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公開番号
2025056227
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023165674
出願日
2023-09-27
発明の名称
車両用熱媒体循環装置
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
個人
主分類
B60L
58/24 20190101AFI20250401BHJP(車両一般)
要約
【課題】バッテリを冷却又は昇温する頻度を低減することができる車両用熱媒体循環装置を提供する。
【解決手段】バッテリに供給される熱媒体が循環される電池温度調整回路と、前記バッテリの温度を検出する電池温度センサと、外気温を検出する外気温センサと、制御器と、を備え、前記電池温度調整回路は、前記熱媒体を循環させるポンプと、前記熱媒体の温度を変化させる温度調整装置と、を有し、前記制御器は、前記バッテリの温度が所定の範囲内であり、前記温度調整装置を停止しているとき、前記バッテリの温度と前記外気温とに基づいて、前記ポンプを作動させるポンプ制御部を有する、車両用熱媒体循環装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリに供給される熱媒体が循環される電池温度調整回路と、
前記バッテリの温度を検出する電池温度センサと、
外気温を検出する外気温センサと、
制御器と、を備え、
前記電池温度調整回路は、
前記熱媒体を循環させるポンプと、
前記熱媒体の温度を変化させる温度調整装置と、を有し、
前記制御器は、
前記バッテリの温度が所定の範囲内であり、前記温度調整装置を停止しているとき、前記バッテリの温度と前記外気温とに基づいて、前記ポンプを作動させるポンプ制御部を有する、
車両用熱媒体循環装置。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
車両の車速を検出する車速センサと、
日射量を検出する日射センサと、を備え、
前記ポンプ制御部は、前記外気温が所定の閾値以上で、かつ、第一の条件及び第二の条件の少なくとも一方を満たす場合に、前記ポンプを作動させ、
前記第一の条件は、前記バッテリの温度が前記外気温よりも高いことであり、
前記第二の条件は、前記車速が所定の閾値以下で、前記日射量が所定の閾値以上となることである、請求項1に記載の車両用熱媒体循環装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリに供給される熱媒体が循環される電池温度調整回路を備える車両用熱媒体循環装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、バッテリの温度を調整するバッテリ温度調整サイクルを備える車両用冷媒循環装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-93561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気自動車は、バッテリの電力によりモータを駆動して走行する。走行中、バッテリは発熱する。バッテリは過度に高温になると劣化したり、過度に低温になると性能が低下したりする。電気自動車は、バッテリの温度を所定の範囲内に維持するため、電池温度調整回路を循環する熱媒体の温度を調整することで、バッテリの温度を制御している。例えば、夏場などの外気温が高いとき、バッテリの温度が上限値を超えると、バッテリの冷却を行う。バッテリの温度が所定の範囲内に復帰すると、バッテリの冷却を停止する。しかし、外気温が高いときは、すぐにバッテリの温度が上昇するため、再びバッテリを冷却する必要がある。バッテリの冷却が頻繁に行われるため、バッテリを冷却するための消費電力が増える。その結果、電気自動車の航続可能距離が短くなる。
【0005】
本発明の目的の一つは、バッテリを冷却又は昇温する頻度を低減することができる車両用熱媒体循環装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一態様に係る車両用熱媒体循環装置は、バッテリに供給される熱媒体が循環される電池温度調整回路と、前記バッテリの温度を検出する電池温度センサと、外気温を検出する外気温センサと、制御器と、を備える。前記電池温度調整回路は、前記熱媒体を循環させるポンプと、前記熱媒体の温度を変化させる温度調整装置と、を有する。前記制御器は、前記バッテリの温度が所定の範囲内であり、前記温度調整装置を停止しているとき、前記バッテリの温度と前記外気温とに基づいて、前記ポンプを作動させるポンプ制御部を有する。
【0007】
(2)上記(1)に記載の車両用熱媒体循環装置は、車両の車速を検出する車速センサと、日射量を検出する日射センサと、を備えてもよい。前記ポンプ制御部は、前記外気温が所定の閾値以上で、かつ、第一の条件及び第二の条件の少なくとも一方を満たす場合に、前記ポンプを作動させてもよい。前記第一の条件は、前記バッテリの温度が前記外気温よりも高いことであり、前記第二の条件は、前記車速が所定の閾値以下で、前記日射量が所定の閾値以上となることである。
【発明の効果】
【0008】
上記(1)の車両用熱媒体循環装置は、バッテリの冷却又は昇温を行っていないときに、電池温度調整回路のポンプを作動させる。熱媒体を循環させることで、電池温度調整回路内全体の熱媒体の温度をできるだけ均一にする。これにより、外気温の影響によるバッテリの温度変化を抑制できる。バッテリを冷却又は昇温する頻度が減ることから、温度調整装置の使用頻度を減らすことができる。よって、バッテリを冷却又は昇温するために使用される温度調整装置の消費電力を低減できる。
【0009】
例えば、夏場などの外気温が高いとき、バッテリの温度が所定の範囲内であっても、ポンプのみを作動させることで、電池温度調整回路を循環する熱媒体の温度上昇を抑制できる。バッテリを冷却する頻度を低減できる。
【0010】
上記(2)の車両用熱媒体循環装置は、路面温度の影響によるバッテリの温度変化を抑制できる。停車中又は低速走行中は、路面温度の影響を受けやすく、路面からの輻射熱によってバッテリの温度が上昇しやすい。路面温度の影響を受けやすい場合は、ポンプを作動させることで、路面からの輻射熱を電池温度調整回路内全体の熱媒体で受け止める。これにより、路面温度の影響によるバッテリの昇温を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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