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公開番号2025043663
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-01
出願番号2023151088
出願日2023-09-19
発明の名称作業機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人相原国際知財事務所
主分類E02F 9/08 20060101AFI20250325BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】緊急脱出装置の定期点検などのメンテナンスを経済的に、狭い作業エリアでも安全に、且つ簡単な操作で行うことができる作業機械を提供する。
【解決手段】機体2と、階段装置20と、緊急脱出装置30とを備えた作業機械であって、階段装置20は、折り畳まれて機体2に格納された状態と地上に向けて展開された状態とに変更可能な可動階段22を有し、緊急脱出装置30は、機体2に格納された状態と地上に向けて展開された状態とに変更可能な可動ラダー36を有し、機体2には、階段装置20の可動階段22が地上に向けて展開されることに連動して緊急脱出装置30の可動ラダー36を機体2に格納された状態に変更させる連動機構50が設けられている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
機体と、前記機体と地上との間をオペレータが移動するための階段装置と、前記機体から地上に前記オペレータが脱出するための緊急脱出装置とを備えた作業機械であって、
前記階段装置は、折り畳まれて前記機体に格納された状態と地上に向けて展開された状態とに変更可能な可動階段を有し、
前記緊急脱出装置は、前記機体に格納された状態と地上に向けて展開された状態とに変更可能な可動ラダーを有し、
前記機体には、前記階段装置の前記可動階段が地上に向けて展開されることに連動して前記緊急脱出装置の前記可動ラダーを前記機体に格納された状態に変更させる連動機構が設けられている、ことを特徴とする作業機械。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記連動機構は、
前記機体における格納された状態の前記可動ラダーよりも上側の位置に固定される吊環と、
前記吊環に通され、一端が前記可動階段の折り畳まれる部分の近傍に接続されるとともに、他端が前記可動ラダーに接続されるワイヤと、
を有することを特徴とする請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記階段装置は、前記機体の動力源である原動機とは別の動力源によって動作し、前記可動階段を動作させるアクチュエータを有することを特徴とする請求項1に記載の作業装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機械に関し、特に、非常時にオペレータがキャブから脱出するための緊急脱出装置を備えた作業機械に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車体のフレームの後部位置にカウンタウエイトを載置した作業機械が開示されている。車体のフレームの後部位置にはアクチュエータにより回動されるリンクが設けられている。カウンタウエイトをフレームに対して脱着するとき、リンクを介してカウンタウエイトと作業装置との間にワイヤが張設される。ワイヤを張設した状態でアクチュエータを作動させることにより、カウンタウエイトをフレームから取り外すことができる。
【0003】
詳しくは、アクチュエータは、上部旋回体上に設けられたシリンダ機構であり、このシリンダ機構のピストンロッドは上記リンクに回動可能に支持され、作業装置を構成するブームとカウンタウエイトとの間に上記ワイヤが張設される。そして、上部旋回体などの機体の油圧源から、シリンダ機構に圧油を供給してシリンダ機構のピストンロッドを伸長させる。また、上記油圧源から、ブームのブームシリンダに圧油を供給してブームシリンダのピストンロッドを伸長させる。これにより、レッカー等の他の機械を使用しなくても、カウンタウエイトをフレームに対して脱着することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭59-5669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、鉱山等で使用される大型の油圧ショベルやダンプトラックなどにおいて、オペレータが搭乗するキャブが設置されるプラットホームから地上までは2m以上の高低差を有する。従って、このような作業機械には緊急脱出装置が設けられている。緊急脱出装置は、災害等の非常時にプラットホームから地上にオペレータが脱出するための脱出経路を有し、脱出経路の一部はラダーにより構成される。
【0006】
格納されたラダーを緊急時に地上に向けて展開することにより、キャブから地上への脱出が可能となる。ラダーの展開及び格納が正常に行えるか否かは、メンテナンス時などにおいて定期的に点検される。そこで、メンテナンス時などにラダーを展開した後、再度格納する作業を特許文献1に記載のシリンダ機構及びブームシリンダを作動させて行うことが考えられる。これにより、レッカー等の他の機械を使用しなくても、ラダーの格納作業を行うことができる。
【0007】
しかしながら、特許文献1の技術を適用した場合、油圧源から圧油を供給してブーム及びシリンダ機構を作動させる必要があるため、ラダーの格納作業のためだけに機体の主動力源を起動しなければならず、作業が煩雑になるとともに燃費等の経済性の悪化を招く。また、大型のブームを安全に作動させるための広大な作業エリアを確保する必要がある。
【0008】
また、ラダーの格納作業に際し大型のブームを微作動させなければならないため、オペレータに作業装置の高度な操作能力が要求される。従って、緊急脱出装置の定期点検などのメンテナンスを経済的に、狭い作業エリアでも安全に、且つ簡単な操作で行うことができる作業機械が求められている。
【0009】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、緊急脱出装置の定期点検などのメンテナンスを経済的に、狭い作業エリアでも安全に、且つ簡単な操作で行うことができる作業機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するべく、本発明の作業機械は、機体と、機体と地上との間をオペレータが移動するための階段装置と、機体から地上にオペレータが脱出するための緊急脱出装置とを備えた作業機械であって、階段装置は、折り畳まれて機体に格納された状態と地上に向けて展開された状態とに変更可能な可動階段を有し、緊急脱出装置は、機体に格納された状態と地上に向けて展開された状態とに変更可能な可動ラダーを有し、機体には、階段装置の可動階段が地上に向けて展開されることに連動して緊急脱出装置の可動ラダーを機体に格納された状態に変更させる連動機構が設けられている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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