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公開番号
2025067538
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023177598
出願日
2023-10-13
発明の名称
複層ガラス、及び複層ガラスの製造方法
出願人
AGC株式会社
代理人
個人
主分類
C03C
27/06 20060101AFI20250417BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】端子ボックスを備える複層ガラスの製造工程を簡略化すること。
【解決手段】本発明の一態様にかかる複層ガラス1は、第1ガラス板11と、第2ガラス板12と、第1及び第2ガラス板11、12の間に配置され、第1及び第2ガラス板11、12の間に中空層19を形成する一次シーリング材14と、第1ガラス板11に設けられた太陽光発電セル21と、太陽光発電セル21と接続され、中空層19から一次シーリング材14を介して外側に伸びる配線22と、第1及び第2ガラス板11、12の周縁部に設けられ、配線22と接続された電極端子32を有する端子ボックス31と、を備える。一次シーリング材14は熱可塑性樹脂で構成されており、電極端子32は、中空層19側に突出した形状を備え、配線22が電極端子32を用いて一次シーリング材14に押し込まれることで、配線22と電極端子32とが接続されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1ガラス板と、
前記第1ガラス板と中空層を介して配置された第2ガラス板と、
平面視において前記第1及び第2ガラス板の周縁部に設けられるとともに、前記第1及び第2ガラス板の間に配置され、前記第1及び第2ガラス板の間に前記中空層を形成する一次シーリング材と、
前記第1ガラス板に設けられた太陽光発電セルと、
前記太陽光発電セルと接続され、前記中空層から前記一次シーリング材を介して外側に伸びる配線と、
前記第1及び第2ガラス板の周縁部に設けられ、前記配線と接続された電極端子を有する端子ボックスと、を備え、
前記一次シーリング材は熱可塑性樹脂で構成されており、
前記電極端子は、前記中空層側に突出した形状を備え、
前記配線が前記電極端子を用いて前記一次シーリング材に押し込まれることで、前記配線と前記電極端子とが接続されている、
複層ガラス。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記配線は、所定の幅を有するリボン状の配線であり、
前記電極端子は、所定の幅を有する平板状の電極端子である、請求項1に記載の複層ガラス。
【請求項3】
前記電極端子は、前記配線と接触する部分おいて曲率を有する形状を備える、請求項1または2に記載の複層ガラス。
【請求項4】
前記電極端子の幅が前記配線の幅よりも広くなるように構成されている、請求項1または2に記載の複層ガラス。
【請求項5】
前記端子ボックスは、前記第1及び第2ガラス板の端部に接着部材を用いて固定されている、請求項1または2に記載の複層ガラス。
【請求項6】
前記端子ボックスは、前記電極端子の周囲に配置され、前記配線を介して前記一次シーリング材と当接することで前記配線を前記一次シーリング材に固定する固定部材を更に備える、請求項1または2に記載の複層ガラス。
【請求項7】
前記配線は、前記配線の周囲が前記一次シーリング材で取り囲まれるように前記一次シーリング材を貫通している、請求項1または2に記載の複層ガラス。
【請求項8】
前記第1及び第2ガラス板の間の前記一次シーリング材の外周部に二次シーリング材が更に設けられている、請求項1または2に記載の複層ガラス。
【請求項9】
前記一次シーリング材は、25℃におけるJIS A硬度が10~90の熱可塑性樹脂組成物からなり、前記熱可塑性樹脂組成物が、ブチル系ゴムと結晶性ポリオレフィンと乾燥剤と無機フィラーとを含み、ブチル系ゴムと結晶性ポリオレフィンとの合計量に対するブチル系ゴムの割合が50~98重量%、結晶性ポリオレフィンの割合が2~50重量%であり、ブチル系ゴムと結晶性ポリオレフィンとの合計100重量部に対する無機フィラーの割合が200重量部以下であるとともに、120℃における溶融粘度が0.6kPa・s以上7.0kPa・s以下であり、かつ25℃における貯蔵弾性率が15MPa以上60MPa以下である、請求項1または2に記載の複層ガラス。
【請求項10】
前記ブチル系ゴムは、高分子量ブチル系ゴムと低分子量ブチル系ゴムとを含み、前記高分子量ブチル系ゴムの数平均分子量は55000以上150000以下であり、前記低分子量ブチル系ゴムの数平均分子量は15000以上50000以下である、請求項9に記載の複層ガラス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複層ガラス、及び複層ガラスの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、断熱性の向上などを目的として、複層ガラスが建築物等に広く利用されている。また、近年、自然エネルギーを利用するために、太陽光発電セルが設けられた複層ガラスの利用も進められている。太陽光発電セルが設けられた複層ガラスでは、太陽光発電セルで発電された電力を外部に取り出すために、太陽光発電セルと接続された配線が複層ガラスの内部から外部に取り出される。そして、このように取り出された配線は、複層ガラスの周縁部に設けられた端子ボックスの電極端子と接続される。
【0003】
特許文献1には、太陽光発電セルが設けられた複層ガラスに関する技術が開示されている。特許文献1に開示されている技術では、太陽光発電セルと接続された配線がガラス板とスペーサとの間から複層ガラスの外部に取り出されている。そして、このように取り出された配線は、複層ガラスの周縁部に設けられた端子ボックスの電極端子と接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-54781号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、太陽光発電セルが設けられた複層ガラスでは、太陽光発電セルで発電された電力を外部に取り出すために、太陽光発電セルと接続された配線が複層ガラスの内部から外部に取り出される。そして、このように取り出された配線は、複層ガラスの周縁部に設けられた端子ボックスの電極端子と半田付けや溶接を用いて接続される。
【0006】
しかしながら、複層ガラスに端子ボックスを取り付ける際は、複層ガラスの内部から外部に取り出された配線と端子ボックスの電極端子とを半田付けや溶接を用いて接続する工程と、端子ボックスを複層ガラスの周縁部に取り付ける工程とが必要になる。このため製造工程が煩雑になるという問題がある。
【0007】
上記課題に鑑み本発明の目的は、端子ボックスを備える複層ガラスの製造工程を簡略化することが可能な複層ガラス、及び複層ガラスの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様にかかる複層ガラス、及び複層ガラスの製造方法は下記の通りである。
【0009】
[1]
第1ガラス板と、
前記第1ガラス板と中空層を介して配置された第2ガラス板と、
平面視において前記第1及び第2ガラス板の周縁部に設けられるとともに、前記第1及び第2ガラス板の間に配置され、前記第1及び第2ガラス板の間に前記中空層を形成する一次シーリング材と、
前記第1ガラス板に設けられた太陽光発電セルと、
前記太陽光発電セルと接続され、前記中空層から前記一次シーリング材を介して外側に伸びる配線と、
前記第1及び第2ガラス板の周縁部に設けられ、前記配線と接続された電極端子を有する端子ボックスと、を備え、
前記一次シーリング材は熱可塑性樹脂で構成されており、
前記電極端子は、前記中空層側に突出した形状を備え、
前記配線が前記電極端子を用いて前記一次シーリング材に押し込まれることで、前記配線と前記電極端子とが接続されている、
複層ガラス。
【0010】
[2]
前記配線は、所定の幅を有するリボン状の配線であり、前記電極端子は、所定の幅を有する平板状の電極端子である、[1]に記載の複層ガラス。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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