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公開番号2025056808
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2022033360
出願日2022-03-04
発明の名称顕色剤及び感熱記録材料
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人
主分類B41M 5/333 20060101AFI20250402BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】単離リグニンを用いることで環境負荷を低減し、印字部の耐アルコール性に優れ
た感熱記録材料を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表される顕色剤及び単離リグニンを含む感熱記録材料。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025056808000011.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">21</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">66</com:WidthMeasure> </com:Image> (上記式(1)中、a、A、Lは下記の通りである。
aは1から5から選ばれる整数であり、
Aは、それぞれ独立してフルオロ基又はパーフルオロアルキル基であり、
Lは、下記式(2)で表される何れかの官能基である。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025056808000012.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">20</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">92</com:WidthMeasure> </com:Image> 上記式(2)中、Rは炭素数1~4のアルキル基とする。*は式(1)中の硫黄原子との
結合部位を示す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される顕色剤及び単離リグニンを含む感熱記録材料。
TIFF
2025056808000009.tif
23
71
(上記式(1)中、a、A、Lは下記の通りである。
aは1から5から選ばれる整数であり、
Aは、それぞれ独立してフルオロ基又はパーフルオロアルキル基であり、
Lは、下記式(2)で表される何れかの官能基である。
TIFF
2025056808000010.tif
23
94
上記式(2)中、Rは炭素数1~4のアルキル基とする。

は式(1)中の硫黄原子との
結合部位を示す。)
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記式(1)中、aが1又は2である請求項1に記載の顕色剤。
【請求項3】
前記式(1)中、Aがm-位又はp-位に置換している請求項1又は2に記載の顕色剤

【請求項4】
前記式(1)中、Aがm-位に置換している請求項3に記載の顕色剤。
【請求項5】
前記式(1)中、aが1である請求項3又は4に記載の顕色剤。
【請求項6】
前記式(1)中、Aがフルオロ基又はトリフルオロメチル基である請求項1~5のいず
れか1項に記載の顕色剤。
【請求項7】
前記式(1)中、Lはフェニル基、o-トルイル基、m-トルイル基又はp-トルイル
基のいずれかから選ばれる請求項1~6のいずれか1項に記載の顕色剤。
【請求項8】
前記単離リグニンがクラフトリグニンまたは酵素分解リグニンである、請求項1~7の
いずれか1項に記載の顕色剤。
【請求項9】
前記感熱記録層が増感剤を含む、請求項1~8いずれか1項に記載の感熱記録材料。
【請求項10】
前記顕色剤と単離リグニンの重量比(顕色剤/単離リグニン)が40/60~90/1
0である請求項1~9のいずれか一項に記載の感熱記録材料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発顕色剤及び感熱記録材料に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、無色ないし淡色の塩基性(電子供与性)ロイコ染料(以下「染料」と略称する
ことがある)及び染料と加熱した時に反応して発色させる電子受容性顕色剤(以下「顕色
剤」と略称することがある)を主成分とする感熱記録層を有する感熱記録材料は、広く実
用化されている。
【0003】
このような顕色剤に用いられる化合物の多くは2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル
)プロパン(ビスフェノールA)、ビス(4-ヒドロキシフェニル)スルホン(ビスフェ
ノールS)等に代表されるフェノール構造を主体とする化合物である。一方、フェノール
骨格を起因とする毒性、環境リスクから、顕色剤としてフェノール構造を有さない化合物
を用いるための検討も行われている。また、医療現場などアルコール性の消毒液が使用さ
れる場所では、印字部に高い耐アルコール性を持った感熱記録体が求められている。
【0004】
例えば、特許文献1には、特定のスルホニルウレア構造を有する化合物を顕色剤として
用いた感熱記録体において、発色感度が良好であり耐熱性、耐可塑剤性、耐湿性、耐水性
、耐アルコール性、耐油性、耐グリース性といった様々な耐久試験にて印字部の保存性が
良好であることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開2021/107037号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者らの検討によれば、上記特許文献1で示されているスルホニルウレア構造を有
する特定の化合物を顕色剤に用いた場合において、印字部の耐久性が良好な感熱記録材料
は得られた。しかし、耐アルコール性においてはさらに高いレベルが求められている。即
ち、本発明の課題は、単離リグニンを用いることで環境負荷を低減し、印字部の耐アルコ
ール性に優れた感熱記録材料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者が鋭意検討した結果、特定の顕色剤及び単離リグニンを含む感熱記録材料を用
いることにより上記課題を解決し得ることを見出した。即ち、本発明の要旨は以下の通り
である。
【0008】
[1] 下記式(1)で表される顕色剤及び単離リグニンを含む感熱記録材料。
TIFF
2025056808000001.tif
23
71
(上記式(1)中、a、A、Lは下記の通りである。
aは1から5から選ばれる整数であり、
Aは、それぞれ独立してフルオロ基又はパーフルオロアルキル基であり、
Lは、下記式(2)で表される何れかの官能基である。
TIFF
2025056808000002.tif
22
92
上記式(2)中、Rは炭素数1~4のアルキル基とする。

は式(1)中の硫黄原子との
結合部位を示す。)
[2]前記式(1)中、aが1又は2である[1]に記載の顕色剤。
[3]前記式(1)中、Aがm-位又はp-位に置換している[1]又は[2]に記載の
顕色剤。
[4]前記式(1)中、Aがm-位に置換している[3]に記載の顕色剤。
[5]前記式(1)中、aが1である[3]又は[4]に記載の顕色剤。
[6]前記式(1)中、Aがフルオロ基又はトリフルオロメチル基である[1]~[5]
のいずれかに記載の顕色剤。
[7]前記式(1)中、Lはフェニル基、o-トルイル基、m-トルイル基又はp-トル
イル基のいずれかから選ばれる[1]~[6]のいずれかに記載の顕色剤。
[8]前記単離リグニンがクラフトリグニンまたは酵素分解リグニンである、[1]~[
7]のいずれか1項に記載の顕色剤。
[9]前記感熱記録層が増感剤を含む、[1]~[8]のいずれかに記載の感熱記録材料

[10]前記顕色剤と単離リグニンの重量比(顕色剤/単離リグニン)が40/60~9
0/10である[1]~[9]のいずれかに記載の感熱記録材料。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、発色感度及び印字部の耐アルコール性に優れた感熱記録材料が提供さ
れる。
【0010】
以下、本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の説明に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、任意に変形して実施することができる。なお、本
発明において、「~」を用いてその前後に数値又は物性値を挟んで表現する場合、その前
後の値を含むものとして用いることとする。
(【0011】以降は省略されています)

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