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公開番号
2025082773
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023206500
出願日
2023-11-18
発明の名称
歯の保護用シール
出願人
個人
代理人
主分類
A61K
8/81 20060101AFI20250522BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】 歯にホワイトニング剤やマニキュアを塗布することが行われているが、表面的に光輝くようになるだけであり、また定期的に塗布し直す必要があった。しかもホワイトニング剤やマニキュアの塗布だけでは、歯を保護する効果は殆ど見られなかった。
【解決手段】 前歯の前側の形に合わせて成形された、UV耐性のあるPPF個体1の歯に当てる面に紫外線硬化樹脂層2を有する、歯の保護用シールを提供する。これを紫外線硬化樹脂層2の側から前歯に宛がい、PPF個体1の前側から紫外線を照射し、紫外線硬化樹脂層2を以て前歯に接着させる。なお噛み合わせの影響からこの保護用シールの下縁部分を逃すべく、保護用シールの縦方向のサイズに付いて前歯の先端部分に掛からないように隙間10が生ずる長さとすることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
歯の前面の略形状を呈するPPF(Paint Protection Film)などのレジン系のフィルムの歯に当てる面に、紫外線硬化樹脂層を有する、歯の保護用シール。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記PPFは、少なくともその先端と歯の先端との間に、隙間ができるサイズである、請求項1に記載の歯の保護用シール。
【請求項3】
歯の前面の略形状を呈するガラスの、歯に当てる面に、熱、レーザー、超音波、紫外線の何れか一の照射に対応する硬化樹脂層を有する、歯の保護用シール。
【請求項4】
前記ガラスの表面部分に圧縮結晶層を有する、請求項3に記載の歯の保護用シール。
【請求項5】
前記ガラスは、少なくともその先端と歯の先端との間に、隙間ができるサイズである、請求項3または請求項4に記載の歯の保護用シール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、審美面を重視したヒトの歯の保護用シールに係る。なおここで言うシールとは密封のことではなくステッカーと同じような意味合いの用語である。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
歯を美しく見せたいとする欲求は誰にもある。歯並びの改善であれば歯列矯正が一般的であるが、歯そのものに付いては就寝前の洗口液(デンタルリンスやマウスウォッシュなどと呼ばれるものである)の使用や、ステイン(着色汚れ)の除去や、ホワイトニング剤の塗布やマニキュアの塗布などが行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながらマニキュアを塗布しても表面的に光輝くようになるだけであり、また定期的に塗布し直す必要がある。しかもホワイトニング剤の塗布やマニキュアの塗布だけでは歯を保護する効果はあまり期待出来ない。この発明ではこのような問題を解決したい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
そこで当発明者は、そもそも歯の表面に持続的な保護層を付着させるようにすれば良いと思考した。恰も例えば建築物や機械の表面にフィルムの貼付などによる保護層を形成するように、歯の表面に、上記塗布では得られない、幾分厚手のクリアな保護層を形成するのである。
【0005】
上記課題は請求項1の発明では、歯の前面の形状と略同一の形状を呈するPPF(Paint Protection Film)などのレジン系のシートの、歯に当てる面に紫外線硬化樹脂層を有する、歯の保護用シールを提供することにより達成される。例えばデンタル・シールには、レジン系の材料としてビス-グリシドルメタクリレート(Bis-GMA)やウレタンジメタアクリレート(UDMA)が使用される。これ等は硬化すると歯の表面に密着して、耐久性を生ずる特性がある。またPPFは一般的に、フィルム状のポリウレタンまたはポリ塩化ビニール(PVC)を素材とするもので、透明でUV耐性を有している。このようなレジン系のシートの裏面に紫外線硬化樹脂層を有するPPFのシート状体から、歯の略前面形状を切り出して個状の保護フィルムを得る。或いは1枚のPPFのシート状体に複数個の保護フィルムを、各々切り取り自在に設けるのである。
【0006】
特にPPFはこれまで、自動車の外装ペイントを蔵出し時の状態で長持ちさせるためとして用いられて来た。風雨や道路の塵と油、昆虫の衝突、跳ね上げられた砂利や小石などからペイントを保護する目的で用いられて来た。従って歯のエナメル層を保護するために使用することには意味があるし、透明であるためにクリアな保護層を形成することが可能であり、また歯のマニキュアなどとは異なりある程度の厚手の保護層とすることが出来る上、歯の見掛けを損なうこともない。
【0007】
上述のようなレジン系の保護用シールは、歯科医師によって紫外線硬化樹脂層の側から歯に当接された後に、保護用シールの表側から紫外線照射ライトによる所要の波長の紫外線照射を行うようにする。UV耐性を有する保護用シールを透過した紫外線が紫外線硬化樹脂層に達すると、光重合性モノマーおよび光硬化剤が含まれた紫外線硬化樹脂層が迅速に硬化するが、この際に、個人差により歯の表面の凹凸はまちまちであるが、その凹凸に係わる形で接着する。
【0008】
なお紫外線硬化樹脂にガラス粒やクォーツ粒の微粒子を含めることは、紫外線硬化樹脂層を歯の表面の凹凸に効果的に密着させるのに役立つので好ましい。
【0009】
ところで、上述の保護用シールが少なくともその先端と歯の先端との間に、隙間が出来るサイズであるものとすることが出来る。保護用シールの先端の方が歯の先端よりも引っ込んでいて隙間から歯が出ているようにすると、上下の歯のカチカチと言うタッピングやギリギリと言った歯軋りのような噛み合わせの影響から保護用シールの縁部分を逃すことが出来る。或いは保護用シールの周縁の方が歯の周縁よりも引っ込んでいて、周囲の隙間から歯が直接見えているようにすると、この隙間があることで保護用シールの光沢が作用して時によっては歯を小さく見せる効果がある。
【0010】
さて上記課題は請求項3の発明では、歯の前面の略形状を呈するガラスの、歯に当てる面に、熱、レーザー、超音波、紫外線の何れか一の照射に対応する硬化樹脂層を有する、歯の保護用シールを提供することにより達成される。このガラスは硬化樹脂層を硬化させる程度の熱に耐性がある。またレーザーや超音波への耐性やUV耐性を持っている。このガラスには生理活性ガラスやグリーンガラスと呼ばれるものを使用することが好ましい。また口腔内にあって歯の表面のガラスは濡れているが、仮に乾燥によりガラスが脆くなっては困ると言うようなことがあるのであれば、ガラスの成分に少量のエチレンを含めるようにしても良い。ガラスにダイヤモンドガラスやサファイアガラスを用いることが可能である。また歯の前面の形状と略同一の形状のガラスを得るには、ガラスシートを超音波機械加工法などを用いて所要の形状にカットすれば良い。あるいは1枚のガラスシート上に複数個の保護用シールを各々抜き取り自在に設けるのである。歯の型を取りこの型に合わせるようにして成型すれば、歯の前面の形状に良く合うガラスを得ることが出来るので、この後に歯に当てる面に硬化樹脂層を設けるようにすれば良い。
(【0011】以降は省略されています)
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