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公開番号
2025030302
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023135472
出願日
2023-08-23
発明の名称
合わせガラスの分離装置
出願人
AGC株式会社
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
B09B
3/35 20220101AFI20250228BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】合わせガラスを構成するガラス板と中間膜を円滑に分離する、技術を提供する。
【解決手段】合わせガラスの分離装置は、予め破砕した第1ガラス板と中間膜と予め破砕した第2ガラス板とをこの順番で有する合わせガラスの分離装置である。当該分離装置は、前記合わせガラスを内部に収容する回転ドラムと、前記回転ドラムを取り囲むと共に、前記回転ドラムの内部の下部空間に処理液を溜める処理槽と、前記回転ドラムを回転させるモータと、を備える。前記回転ドラムは、前記回転ドラムに貫通形成したスクリーン穴を有する。前記スクリーン穴は、前記中間膜に由来する樹脂片よりも小さく、前記第1ガラス板と前記第2ガラス板に由来するガラス片を選択的に通過させる。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
予め破砕した第1ガラス板と中間膜と予め破砕した第2ガラス板とをこの順番で有する合わせガラスの分離装置であって、
前記合わせガラスを内部に収容する回転ドラムと、
前記回転ドラムを取り囲むと共に、前記回転ドラムの内部の下部空間に処理液を溜める処理槽と、
前記回転ドラムを回転させるモータと、
を備え、
前記回転ドラムは、前記回転ドラムの内周面から外周面まで貫通するスクリーン穴を有し、
前記スクリーン穴は、前記中間膜に由来する樹脂片よりも小さく、前記第1ガラス板と前記第2ガラス板に由来するガラス片を選択的に通過させる、合わせガラスの分離装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記回転ドラムの外周面に、前記モータの回転駆動力を前記回転ドラムに伝達する伝達部が設けられる、請求項1に記載の合わせガラスの分離装置。
【請求項3】
前記回転ドラムの内周面に、突起部が設けられる、請求項1又は2に記載の合わせガラスの分離装置。
【請求項4】
前記回転ドラムの回転中心線が水平になる状態と、前記回転ドラムの回転中心線が斜めになる状態との間で、前記回転ドラムを揺動させる揺動機構と、
前記揺動機構を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記モータが前記回転ドラムを回転させながら、前記スクリーン穴が前記ガラス片を選択的に通過させる際に、前記回転ドラムの回転中心線を水平にすることと、
前記樹脂片が前記回転ドラムの内部から外部に取り出される際に、前記回転ドラムの回転中心線を斜めにすることと、
を行う、請求項1又は2に記載の合わせガラスの分離装置。
【請求項5】
前記処理槽の底部は、前記ガラス片を重力によって集める傾斜面を有する、請求項1又は2に記載の合わせガラスの分離装置。
【請求項6】
前記処理槽の底部から前記処理槽の外部に、前記ガラス片を、前記処理液と共に送る回収ラインと、
前記回収ラインが送った前記ガラス片を、前記処理液と分離して回収する回収槽と、
前記回収槽において前記ガラス片から分離した前記処理液を、前記処理槽に戻す還流ラインと、
を備える、請求項1又は2に記載の合わせガラスの分離装置。
【請求項7】
前記処理槽の底部から前記処理槽の外部に、前記ガラス片を、前記処理液と共に送る回収ラインと、
前記回収ラインが送った前記ガラス片を、前記処理液と分離して回収する回収槽と、
前記回収ラインの途中で合流する分岐ラインと、
前記分岐ラインに接続されるエジェクタ部と、
を備え、
前記エジェクタ部は、前記回収ラインと前記分岐ラインの合流地点において前記分岐ラインから前記回収槽に向かう前記処理液の流れを形成することで、前記合流地点に向けて前記処理槽の底部から前記処理液を引き込む、請求項1又は2に記載の合わせガラスの分離装置。
【請求項8】
前記処理槽の内部から外部に前記処理液を取り出し、前記処理槽の内部に戻す循環ラインと、
前記循環ラインの途中で前記処理液の温度を調整する温度調整器と、
を備える、請求項1又は2に記載の合わせガラスの分離装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、合わせガラスの分離装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、合わせガラスを構成するガラス板と中間膜を分離する分離装置が記載されている。分離装置は、処理液を収容する液槽と、液槽の内部において回転させられるバレル容器と、処理液の温度を調整する温度調整装置と、を備える。合わせガラスは、予めガラス板を破砕した上で、バレル容器の内部に投入され、処理液に浸漬される。バレル容器を回転させることで、ガラス板と中間膜にせん断応力を加えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2007/111385号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、合わせガラスを構成するガラス板と中間膜を分離することが記載されているが、バレル容器の穴の大きさに関する記載はない。従来、分離した破砕後のガラス板と中間膜がバレル容器の内部に溜まってしまい、分離した破砕後のガラス板と中間膜が再付着するおそれがあった。
【0005】
本開示の一態様は、合わせガラスを構成するガラス板と中間膜を円滑に分離する、技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る合わせガラスの分離装置は、予め破砕した第1ガラス板と中間膜と予め破砕した第2ガラス板とをこの順番で有する合わせガラスにおいて、前記第1ガラス板と前記中間膜とを分離すると共に、前記第2ガラス板と前記中間膜とを分離する。当該分離装置は、前記合わせガラスを内部に収容する回転ドラムと、前記回転ドラムを取り囲むと共に、前記回転ドラムの内部の下部空間に処理液を溜める処理槽と、前記回転ドラムを回転させるモータと、を備える。前記回転ドラムは、前記回転ドラムに貫通形成したスクリーン穴を有する。前記スクリーン穴は、前記中間膜に由来する樹脂片よりも小さく、前記第1ガラス板と前記第2ガラス板に由来するガラス片を選択的に通過させる。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、合わせガラスを構成するガラス板と中間膜を円滑に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る合わせガラスのリサイクル方法を示すフローチャートである。
図2は、車内側から見た合わせガラスの一例を示す図である。
図3は、車内側から見た合わせガラスの切断予定線の一例を示す図である。
図4は、合わせガラスの一例を示す断面図である。
図5は、図1のステップS102の一例を示す断面図である。
図6は、図1のステップS103の一例を示す断面図である。
図7は、分離装置の一例を示す図である。
図8は、図7のVIII-VIII線に沿った断面図であって、回転ドラムの回転中心線が水平になっている状態の一例を示す断面図である。
図9は、回転ドラムの回転中心線が斜めになっている状態の一例を示す断面図である。
図10は、図8のX-X線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。明細書中、数値範囲を示す「~」は、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。
【0010】
[合わせガラス]
まず、図2~図4を参照して、車両用窓ガラスである合わせガラス10の一例について説明する。図4に示すように、合わせガラス10は、例えば、車外側から車内側に向けて、第1ガラス板11と中間膜12と第2ガラス板13とをこの順番で有する。中間膜12は、第1ガラス板11と第2ガラス板13とを接着する。なお、合わせガラス10を構成するガラス板の枚数は3枚以上であってもよい。その場合、合わせガラス10を構成する中間膜の枚数は2枚以上である。
(【0011】以降は省略されています)
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