特許ウォッチ

公開番号2025041410
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2023148688
出願日2023-09-13
発明の名称化粧料用または医薬部外品用架橋重合体粒子
出願人株式会社日本触媒
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A61K 8/84 20060101AFI20250318BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】皮膚や毛髪に塗布した際に優れた厚みを付与できる、化粧料用または医薬部外品用架橋重合体粒子を提供する。
【解決手段】架橋重合体100質量部あたりの(メタ)アクリル酸(塩)由来の構造単位の含有量が20質量部以上100質量部以下であり、残存モノマー量が1000ppm以下である、化粧料用または医薬部外品用架橋重合体粒子。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
化粧料用または医薬部外品用架橋重合体粒子であって、
前記架橋重合体粒子は、架橋重合体１００質量部あたりの（メタ）アクリル酸（塩）由来の構造単位の含有量が２０質量部以上１００質量部以下であり、
残存モノマー量が１０００ｐｐｍ以下である、化粧料用または医薬部外品用架橋重合体粒子。
続きを表示（約 520 文字）【請求項２】
可溶分が１５質量％以上である、請求項１に記載の化粧料用または医薬部外品用架橋重合体粒子。
【請求項３】
体積平均粒子径が８μｍ以上２０μｍ以下である、請求項１に記載の化粧料用または医薬部外品用架橋重合体粒子。
【請求項４】
前記架橋重合体が、１分子中にエチレン性不飽和基を２個以上有する化合物で架橋されている、請求項１に記載の化粧料用または医薬部外品用架橋重合体粒子。
【請求項５】
架橋重合体１００質量部あたりの（メタ）アクリル酸塩由来の構造単位の含有量が２０質量部以上であり、かつ、
前記（メタ）アクリル酸塩が、（メタ）アクリル酸と、１価の金属との塩である、請求項１に記載の化粧料用または医薬部外品用架橋重合体粒子。
【請求項６】
請求項１～５のいずれか１項に記載の架橋重合体粒子と、油剤とを含む組成物。
【請求項７】
請求項１～５のいずれか１項に記載の架橋重合体粒子、または、請求項６に記載の組成物を含む、化粧料または医薬部外品。
【請求項８】
皮膚用である、請求項７に記載の化粧料または医薬部外品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、化粧料用または医薬部外品用架橋重合体粒子に関する。
続きを表示（約 860 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、化粧料または医薬部外品において、皮膚へ塗布した際の使用感向上等を目的に樹脂粒子が用いられている。例えば、特定のモノマーを必須の構成単位とする架橋重合体を含む樹脂粒子を、化粧料用とに使用する技術が開示されている（特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－０１９０５８号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、従来の架橋重合体粒子には、皮膚や毛髪に塗布した際の厚みの観点からは十分なものでなく、改善の余地があった。
【０００５】
上記のような状況にあって、本発明の一態様は、皮膚や毛髪に塗布した際に優れた厚みを付与できる、化粧料用または医薬部外品用架橋重合体粒子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の課題を解決すべく、本発明の一態様は、以下の形態を含む。
【０００７】
〔１〕化粧料用または医薬部外品用架橋重合体粒子であって、前記架橋重合体粒子は、架橋重合体１００質量部あたりの（メタ）アクリル酸（塩）由来の構造単位の含有量が２０質量部以上１００質量部以下であり、残存モノマー量が１０００ｐｐｍ以下である、化粧料用または医薬部外品用架橋重合体粒子。
【０００８】
〔２〕可溶分が１５質量％以上である、〔１〕に記載の化粧料用または医薬部外品用架橋重合体粒子。
【０００９】
〔３〕体積平均粒子径が８μｍ以上２０μｍ以下である、〔１〕に記載の化粧料用または医薬部外品用架橋重合体粒子。
【００１０】
〔４〕前記架橋重合体が、１分子中にエチレン性不飽和基を２個以上有する化合物で架橋されている、〔１〕に記載の化粧料用または医薬部外品用架橋重合体粒子。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許