦(D-d)/(2×△C2)≦1.5
【請求項4】
前記ドリル部の先端部が、非フラットドリル形状、フラットドリル形状、スクエアエンドミル形状、ラジアスエンドミル形状、又は、ボールエンドミル形状である、
請求項1に記載の切削工具。
【請求項5】
前記リーマ部は、前記回転軸に沿ってそれぞれ第1方向に捻れる複数条の切り屑排出溝を有し、
前記ドリル部は、前記回転軸に対して所定の角度でそれぞれ前記第1方向と逆方向となる第2方向に捻れる複数条の先端溝を有する、請求項4に記載の切削工具。
【請求項6】
前記リーマ部と前記ドリル部の少なくとも一方が、超硬合金、立方晶窒化ホウ素、又は多結晶ダイヤモンド焼結体で形成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の切削工具。
【請求項7】
前記リーマ部と前記ドリル部の少なくとも一方が、ダイヤモンド被膜が表面に施された超硬合金で形成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の切削工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、切削工具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、炭素鋼、合金鋼等の被削材を加工するのに、ドリルやリーマ等の切削工具が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
被削材に孔を形成するには、まず、マシニングセンタ等の工作機械にドリルを取付ける。このドリルにより、被削材に、目標とする孔よりも内径が小さい下孔を形成する。工作機械からドリルを取外し、工作機械にリーマを取付ける。このリーマにより、被削材の下孔を拡径して、前記孔の内周面を仕上げる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5940208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、工作機械に取付ける切削工具を交換しながら被削材に精度良く孔を形成するには、工作機械に切削工具をチャッキングさせる精度を出さなければいけない等、多大な労力を要する。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、被削材に内周面が仕上げられた孔を容易に形成できる切削工具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、この発明は以下の態様をとり得る。
(1)態様1は、回転軸に沿って延びるシャンクと、前記シャンクよりの先端側に設けられるボディと、を備え、前記ボディは、その基端が前記シャンクと連なるリーマ部と該リーマ部の先端側のドリル部と、を有し、
前記リーマ部は、前記回転軸に直交する断面の形状がそれぞれ前記回転軸から放射状に突出する複数の突出部と、隣り合う前記突出部同士を凹状又は直線状に繋ぐ窪み部と、を有する形状である、切削工具である。
【0007】
(2)態様2は、前記断面の形状において規定される、前記複数の突出部を繋ぐ外接円の直径D、前記複数の窪み部の底部を繋ぐ内接円の直径d、前記底部と前記外接円との距離ΔC1との関係が以下の条件を満たす、態様1に記載の切削工具である。
ΔC1=(D-d)/2
(3)態様3は、さらに、隣り合う前記突出部同士を繋ぐ直線と前記外接円との距離ΔC2との関係が以下の条件を満たす、態様2に記載の切削工具である。
ΔC1≧△C2
0≦(D-d)/(2×△C2)≦1.5
【0008】
(4)態様4は、前記ドリル部の先端部が、非フラットドリル形状、フラットドリル形状、スクエアエンドミル形状、ラジアスエンドミル形状、及び、ボールエンドミル形状のいずれかの形状である、態様1に記載の切削工具である。
(5)態様5は、前記リーマ部は、前記回転軸に沿ってそれぞれ第1方向に捻れる複数条の切り屑排出溝を有し、前記ドリル部は、前記回転軸に対して所定の角度でそれぞれ前記第1方向と逆方向となる第2方向に捻れる複数条の先端溝を有する、態様4に記載の切削工具である。
【0009】
(6)態様6は、前記リーマ部と前記ドリル部の少なくとも一方が、超硬合金、立方晶窒化ホウ素、又は多結晶ダイヤモンド焼結体で形成されている、態様1から態様5のいずれかに記載の切削工具である。
【0010】
(7)態様7は、前記リーマ部と前記ドリル部の少なくとも一方が、ダイヤモンド被膜が表面に施された超硬合金で形成されている、態様1から態様5のいずれかに記載の切削工具である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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