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公開番号2025088246
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202820
出願日2023-11-30
発明の名称液体吐出装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250604BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ノズルの周辺を清浄に保つことができ、製造コストの増加を抑えた液体吐出装置を提供する。
【解決手段】記録媒体にインクを吐出する第1の吐出部と、前記インクが吐出される箇所に前処理液を吐出する第2の吐出部と、希釈液を吐出する第3の吐出部と、を備えることを特徴とする液体吐出装置。前記希釈液は、前記前処理液及び前記インクのうちの少なくとも一方を希釈することが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体にインクを吐出する第1の吐出部と、
前記インクが吐出される箇所に前処理液を吐出する第2の吐出部と、
希釈液を吐出する第3の吐出部と、を備える
ことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記希釈液は、前記前処理液及び前記インクのうちの少なくとも一方を希釈する
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記第1の吐出部、前記第2の吐出部及び前記第3の吐出部は、各液体を吐出するノズルが形成されたノズル面をそれぞれ有し、
前記第1の吐出部、前記第2の吐出部又は前記第3の吐出部のノズル面を払拭する払拭部材を備え、前記払拭部材に前記希釈液を付与してノズル面を払拭する
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記第3の吐出部は、ノズルから前記希釈液を染み出させる動作を行い、ノズルの周囲に前記希釈液を留めることが可能であり、
前記払拭部材は、前記第3の吐出部のノズル面を払拭して、留められた前記希釈液を保持し、前記第1の吐出部のノズル面及び/又は前記第2の吐出部のノズル面を払拭する
ことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記第3の吐出部は、前記希釈液を吐出する動作を行う駆動手段を有し、
前記駆動手段は、7kHz以下の駆動周波数でノズルから前記希釈液を染み出させる動作を行う
ことを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記インクは、有機溶剤を主成分とする
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
紫外線を照射する照射手段を有し、
前記インクは、紫外線硬化型インクである
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記第1の吐出部及び/又は前記第2の吐出部をキャップするキャップ部材を有し、
前記第3の吐出部は、前記希釈液を前記キャップ部材に吐出し、
前記キャップ部材は、前記希釈液を保持した状態でキャップする
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
前記希釈液は、水である
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
前記希釈液は、洗浄液であり、前記洗浄液は、有機溶剤、界面活性剤及び水を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
Tシャツ、トートバッグ、帽子等に直接印刷するインクジェットプリンター、いわゆるガーメントプリンターが知られている。
【0003】
特許文献1では、所定の水性インクを付与して画像を形成する工程と、樹脂を含む所定の後処理液を付与する工程とを備えたインクジェット記録方法が開示されている。特許文献1によれば、高速印刷においても後処理液やインクの転写汚れによる画像品質の低下が防止され、良好な耐擦性が確保できるとしている。
【0004】
また、特許文献1では、水性インクを付与して画像を形成する工程の前に、記録メディア上に前処理液を付与する工程が開示されている。前処理液を付与する工程を備えることで、前処理液が水性インクと凝集/増粘作用を引き起こし、低吸収被記録メディアの塗工紙においても高品質な画像が得られると記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前処理液とインクの吐出を1台の装置で行う場合、前処理液を塗工する工程の後に、前処理液が霧状のミストとして残り、ノズルの周辺や系内に付着する問題が生じる。付着した前処理液とインクが反応することでインクが固化し、汚染が生じる。特に、ノズルの周辺が汚染されていると吐出不良が生じ、良好な画像が得られない。このため、汚染が生じないように、ノズルの周辺に付着した前処理液を清掃することが必要になる。この他にも、ノズルの周辺を清浄に保つことが求められる。しかし、洗浄液などを用いるためには、装置に追加工を加える必要があり、製造コストが増加する問題が生じる。
【0006】
そこで本発明は、ノズルの周辺を清浄に保つことができ、製造コストの増加を抑えた液体吐出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の液体吐出装置は、記録媒体にインクを吐出する第1の吐出部と、前記インクが吐出される箇所に前処理液を吐出する第2の吐出部と、希釈液を吐出する第3の吐出部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ノズルの周辺を清浄に保つことができ、製造コストの増加を抑えた液体吐出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る液体吐出装置の各カバー部材が閉じた状態の斜視図である。
図1の液体吐出装置の平面図である。
液体吐出装置の各カバー部材が開いた状態の斜視図である。
図3の液体吐出装置の平面図である。
ヘッドの構成例を説明するための平面概略図(A)及びノズル配置の一例を説明するための平面概略図(B)である。
払拭部材に希釈液を付与する一例を説明するための断面概略図である。
キャップ部材の一例を説明するための断面概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る液体吐出装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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