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公開番号
2025070178
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180309
出願日
2023-10-19
発明の名称
鉄筋かご
出願人
鹿島建設株式会社
代理人
個人
主分類
E02D
5/30 20060101AFI20250424BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】簡易且つ十分な強度を有する結合回転治具を備えた低コストな鉄筋かご等を提供する。
【解決手段】鉄筋かごは、帯筋と、可撓性を有するストランド21とを、交差角が可変となるように結合した筒状の籠体を有する伸縮式のものである。本発明の鉄筋かごでは、籠体の周方向に沿った補強リング4が、籠体の軸方向に間隔を空けて複数配置され、ストランド21の端部に、圧着グリップ24と支圧板25を含む定着部20が設けられる。ストランド21と補強リング4は、圧着グリップ24から所定距離L離れた位置にある結合回転治具5により交差角が可変となるように結合される。結合回転治具5は、ストランド21を通すスリーブと、スリーブとストランド21の間に充填される充填材と、スリーブの側面に設けたナットと、補強リング4の孔を通り、ナットに螺合するボルトと、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
帯筋と、可とう性を有するストランドとを、交差角が可変となるように結合した筒状の籠体を有する伸縮式の鉄筋かごであって、
前記籠体の周方向に沿った補強リングが、前記籠体の軸方向に間隔を空けて複数配置され、
前記ストランドの端部に、圧着グリップと、前記圧着グリップの根元側に設けられた支圧板と、を含む定着部が設けられ、
前記ストランドと、前記鉄筋かごの上端部の前記補強リングまたは前記帯筋とが、前記圧着グリップから所定距離離れた位置にある結合回転治具により交差角が可変となるように結合され、
前記結合回転治具は、
前記ストランドを通すスリーブと、
前記スリーブと前記ストランドの間に充填される充填材と、
前記スリーブの側面に設けた雌ねじ部と、
前記雌ねじ部に螺合し、前記ストランドと前記補強リングまたは前記帯筋とが相対回転する際の回転軸として機能するボルトと、
を有することを特徴とする鉄筋かご。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記結合回転治具は、前記ストランドと前記補強リングとを結合し、
前記ボルトは、前記補強リングの孔に通されることを特徴とする請求項1記載の鉄筋かご。
【請求項3】
前記所定距離が、前記ストランドの直径の12倍以上であることを特徴とする請求項1記載の鉄筋かご。
【請求項4】
収縮した鉄筋かごの前記籠体の周方向の複数の前記ストランドの前記定着部同士を連結し、前記定着部を内側に引き寄せる連結材をさらに有することを特徴とする請求項1記載の鉄筋かご。
【請求項5】
前記定着部は、前記圧着グリップを前記支圧板に密着させるための押圧部材を有することを特徴とする請求項1記載の鉄筋かご。
【請求項6】
前記支圧板の平面は長方形状であり、長辺方向を前記籠体の径方向として配置されることを特徴とする請求項1記載の鉄筋かご。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、伸縮式の鉄筋かご等に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
通常の場所打ちコンクリート杭の鉄筋かごは、籠体の周方向に間隔を空けて配置した複数の軸方向鋼材と、それらを取り囲む帯筋を有するが、鉄筋かごの運搬や施工を容易にするものとして伸縮式の鉄筋かごが存在する。
【0003】
図10(a)は伸縮式の鉄筋かご100を示す図である。この鉄筋かご100は、籠体2を構成する軸方向鋼材に、通常の異形鉄筋に代わって可とう性を有するPC鋼より線(以下、ストランドという)21を用いたものである。
【0004】
籠体2では、ストランド21と帯筋22の交差角が可変となるように、ストランド21と帯筋22とがその交差箇所で結合回転治具により結合されており、矢印Aに示すように鉄筋かご100の上端部を捩じることで、図10(b)、(c)に示すように鉄筋かご100が収縮する。一方、図10(c)の矢印Bで示すように、矢印Aと逆方向に鉄筋かご100の上端部を回転させると鉄筋かご100は伸展する。特許文献1~3には、上記の結合回転治具の例が記載されている。
【0005】
また鉄筋かご100の上下の端部とその中間部では、通常の鉄筋かごと同様に補強リング4が配置され、補強リング4とストランド21も上記と同様の結合回転治具により結合される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-048519号公報
特開2006-132190号公報
特開2008-214990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
鉄筋かご100を収縮させるとストランド21には曲げと捩じりが生じるが、鉄筋かご100の上端部の結合回転治具は、これらの変形(曲げと捩じり)を拘束する。当該結合回転治具は、拘束に伴う荷重を負担できるように設計され、通常の鉄筋かご100では、ストランド21をこの結合回転治具により上端部の補強リング4と結合する構成としている。しかしながら、曲げ剛性や捩じり剛性の大きなストランド21を使用すると、結合回転治具の強度が不足し、特にその回転軸に作用する力が過大になる恐れがあった。一方、結合回転治具の強度を向上させようとすると、その構成が大型化・複雑化し、コスト増の要因となる。
【0008】
また鉄筋かご100は、地盤に設けた掘削孔(不図示)内に伸展させながら配置され、ストランド21の上端部のマンション23に通した支圧板の上下にナットを締め込んで形成された定着部により、杭頭部のコンクリートに定着される。支圧板は、鉄筋かご100を伸展した後に取り付けることができ、鉄筋かご100に事前に取り付けなくてもよいという利点がある。しかしながら、マンション23は高価であり、鉄筋かご100にかかるコストが増加する原因となっていた。
【0009】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、簡易且つ十分な強度を有する結合回転治具を備えた低コストな鉄筋かご等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述した課題を解決するための第1の発明は、帯筋と、可とう性を有するストランドとを、交差角が可変となるように結合した筒状の籠体を有する伸縮式の鉄筋かごであって、前記籠体の周方向に沿った補強リングが、前記籠体の軸方向に間隔を空けて複数配置され、前記ストランドの端部に、圧着グリップと、前記圧着グリップの根元側に設けられた支圧板と、を含む定着部が設けられ、前記ストランドと、前記鉄筋かごの上端部の前記補強リングまたは前記帯筋とが、前記圧着グリップから所定距離離れた位置にある結合回転治具により交差角が可変となるように結合され、前記結合回転治具は、前記ストランドを通すスリーブと、前記スリーブと前記ストランドの間に充填される充填材と、前記スリーブの側面に設けた雌ねじ部と、前記雌ねじ部に螺合し、前記ストランドと前記補強リングまたは前記帯筋とが相対回転する際の回転軸として機能するボルトと、を有することを特徴とする鉄筋かごである。
(【0011】以降は省略されています)
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