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公開番号2025053800
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023162854
出願日2023-09-26
発明の名称土壌改質材及びそれを含む土壌
出願人株式会社NIPPO
代理人弁理士法人SIPPs
主分類E01C 13/00 20060101AFI20250331BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】 本発明は、屋外運動場の凍結及び粉塵の発生を減らすことができる、土壌改質材及びそれを含む土壌を提供する。
【解決手段】 本発明の土壌改質材は、骨材、アスファルト、及び可塑剤を含む、土壌改質材であって、前記可塑剤が、脂肪酸系化合物を含む。また、本発明の土壌は、土壌用母材及び上記の土壌改質材を含む。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
骨材、アスファルト、及び可塑剤を含む、土壌改質材であって、前記可塑剤が、脂肪酸系化合物を含む、土壌改質材。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記脂肪酸系化合物が、脂肪酸アルキルエステル化合物である、請求項1に記載の土壌改質材。
【請求項3】
前記脂肪酸アルキルエステル化合物が、以下の式(1)で表される化合物である、請求項2に記載の土壌改質材:


-CO-(AO)m-OR

・・・一般式(1)
(式中、R

は、炭素数15~19の直鎖又は分岐の炭化水素基を表し;R

は、水素、又は、炭素数1~18の直鎖又は分岐の炭化水素基のいずれかを表し;AOは、炭素数2~4の直鎖若しくは分岐のアルキレンオキシド単位を表し;mは平均付加モル数を表し、0~30の数である)。
【請求項4】
前記骨材の含有量が、90~99質量%であり、前記アスファルト及び前記可塑剤の合計の含有量が、1~10質量%であり、前記可塑剤の含有量が、前記アスファルト100質量部に対して5~50質量部である、請求項1に記載の土壌改質材。
【請求項5】
土壌用母材及び請求項1~4のいずれか一項に記載の土壌改質材を含む、土壌。
【請求項6】
前記土壌用母材が、赤土及び山砂を含む、請求項5に記載の土壌。
【請求項7】
前記土壌用母材の含有量が、50~90体積%であり、前記土壌改質材の含有量が、10~50体積%である、請求項5に記載の土壌。
【請求項8】
請求項5に記載の土壌を表層に含む、屋外運動場。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、土壌改質材及びそれを含む土壌に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
野球場、校庭、公園等の各種の屋外運動場においては、表層に土壌が用いられている。表層の土壌は、風による影響、運動者の靴による衝撃等によって、表面に土埃が発生することがある。
【0003】
そこで、これらの土壌には、防塵剤が使われる場合がある。例えば、特許文献1は、ポリブテンエマルションを含む、屋外運動場用の防塵剤が開示されている。
【0004】
また、特許文献2は、骨材、アスファルト、及びポリブテンを含む、屋外運動場用の土壌改質材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-67841号公報
特開2021-88871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
屋外運動場の土壌は、特に寒冷地において、冬期になると凍結して霜柱が発生する。霜柱が発生するとその後に土壌を締め固めても、表面が緩んだ状態になる。そして、春先になると表面が緩んだことによって、粉塵が立ちやすくなる。
【0007】
そこで、本発明は、屋外運動場の凍結及び粉塵の発生を減らすことができる、土壌改質材及びそれを含む土壌を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、以下の態様を有する土壌改質材及びそれを含む土壌であれば、屋外運動場の凍結及びそれによる粉塵の発生を減らすことができることを見出した。
【0009】
すなわち、本発明は、以下の態様を有する:
《態様1》
骨材、アスファルト、及び可塑剤を含む、土壌改質材であって、前記可塑剤が、脂肪酸系化合物を含む、土壌改質材。
《態様2》
前記脂肪酸系化合物が、脂肪酸アルキルエステル化合物である、態様1に記載の土壌改質材。
《態様3》
前記脂肪酸アルキルエステル化合物が、以下の式(1)で表される化合物である、態様2に記載の土壌改質材:


-CO-(AO)m-OR

・・・一般式(1)
(式中、R

は、炭素数15~19の直鎖又は分岐の炭化水素基を表し;R

は、水素、又は、炭素数1~18の直鎖又は分岐の炭化水素基のいずれかを表し;AOは、炭素数2~4の直鎖若しくは分岐のアルキレンオキシド単位を表し;mは平均付加モル数を表し、0~30の数である)。
《態様4》
前記骨材の含有量が、90~99質量%であり、前記アスファルト及び前記可塑剤の合計の含有量が、1~10質量%であり、前記可塑剤の含有量が、前記アスファルト100質量部に対して5~50質量部である、態様1に記載の土壌改質材。
《態様5》
土壌用母材及び態様1~4のいずれか一項に記載の土壌改質材を含む、土壌。
《態様6》
前記土壌用母材が、赤土及び山砂を含む、態様5に記載の土壌。
《態様7》
前記土壌用母材の含有量が、50~90体積%であり、前記土壌改質材の含有量が、10~50体積%である、態様5に記載の土壌。
《態様8》
態様5に記載の土壌を表層に含む、屋外運動場。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、屋外運動場の凍結及びそれによる粉塵の発生を減らすことができる、土壌改質材及びそれを含む土壌を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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