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公開番号
2025041445
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2023148756
出願日
2023-09-13
発明の名称
樹脂回収方法
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B09B
5/00 20060101AFI20250318BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】オレフィン系樹脂の回収率および回収濃度を向上させることが可能な樹脂回収方法を提供する。
【解決手段】樹脂回収方法は、廃車11から樹脂を回収する方法である。樹脂回収方法は、廃車11を解体して廃車ガラ12を得る工程と、廃車ガラ12を破砕して第1シュレッダーダストを得る工程と、第1シュレッダーダストを風力選別して、第1低比重ダストおよび第1低比重ダストよりも比重が高い第1高比重ダストを得る工程と、第1高比重ダストを湿式比重選別する工程と、を含む。樹脂回収方法は、廃車11を解体する際に、繊維を含む内装部品13を取り外し、内装部品13を破砕して第2シュレッダーダストを得る工程と、第2シュレッダーダストを風力選別して、第2低比重ダストおよび第2低比重ダストよりも比重が高い第2高比重ダストを得る工程と、をさらに含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
廃車から樹脂を回収する方法であって、
前記廃車を解体して廃車ガラを得る工程と、
前記廃車ガラを破砕して第1シュレッダーダストを得る工程と、
前記第1シュレッダーダストを風力選別して、第1低比重ダストおよび前記第1低比重ダストよりも比重が高い第1高比重ダストを得る工程と、
前記第1高比重ダストを湿式比重選別する工程と、を含み、
前記廃車を解体する際に、繊維を含む内装部品を取り外し、
前記内装部品を破砕して第2シュレッダーダストを得る工程と、
前記第2シュレッダーダストを風力選別して、第2低比重ダストおよび前記第2低比重ダストよりも比重が高い第2高比重ダストを得る工程と、をさらに含む、樹脂回収方法。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記第1高比重ダストを水比重選別して、比重が1未満であるダストおよび比重が1以上であるダストを得る、請求項1に記載の樹脂回収方法。
【請求項3】
前記比重が1未満であるダストは、オレフィン系樹脂を含む、請求項2に記載の樹脂回収方法。
【請求項4】
前記第1シュレッダーダストを得る際に、前記破砕された廃車ガラを磁力選別して鉄を回収し、
前記第2シュレッダーダストを得る際に、前記破砕された内装部品を磁力選別して鉄を回収する、請求項1から3のいずれか一項に記載の樹脂回収方法。
【請求項5】
前記第1高比重ダストを金属選別して非鉄金属を回収する工程をさらに含み、
前記金属選別された第1高比重ダストを湿式比重選別する、請求項1から3のいずれか一項に記載の樹脂回収方法。
【請求項6】
前記第2シュレッダーダストを風力選別する際の風量は、前記第1シュレッダーダストを風力選別する際の風量よりも大きい、請求項1から3のいずれか一項に記載の樹脂回収方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、廃車から樹脂を回収する方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、廃棄物の発生防止、削減、再生利用および再利用により、廃棄物の発生の大幅な削減に向けた取り組みが活発化している。この実現に向けて、廃車から樹脂を回収する方法に関する研究開発が実施されている。
【0003】
特許文献1には、廃自動車を解体し、破砕し、有害物および有価物を選別除去し、得られたシュレッダーダストに対して、シュレッダーダストの一連の処理工程において選別処理を施し、シュレッダーダストから発泡ウレタンまたはこれを主構成物質とする発泡プラスチックを選択的に回収する、廃自動車シュレッダーダストのリサイクル方法が記載されている。ここで、処理工程は、シュレッダーダストに対して、物体の反発力の差を利用した選別処理を施す工程および相対的に反発力の小さな物質群に対して比重選別処理を施す工程を含む。ここで、比重選別処理の方法として、風力選別処理方法を用いる。
【0004】
特許文献2には、金属類及びガラス類を除去した後の破砕産業廃棄物を比重選別により選別して有価物を回収する破砕産業廃棄物の選別方法が記載されている。破砕産業廃棄物の選別方法は、比重選別工程の前段階で破砕産業廃棄物を破砕せずに風力選別することにより、軽量物と重量物とに分離する風力選別工程と、風力選別工程で分離された重量物と軽量物とをそれぞれ別個に選別液に浸漬して比重選別することにより、軽量物または重量物から塩素含有物を選別除去する比重選別工程と、からなる。ここで、破砕産業廃棄物が、再利用可能な部品が除去された廃車両をカーシュレッダーで破砕した後金属類を除去した破砕物である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-236837号公報
特開2008-178846号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1、2に記載されている方法では、風力選別する際に、オレフィン系樹脂を含む硬質プラスチックが繊維に絡まることにより、低比重ダストの回収量が増大することに伴い、オレフィン系樹脂の回収率および回収濃度が低下する。ここで、低比重ダストは、主として、サーマルリカバリー用途に利用される。
【0007】
本発明は、オレフィン系樹脂の回収率および回収濃度を向上させることが可能な樹脂回収方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)廃車から樹脂を回収する方法であって、前記廃車を解体して廃車ガラを得る工程と、前記廃車ガラを破砕して第1シュレッダーダストを得る工程と、前記第1シュレッダーダストを風力選別して、第1低比重ダストおよび前記第1低比重ダストよりも比重が高い第1高比重ダストを得る工程と、前記第1高比重ダストを湿式比重選別する工程と、を含み、前記廃車を解体する際に、繊維を含む内装部品を取り外し、前記内装部品を破砕して第2シュレッダーダストを得る工程と、前記第2シュレッダーダストを風力選別して、第2低比重ダストおよび前記第2低比重ダストよりも比重が高い第2高比重ダストを得る工程と、をさらに含む、樹脂回収方法。
【0009】
(2)前記第1高比重ダストを水比重選別して、比重が1未満であるダストおよび比重が1以上であるダストを得る、(1)に記載の樹脂回収方法。
【0010】
(3)前記比重が1未満であるダストは、オレフィン系樹脂を含む、(2)に記載の樹脂回収方法。
(【0011】以降は省略されています)
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